2016年06月30日
BMAL1(ビーマルワン)を知ってますか
こんにちは しんしろ助産所です
久しぶりに晴れたものの 蒸し暑い1日でしたね。
梅雨明けにはまだまだ間がありますが
この時期、食中毒や熱中症には要注意!
手洗いをよくして、体調を崩さないよう気をつけましょうね
さて、妊婦健診で体重増加の気になる妊婦さんは結構見えます。
増えすぎても、増えないのも困りものですが、生活を見直すと
ウェイトコントロールが上手くいくことがあります。
今日のタイトル、BMAL1は身体に備わっている
20種類ほどの体内時計遺伝子の一つで、
身体の脂肪を貯める酵素を増やす働きのあることが分かってきました。
BMAL1は他の時計遺伝子とは反対に、夜増えて、昼間減る
というリズムがあり、これは昼間、活動して使ったエネルギーを
夜の間に補填するためといわれます。
一番多いのが夜10時から深夜の2時、減っているのが午後2時~3時。
遅い夕食では寝るまでにあまり時間がないので、食後に上がった血糖が
エネルギーに使われることなく、夜間に多いBMA1により脂肪に
変わってしまいます。
食事をして上がった血糖が下がるのは食後2時間位。
BMAL1がピークになる夜10時から2時間前の8時までには
夕食を食べ終えていたいもの。
そこから2時間は眠らず、起きているといいことが分かりますね。
また、脂肪を貯めるように働くBMAL1は、朝日を浴びることで減ってくるそう。
早起きをして日光に当たることもウェイトコントロールにつながります。
体重増加が気になる時には、食事のとり方や、寝る時間を見直してみると
効果がでるかも知れませんね。
2016年06月29日
人見知りをしない赤ちゃん

我が子の人見知りが激しくて困るママがいる半面、
人見知りをしないことを心配するママもみえます。
「人見知り」とは
ママと他人を区別できるようになった上で、
他人に「近づきたい気持ち」と「怖いと感じる気持ち」
が葛藤することで起こると言われています。
そのため、「人見知りは順調な成長の証」
と考えられています。
でも、中には人見知りをしない赤ちゃんもいます。
では人見知りをしない理由とは
何なのでしょうか?
◆うまれ持った気質
もともととても社交的で、
物怖じしない性格の赤ちゃんは、
あまり人見知りしないことが多いようです。
他人に対して「怖い」という気持ちが少なく、
堂々とコミュニケーションをとることができる子
なのかもしれませんよ。
◆大勢の人と接する機会が多い
大家族に生まれたり、
他人と触れ合う機会が多かったり、
生後間もない頃から保育園生活・・・など、
月齢が低い頃から大勢の人と
接する機会が多い赤ちゃんの中には、
人見知りしない子もいるようです。
中には人見知りがあるのに 気付いていないだけ
ということもあります。
大泣きをすればわかりやすいのですが、
ただ表情が固まっているだけだったり、
他人と目線を合わせないだけ
という静かな表現をする場合もあります。
実際、助産所でもママが駐車場から
自動車を移動してくる短い間、
赤ちゃんを預かっていることがあります。
そんな時、ママの行方を真剣に見つめていたり、
顔がこわばっているのを 感じることがよくあります。
戻ってきたママに抱かれて ほっとした表情を見て、
「ああ、本当は緊張していたんだな・・・」
と健気な気持ちを感じます

何か障害やサイレントベビーなどの疑いがある場合は
●目線を合わせない
●あやしても笑わない
●後追いをしない
など、人見知り以外にも 感情表現の乏しさが目立ちます。
そんな時は専門機関に相談してみましょう。
人見知りをしないことだけに注目して
「何か障害があるのでは・・・」
「私の育て方が悪いのでは・・・」
と心配しすぎないでくださいね。
2016年06月28日
妊娠中の運動

