2017年06月22日
梅雨の時期の食中毒の予防
こんにちは しんしろ助産所です
昨日は警報が出る程の土砂降り、河川の水位も高くて心配しました。
今日は雨もやみましたが、湿度は高め
この時期特有のジメジメ感があります。
梅雨をはさんだ5月~9月は、食中毒が多く発生する時期
テレビで集団食中毒などのニュースが流れますが、
お肉や魚を生で食べたりしなければ大丈夫と思っている方もいるかもしれません。
しかし、それだけが原因ではありません。
食中毒の原因は細菌によるものとウイルスによるもの。
梅雨時の食中毒の多くは細菌によるものが多数を占めています。
そこで、細菌性の食中毒予防についてまとめました。
細菌性の食中毒は、肉や魚、たまごなど食品の中で繁殖した菌が、
食品と共に体内に取り込まれることでさらに増殖し、
腹痛や下痢、嘔吐、発熱等の症状があらわれます。
【予防の3原則】
つけない
調理前に手指を清潔にし、調理物品(包丁やまな板など)はしっかり流水で洗い流す。
食器は清潔な乾燥した布巾を使う。食器洗浄乾燥器も有効
増やさない
肉・魚・野菜等生の食品は冷蔵庫で管理する。生ものは早めに調理して食べること。
調理後長く放置すると、再び菌が増殖する
冷蔵庫の開閉や食品の入れ過ぎに気を付け、温度管理をしっかりとする
やっつける
生ものは控え、火をしっかり通して食べる。肉・魚。卵などはしっかりと中まで火を通す。
75℃で1分以上加熱すると細菌の多くは死滅する。
食中毒を起こす主な細菌である、サルモネラ菌、ブドウ球菌、腸炎ビブリオ等は
65℃以上の加熱で死滅するといわれている。
赤ちゃんのいる家庭では、夏場の哺乳瓶に要注意!!
哺乳瓶を使用後、洗浄するときは、乳首や瓶の接続部分をしっかり洗い、汚れを落とすこと
使い終わったら、きちんと洗い、消毒して保管するのがベストです。
食中毒が心配なこの時期ですが、正しい知識や予防法を知ることで
ある程度は防ぐことができます。
食品の取り扱いに十分に注意し、家族みんなが安全安心に食せるよう心がけましょう