2017年09月29日
搾乳の取り扱い
こんにちは しんしろ助産所です
気候は涼しくなり、過ごしやすくなりましたが
O157に引き続き、
先週はサルモネラ菌による
食中毒のニュースがありました。
目に見えないものだからこそ

気候は涼しくなり、過ごしやすくなりましたが
O157に引き続き、
先週はサルモネラ菌による
食中毒のニュースがありました。
目に見えないものだからこそ
抵抗力の弱い小さなお子さんをもつ家庭は
特に心配ですね。
授乳期のお母さんからも
搾乳の取り扱いについて
質問をお受けすることがあります。
搾乳を取り扱う際は
授乳期のお母さんからも
搾乳の取り扱いについて
質問をお受けすることがあります。
搾乳を取り扱う際は
どのようなことに気をつけ、
どの程度保存が可能なのでしょうか?
どの程度保存が可能なのでしょうか?
母乳は、直接飲みとってもらうのが最善ですが、
搾乳を与える必要がある場合は
以下のことに気をつけましょう。
①母乳の保存方法や温め方によって成分に違いが出ます
新鮮母乳と冷凍母乳には細胞成分に違いが生じます。
直接授乳に最も近い成分の母乳を与えるには、
搾乳した母乳を冷蔵や加温をせずに、
そのまま直ぐ与える方法が一番です。
あらかじめストックをしたものを飲ませる場合の解凍は、
冷蔵庫内の自然解凍や流水解凍をすると 免疫が壊れにくいようです。
温める場合は37℃未満 (体温程度) とし、
電子レンジの使用や熱湯による湯せんは避けましょう。
加温後残したり、飲ませなかった母乳は廃棄しましょう。
②母乳中の細菌数を減らすには
●搾乳器を使う場合は説明書をよく読み、部品の扱いに気をつけましょう
●搾乳前に流水と石けんで手を洗い、爪もきれいにしましょう
●哺乳びんや搾乳器は消毒し、カップの内側を触らないようにしましょう
●搾り始めの搾乳を捨てたり、乳頭や乳輪を石けんで洗う必要はありません
③搾乳の保存の目安

上記がガイドラインです。
ただし家庭での冷蔵庫・冷凍庫や室温の温度管理は難しく、
衛生面にどうしても不安は残るため
表記されている期間よりも早めの使用を勧めています。
解凍したものを再冷凍しないことも大切です。
気をつけましょうね