昨日とはうってかわり、今日は雨

気温が上がらなかったせいか、蒸し暑さもなく、少し肌寒いくらいで
過ごしやすい一日になりました。
さて、
『妊娠中に運動ってどのくらいしたらいいの?』 と聞かれることがあります。
マタニティスイミングやヨガ、エアロビクスなど、妊娠中の運動も勧められており、
経過が順調で主治医の許可があれば、
運動は妊婦さんにとって健康維持や増進に良いことだといわれます。
適度な運動は、体重コントロールや気分転換がはかれ、
持久力もつくので、出産に向けた体力を蓄えることにもつながります。
他にも、良質な睡眠がとれ、腰痛や便秘、むくみの改善などの効果が
あったという方も

妊娠中の運動は、有酸素運動がベスト!
有酸素運動は、リズミカルに、繰り返し身体を動かし、酸素を使って
体内にエネルギー源として蓄えられた脂肪を燃やす運動のことで、
ウォーキングやエアロビクス、水泳などがあります。
効果をあげるには20~30分続けて運動する必要があります。
有酸素運動により酸素を取り込んでエネルギーに変える力をつけることは
ママにも赤ちゃんにもメリットがあるといわれます

なかでも、妊婦さんが簡単にできるのはウォーキング

適切なウォーキングのポイントは、
・ウォーキングの前後には軽いストレッチをする
・歩くのに適した、サイズの合った靴を選ぶ
・腕を大きく振って歩く
・背筋を伸ばした正しい姿勢
・自分にあったペース
・疲れたり、気分が悪い場合は休むこと
出産や産後や育児は、思っている以上に体力を使います。
産後に向けて、今から体力をつけていきましょう。
ただし、心疾患、呼吸器疾患などの合併症がある方や、
妊娠中の切迫流早産などの合併症がある場合は勧められません

どんな運動にしても、必ず主治医の許可を受けてからはじめましょう。
日本臨床スポーツ医学会学術委員会が『妊婦スポーツの安全管理基準』を出しています。
こちらも参考ください。
2016年06月27日
妊娠中の動悸

妊娠中はつわりや眠気、便秘や腰痛など、
マイナートラブルといわれる様々な症状が表れることがあります。
その中で、全妊婦さんの約半数の人が経験するといわれる
「動悸」についてお伝えしたいと思います。
急に心臓がドキドキ、息苦しい感じがすると
「心臓の病気・・・?」と心配になりますね。
妊娠中の動悸はいろいろな原因が考えられます。
まず妊娠初期
●ホルモンバランスの変化
妊娠によって増加するプロゲステロンの作用により起こることがあります。
妊娠初期から後期、全期間を通して起こり得ます。
●血液量の増加
妊娠すると赤ちゃんに栄養を送るため、母体の血液量が1.3~1.5倍に増えます。
赤ちゃんが大きくなるに連れて心臓に負荷がかかり、動悸を感じやすくなります。
●貧血
妊娠すると血液量が増えることで血液が薄まり、貧血になりやすくなります。
貧血に伴う症状として動悸や息切れが起こることがあります。
妊娠中期から後期にかけて。
●母体の変化
子宮が大きくなるにつれて肺や横隔膜が圧迫されるために起こりやすくなります。
予防のためには



猫背の人は胃や肺を圧迫してしまいがちなため。

身体を冷やさない。
長時間の同じ姿勢を避ける。
足を高くして寝る。
足湯やストレッチなども・・・
動悸を感じたときは、横になって休むのが一番です。
妊婦さんが最もリラックスできる、体の左側を下にした
「シムス位」がおすすめです。
妊娠中の動悸のほとんどは生理的なものですが、
症状がひどい、長い間治まらないなどの場合には
かかりつけ医に相談しましょう。


