2019年12月17日

乳腺炎

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


授乳期に起こりやすいトラブルの一つに
乳腺炎があります。

乳腺炎には大きく分けて2種類あります。
一つは「うっ滞性乳腺炎」、
もう一つは「感染性乳腺炎」です。


「うっ滞性乳腺炎」は乳汁が何らかの原因で
滞ってしまった状態をいいます。

お母さん方は自分の食べたもの、
例えばケーキやチョコレート、揚げ物などにより
詰まってしまったと自分を責めがちですが
関連性の有無は はっきりしていません。

むしろ、来所された母子の様子から
●授乳間隔があいてしまった、
●外出先で授乳・搾乳ができなかった
●赤ちゃんが鼻づまりでうまく吸えない
●白斑ができており、そこから乳汁が出ない
などが主な原因のように感じます。


「感染性乳腺炎」は授乳の際、
赤ちゃんの口を介して
細菌感染をすることで発症します。
赤ちゃんに噛まれるなどで 乳頭にできた傷口から
感染を起こすことが多いようです。

白斑や乳頭にできた水疱を 無理に破ったり
針で突くなどした場合も感染のおそれがあります。

症状としては、乳房の腫脹、疼痛、熱感、硬結、
発赤に加え38℃以上の高熱の持続を伴います。
感染性乳腺炎が強く疑われる場合は
搾乳だけでなく、医療機関への受診が必要です。


赤ちゃんが風邪をひきやすいこの時期、
うまく吸えないことによる乳頭トラブルが
起こりやすくなります。

1回の授乳量が減った場合は 授乳回数を増やす、
スッキリしない場合は搾乳をする、
浅飲みを避けるなど
予防と対策をおこないましょう。
そして改善しない場合は早めにご相談くださいねflower01


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Posted by しんしろ助産所 at 15:55│Comments(0)おっぱい
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