1ヶ月のKちゃんとAちゃん、双子の姉妹

お腹もいっぱい。
おひなまきのようにくるむと並んでスヤスヤ

なんとも微笑ましいですね

2016年06月24日
偏食を減らすには
こんにちは しんしろ助産所です
子どもに食べ物の好き嫌いがあると、栄養が偏ったり、学校にいって
困ったりしないか心配になりますね
かくいう私も偏食が激しくて、肉や魚が食べれず、いつも給食では
最後まで残されました。
何とか食べられるようになったのは看護学校に入ってから・・・
子どもにはそんな体験をさせたくなくて
小さなころからいろんなものを食べさせてきました。
それが功を奏したのか、私のように給食で残されることなく育っています。
好き嫌いを減らしていくには、いろいろな食べ物や食べ方を
経験するが大切だそう。
最近の研究では、小さい頃から様々なものを口にしてきた子どもほど、
より多種類の食べ物が食べられることが分かってきました。
子どもは食べたことがなかったり、知らないものは食べたがらないもの。
好き嫌いを減らすには、食材に興味を持たせることもポイントです。
子どもの嫌いな野菜にあがるピーマンやトマトも、自分で育てたり、
収穫したり、触ったり、臭いをかいだりしても興味がわきます。
自分でつくることも食べようという気持ちにさせてくれます。
ただ、いきなりは無理なので、子どもの様子をみてすすめていきましょう。
苦手なものをすりおろしたり、みじん切りにして
食べさせるという話も聞きますが、子どもの気持ちを大切にして
自分から食べるように促していきたいですね。
栄養はいろんな食べ物からとることができます。
好き嫌いがあるからといってすぐに栄養が偏ることはありません。
好き嫌いを減らそうとして力んでも、楽しい食事ができません。
嫌いなものを強要しても、さらに嫌いになるだけです。
食事は本来楽しいもの。
量が少なくても、食べきったらほめ、楽しく食べる雰囲気を大切に
いろんな食品が食べれるようになるといいですね (^O^)/
2016年06月23日
子どもと虫よけ剤

今日も蒸し暑いですね

最近コバエも増えているようで
ちょっと憂鬱です・・・。
先日のブログにも 「虫よけ対策」 を載せましたが
今日は虫よけ剤について調べてみました

虫よけには、スプレー ・ シール ・ リングなど
様々なタイプがあります。
外出時はベビーカーにリングタイプをつけて。
何でも舐めたがる時期は服の背中にシールタイプ、
全身を守るならスプレータイプ・・・というように
年齢や状況に応じた対策をしましょう。
ただし、「子どもの身体に影響するのではないか・・・?」
気になるところですね。
そんな時は成分欄に 「ディート」 と記載のないものを
選ぶようにしましょう。
「ディート」 とは、虫よけの成分の一つなのですが、
国民生活センターのホームページには、
「ディートは一般的には毒性が低いとされているが、
まれに体への影響がある」
と報告されています。
そのため、子どもの虫よけを選ぶ場合には、
ディートフリーのものを選びましょう。
特に指しゃぶりのような習慣がある場合には、
体についた虫よけが口に入ってしまう可能性もあります。
そのことも十分に考慮しながら、
安全なものを選んであげるようにしましょう。
蚊はハーブのにおいを嫌うため、
天然アロマ成分の虫よけも売られています。
ハッカやレモングラス、カモミール、ローズマリー、
ティートゥリーなどは虫よけ効果があるアロマの代表。
天然アロマの虫よけ剤は市販されていますし、
アロマオイルを組み合わせて 手作りすることも可能です。
ただ、「天然成分なら安全」 「アロマはすべて肌に優しい」
という訳ではありません。
購入する際は 「赤ちゃんにも使えます」
の表示を確認しましょう。
また、自分で作る場合は
・専門家の指示に従って成分・容量・使用期限を守る
・自信のない時は直接肌につけず、衣類に噴霧する
などを守って安全に使用しましょう



左からKくん2才、Sくん2ヵ月です


弟のSくんはしんしろ助産所のオープンシステムを
利用して生まれました。
あまりにも顔が似ていて、微笑ましくなります♪
弟の誕生に立ち会ったお兄ちゃんは
弟のおむつを持ってくるなど、
ママのお手伝いや弟のお世話もしてくれるそうです

うれしいね

2016年06月22日
よく泣く赤ちゃん

『うちの子は泣いてばかりで大変

ママが口にしているのを耳にすることがあります。
だっこしたり、あやしたりなど、いろんなことをしても
泣き止まない時ってありますよね。
泣き止まない時は、まずは何が原因かを探してみましょう。
・おむつは汚れてないかな?
・おなかはすいてないかな?
・喉が渇いてないかな?
・眠いのかな?
・暑い?寒い?
・熱はないかな?
・体調はどうかな?
などをチェックしてください。
おむつを替えて、おっぱいあげて、熱もない、
特に問題なければ大丈夫

赤ちゃんは5か月ごろまではよく泣き、昔は、疳の虫がいるなど
といわれていました。
最近では 『PURPLE Crying』 ともいわれます。
P:Peak of crying (泣きのピーク)
U:Unexpected (予想ができない)
R:Resists Soothing (なだめることができない)
P:Pain-like fase (痛そうにする)
L:Long Lasting (長く続く)
E:Evening (夕方に多い)
それぞれの頭文字をとったもので、どこの国でも同じように悩んでいる方が
みえるのが分かると思います。
この PURPLE Crying の時期には、何をしても泣き止まない時があります。
泣き止まないのは、誰のせいでもありません

泣き止まなくて困ったときの対応としては、
抱っこする、おむつを替える、おっぱいをあげる が基本ですが、
他にも
・おなかの中にいた姿勢のように赤ちゃんの背中を丸めたCカーブの状況で抱っこする
・やさしく揺らす
・おくるみでおひなまきをする
・スリングを使ったり、おんぶをする
・外にでて散歩
・赤ちゃんがおとなしくなる音を聞かせる
(携帯アプリにもありますが、掃除機音、ドライヤー音、テレビのザーザー音、
ビニールをこすり合わせる音など)
等があります。
赤ちゃんが泣くのは自然なこと、Purple Crying には必ず終わりがあります。
パパや家族みんなでこの時期を乗り切っていきましょう。

2016年06月21日
おっぱいを卒業した後のくせ

母乳育児の子にとって成長過程のひとつでもある
“おっぱいからの卒業”
その時期やきっかけは人それぞれですが、
その後、意外に多いのが
「ママの体のどこかを触る癖が始まった」という子。
というのも・・・
我が家では、おっぱいを卒業するよりも前に
授乳回数が夜寝る前の1回に減った頃から始まりました。
夜寝る時や抱っこをした時など、決まって
首元から服の中に手を入れて胸の辺りを触ります。
「どうして?」 と聞くと
「あったかいから


そして、助産所にみえるママ達の話を聞いていて
同じような経験をされている方が多いことに気づきました。
胸を触る子もいれば、腰の辺りや耳たぶなどを
触る子もいました。
他にも、お腹やほっぺというお子さんも・・・
おっぱいを卒業したあと、
代わりの方法でママの肌のぬくもりを確かめることは
子どもからすれば落ち着きが得られるのでしょうね。
中には 「四六時中」 とか 「所構わず」 で
困ってしまうという方もいらっしゃいます。
苦痛に感じても、怒ったり、むげにはねのけたりするのは
子どもの気持ちを考えれば控えたいものです。
ある程度言葉でコミュニケーションが取れるようなら、
「こんな時はダメだよ」 「・・ならいいよ」など
時と場所を選ぶことを伝えていきましょう。
今は大変でも、後から振り返るとわずかな期間です。
叱られてやめた記憶より、成長とともに、いつの間にか治まっていた
といえるようになりたいものですね。
2016年06月20日
母子手帳を家族で共有
こんにちは しんしろ助産所です
雨が降らなかったものの、今日は蒸し暑い一日でしたね。
湿度計をみると70%の不快マーク
天井のファンをまわしてようやく65%に・・・
室内でもこんなですから
水分をよくとって、熱中症にならないように気をつけましょうね。
さて、今日は家族で共有できる母子手帳アプリ「KAZOC」を紹介します。
商品の説明をするようでなんですが・・・
私は新聞のコメント欄で知りました。
すごいのは、家族のIDでアクセスできるところ。
里帰りや海外赴任などで夫と離れていたり、
両親が遠方にみえる場合にも胎児の動画や赤ちゃんの情報を
スマホを通じて伝えることができます。
どにいても簡単にみることができるのも嬉しいところ。
離れていても、健診や子どもの成長を家族で共有できます。
すぐにとんで行ける距離に住んでいなくても、赤ちゃんの様子が
分かれば親としても安心です。
写真や育児日記だけでなく、子どもを主人公に家族の投稿が
タイムライン表示されるのも嬉しい機能。
技術が進歩して、以前には考えられなかったことがこうして
実用化されていくのは嬉しいですね
2016年06月17日
虫よけ対策
こんにちは しんしろ助産所です
今日は梅雨の最中の晴れ
雨よりはいいけど、湿度は高く暑いですね。
暑くなるこれからの時期、気になるのが虫さされ
小さなこどもの肌は、柔らかく抵抗力も弱いため、
蚊に刺されただけでも真っ赤に腫れたりすることもあります。
かゆくてぐずったり、ひどい時はとびひになったりすることも・・・
近年、デング熱やジカ熱、日本脳炎など蚊を媒体とした感染症も話題になっています。
こどもがかかったら…と考えるだけでも心配
これからの時期、しっかり虫よけ対策をしてこどもの肌を守ってください。
気を付けたい虫をあげると
・蚊、ダニ、ノミ、毛虫(主にかゆみが強い)
・ブヨ、アブ(痛痒い)
・ハチ、ムカデ(痛い)
等があげられます。
虫よけ対策としては
①外にでるときには、肌の露出部分を少なくする
②虫の好む黒っぽい服装を避ける
③虫よけスプレーやローションの利用
④汗をこまめにふく
⑤水たまりや池などを避ける
⑥朝や夕方などの虫の出る時間帯には外出を避ける
等…
虫が多そうなところは避けるのが一番ですが、いつどこで刺されるかがわかりません。
外出時だけでなく、家の中でも蚊取りなども利用し、対策をしていきましょう。

2016年06月16日
産後の体重が減らない・・・

産後、赤ちゃんの体重分と羊水・胎盤などをあわせて
4~5kgは落ちているはず・・・
と思って体重計に乗ったら、
がっかりすることがあります。
「産後はすぐに体重は元通りになる」
「母乳だと体重が戻りやすい」とよく聞きますが、
思ったように体重が減らないのはなぜなのでしょう?
1.一時的なむくみ
出産によって水分バランスが急激に崩れることで
必要以上に水分を溜め込もうとしてむくむことで
すぐに体重が減らないことがあります。
2.代謝の低下
妊娠中は気付かないうちに 筋肉が落ちていることがあります。
全身の筋肉量が少ないことで代謝も悪くなりがちに。
特に腹筋が弱っていると 下腹部に脂肪がつきやすくなります。
3.不規則な生活と食生活の変化
新生児期の赤ちゃんは授乳時間が不規則なため
空いた時間でドカ食いをしたり 間食をしたり
不規則な食生活になっていることがあるので気をつけて。
また、母乳のみで育てているママは
それだけで1日に500kcalを消費します。
そのことに安心して必要以上に食べ過ぎていることも・・・。
さらに妊娠中の食事制限の反動から
必要以上に食べてしまっている場合もありますね。
はやく妊娠前の体重に戻りたい!!
女性なら誰でも願うことですが、
急激に体重を減らすことは
子育てに必要な体力を保持できなくなったり
おっぱいの分泌を悪くしてしまいます。
運動と食生活の見直しをおこないながら
産後6ヵ月を目安に健康的に体重・体型を
戻していきましょう

2016年06月15日
胆道閉鎖症と便色カード

母子手帳にある便色カードをご存知ですか?
これは「胆道閉鎖症」という病気の早期発見のため、
色の共通基準として、2012年4月から母子手帳に収載されたものです。
胆道閉鎖症とは新生児1万人に1人の割合で生まれる原因不明の病気。
肝臓から胆汁を腸へ流す「胆管」が
何らかの原因で塞がれてしまい、胆汁が流れなくなります。
気がつかずに病気が進行すると、
肝臓内にうっ滞した胆汁によって肝硬変になったり、
脳出血などの合併症を起こし、命取りになりかねない病気です。
胆道閉鎖症は便の色の元である胆汁が
腸へ流れないため便の色が薄くなります。
よく「灰白色」 「白っぽいうんち」と表されることが多いのですが、
実際には、薄い黄色・薄い緑色・レモン色・メロンパンの色
・クリーム色・薄いうぐいす色など、必ずしも「白い」色ではありません。
そこで便色カードを参考に
「生後4か月くらいまでは便の色に注意し、
1~3番の色の薄い便の場合は受診しましょう」
と言われます。
ただ、便色カードをみても
「4番くらいだと思うけど大丈夫かな?」
「時々薄いような気がするけどどうかな・・・」
と判断に迷い、心配されるママも少なくありません。
そんなときは、便の色とともに
その他の症状もあわせてチェックしてみましょう。
●便の色が徐々に薄くなっていないか。
4番だから安心というわけではなく、その後、
便の色が1~3番に近づかないか注意します。
5~7番へ一旦色が濃くなる場合は、
その時点での可能性はまずないのですが、
生後4か月くらいまでは注意しましょう。
●おしっこの色が濃くないか。
赤ちゃんの尿は無色透明ですが、胆道閉鎖症の場合、
尿が濃い黄色や茶色っぽくなります。
●生後からの黄疸が引かない、または強くなってきていないか。
赤ちゃんの黄疸には生後間もない頃に起こる新生児黄疸や
生後2~3か月続く母乳性黄疸があり、胆道閉鎖による
病的な黄疸と区別しにくいことがあります。
通常なら成長と共に引いてくる黄疸が徐々に強くなる、
1ヶ月以上続く場合は要注意です。
便色カードを活用し、心配な時はかかりつけ医などに相談しましょう。
2016年06月14日
かわいいおきゃくさま♪
こんにちは しんしろ助産所です
今日は 「晴れ間が広がり暑くなりそう」
との予報とはウラハラに空は雲で覆われ、雨が降ったり止んだり・・・
プール開きや水遊びを楽しみにしている
子ども達はがっかりしてるかな?
そんなあいにくの天気の中、
助産所にはかわいいおきゃくさまが来てくれました
3ヶ月のTくん
最近よく笑ってお話もしてくれるそう。
今日もとってもご機嫌
ニコニコの笑顔をみせてくれました
また来てね
助産所オープンシステムを利用して
生まれたKちゃん。 3ヶ月になりました
思わずお姉ちゃんの名前を呼んでしまいそうなくらい
おねえちゃんによく似ていてびっくり
これからの成長も楽しみですね
こちらもオープンシステムを利用して
生まれたRちゃん。 2歳になりました
「はいポーズ ニコニコ笑顔で
」
リクエストにもバッチリ応えてくれました
しっかりもののRちゃんです。
2歳のYくん
身体測定に来てくれました。
母子手帳を大事に持って
「どうぞ」 と差し出してくれてびっくり
両手の人差し指を合わせる
いつものポーズで はい チーズ
・・・のはずが写ってなくてごめんなさい
2016年06月13日
赤ちゃんのでべそ

生後1ヵ月の赤ちゃんのママから
『この頃おへそが出てきたけど大丈夫ですか

へその緒が取れてからは普通だったのに、気が付いたら少しプクッと出てきていたようです。
でべそは本来へこんでいるはずのおへそが 外側に出ている状態のことで、
大きさは人によって違います。
泣いたり、ウンチをしておなかに力が入るとふくらみ、
抑えると一時的に引っ込みますが、また出てきます。
パンパンに膨らむと心配ですが、破れたりすることはないので大丈夫です。
妊娠中の胎児は、へその緒でママから栄養や酸素をもらっており、
へその緒がついているため、腹筋と腹筋の間に臍輪 (さいりん) という穴が開いています。
通常生まれてからへその緒が取れると、徐々に臍輪も小さくなるのですが、
閉じるのが遅くてその穴から腸が飛び出すため、でべそになります

でべそは赤ちゃんの5~10人に 1人くらいの確率で見られますが、
赤ちゃんが寝返りやはいはいができるようになってくると 腹筋が発達して次第に小さくなり、
2歳ごろまでに約9割の赤ちゃんが治るそうです

以前は5円玉などをおへそにあてテープで固定することもありましたが、
今では感染の危険もあるので行なわずに
そのまま様子を見ることが多いようです。
新生児にはでべそは比較的多くみられます。
多くは自然に治りますし、治らない場合も比較的簡単な手術で済みます

まずはかかりつけの先生と相談し、見守っていきましょう。

2016年06月10日
梅雨の晴れ間
こんにちは しんしろ助産所です
今日は梅雨の晴れ間
朝から晴れたのは嬉しいけれど、
湿度も上がって少し動いただけでも汗がにじんで蒸し暑い日になりましたね。
助産所の湿度計も60%超えました。
梅雨の晴れ間は梅雨前線の位置によって2つのタイプに分かれるのだそう。
1つは梅雨前線が南下して晴れる今日のようなタイプ。
前線の北側、大陸の乾いた空気が入ってくるのでカラッとしているのが
特徴とありましたが、なぜか今日の蒸し暑さからは?
もう一つは前線が北上して晴れるタイプ。
太平洋からの、蒸し暑い空気が入って、ジワーツとした暑さが特徴とか
同じ温度でも、不快感が増します。
夜になっても、暑さは続きムシムシすることもあるのだそう。
いずれにしても、梅雨の晴れ間は嬉しいもの。
洗濯物も外に干せるし、乾燥機にかける手間もありません。
生乾きの臭いも嫌なものですが、その心配も無用。
他に、布団を干したり、ジーパンやシーツなどの厚もの大きなものも
洗えるので気持ちよく過ごせます。
散歩やウォーキングで日ごろの運動不足も解消できそうですね。
子どもたちも外遊びは楽しそう
先日は、ササユリが咲いているのをみかけました。
蛍が飛んでいるのをみたのもこの頃。
季節を楽しみながら、梅雨の晴れ間を上手く使って、気持ちよく過ごしましょう。
2016年06月09日
赤ちゃんが産まれました♪
こんにちは しんしろ助産所です
昨夜、聖隷三方原病院のオープンシステムを利用して
今年度8人目になる赤ちゃんが産まれました
予定日にはまだまだ日があったので
はじめ、ママは陣痛がきたとは感じなかったそう。
でも、なんか変・・・
寝てると楽なのに、動いていると痛みがあって
もしかしたら陣痛!
半信半疑で助産所に連絡をいただきました。
お姉ちゃんもお兄ちゃんも赤ちゃんが産まれると
きいてとても嬉しそう
ママのそばで団扇で扇いだり、背中や腰をさすったり
お茶をママに差し出したりして応援してくれました。
ママも痛みが和らぐよう
赤ちゃん誕生を家族みんなで迎えることができました。
おめでとうございます。
2016年06月08日
子どもの寝相

いつの間にか 布団から転がり出て 床で眠っていたり
朝起きたら 頭があるはずの場所に足があったり
とにかく子どもの寝相って 大抵悪い・・・

この季節は特に 掛け布団を蹴ってしまうことも多く
風邪をひくのではないかと 心配になります

でも結論から言うと
寝相が悪いのは 脳がしっかり休めている証拠だとか?!
人の睡眠には 「レム睡眠」 と 「ノンレム睡眠」 があります。
中でもノンレム睡眠には
「徐波睡眠」 という特に深い眠りがあります。
子どもは、この 「徐波睡眠」 が大人よりも長いそう。
徐波睡眠の状態では 大脳が休んでいるため
姿勢を保ったり 体の位置を認識することができなくなります。
そのため、布団から這い出てしまったり
びっくりするような寝相で 寝ていることもあるのです。
睡眠の質が悪いと徐波睡眠が少なくなり、
大脳が深い休息をとれなくなります。
つまり、
寝相が良い=大脳が休息できていないかもしれない
寝相が悪い=脳がしっかりと休めている
ととらえれば
寝相が悪い子どもの方が むしろ安心といえるのかもしれません。
ただ、お布団から転がり出ても体調を崩さないよう
着衣を工夫するのも一法ですね

2016年06月07日
赤ちゃんのへその緒

お腹の中で赤ちゃんとママをつないでいたへその緒。
赤ちゃんが無事生まれ、役目を終えた後は
赤ちゃんのおへその近くで切って、その後、
へその緒は乾燥して徐々に取れていきます。
入院中に取れる子もいれば、取れずに
へその緒がついたまま退院を迎える赤ちゃんも多くいます。
そんなママ達の多くは、
「へその緒がついたまま帰るのはちょっと心配・・」
と言われます。
「痛そうで触るのがなんとなく怖い・・・」
「いつ取れるの?」
「どうやってとれるの?」
「何に気をつけたらいいの?」 などなど・・
赤ちゃんのへその緒は、一般的には生後2~3週間、
へその緒が乾燥することでおへその根元から徐々に取れていきます。
無理にとろうとしなくても自然とポロッと取れるものです。
なかなか取れないと心配になるかもしれませんが、
自然に取れるまで、出産施設で教えてもらった
ケアを行い様子を見ましょう。
退院後のおへそで注意が必要なのは
・黄色い膿が出る
・悪臭がする
・おへその周りが赤く腫れる
これらはおへその感染が考えられるため
早めに病院を受診しましょう。
時々出血することがあり、これも心配されますが
もともと血管が通っていたためで珍しいことではありません。
少量ですぐにおさまれば心配ありませんが、
なかなか血が止まらない時は病院で診てもらいましょう。
へその緒は
「いつの間にか取れて気づいたらなくなっていた!」
という方も見えます。
取れたおへそを大切に保管したい場合は
オムツ替えや沐浴の時など注意してみるようにしましょう。
2016年06月06日
赤ちゃんのおむつかぶれ

東海地方も梅雨入り

今日のお天気はいいですが、西の方から雨雲がせまってきているよう。
おむつをしている赤ちゃんにとっても梅雨はつらい季節です。
おむつの中は排泄物がこもり、汗もでて、湿度も高くなってムシムシ状態。
おむつかぶれなどの皮膚トラブルが増える時期です。
赤ちゃんのおむつかぶれは、
おむつに触れている部分が赤くなり炎症をおこす皮膚炎のことで「おむつ皮膚炎」とも呼ばれ、
汗やおしっこでおむつの中が蒸れて、おしりの皮膚がふやけることから起こります。
おしり全体が赤くなったり、あせものような湿疹ができたりします。
赤ちゃんの肌はデリケート

バリア機能もまだまだ未熟なため、外からの刺激に弱く敏感です。
特に新生児では、おしっこやウンチも頻繁

排尿便の刺激やおむつ自体の繊維の擦れなどの刺激で起こる場合もあります。
おむつかぶれを予防するための対策としては、


(おしりふきでぬぐうより皮膚の刺激が少なくて済む)

がポイント

おむつかぶれができてしまった場合でも、程度が軽い場合は洗い流したり、
ワセリンなどを塗布するだけで簡単に治すことができます。
ただこれからのジメジメした時期、長引く場合やひどい症状の場合には、
かかりつけの先生に相談し、適切なケアをしてあげてください。

2016年06月03日
緑色の便
こんにちは しんしろ助産所です
今日はお天気になりましたが、
時折黒い雲がかかって、いまにも雨が降りそう・・・なときもありましたね。
天気予報では、お天気は下り坂で、今週末は雨のよう
衣替えも、1週間先延ばしになりそうです。
さて、ミルクの赤ちゃんでは緑色の便を出すことが多いようですが、
母乳で育っている赤ちゃんの便の色は黄色の顆粒便がほとんどです。
そのせいか、時々、緑色の便が混じってビックリしたというお母さんがみえます。
機嫌もいいし、おっぱいもよく飲んでくれて、いつもと変わらないのだけど
“大丈夫?”と気になりますね。
ほとんどの場合、すぐにオムツを取り換えることができなかったりして、酸化
が原因の何ともないことが多いです。
ただ中には、お腹一杯飲んだにもかかわらず、赤ちゃんの機嫌が悪くて
困っていらっしゃるお母さんもみえます。
乳糖の多い前乳ばかり飲ませているのが原因で、緑色の水様便が多量に
出ている場合です。
授乳スタイルは、短時間の切り替え授乳をしていたり、時間を短かくきりあげて
後乳まで飲ませていないなどです。
赤ちゃんが、緑色の便をして、お腹一杯飲んだにもかかわらず、機嫌が悪く、ギャン泣きや
黄昏泣きで困るような場合には、授乳方法を振り返ってみるのも
よいかもしれません。
育児に困るときは、一人で悩まず、助産師にご相談くださいね。