2016年06月13日

赤ちゃんのでべそ

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


生後1ヵ月の赤ちゃんのママから
『この頃おへそが出てきたけど大丈夫ですかicon10』 と相談を受けました。
へその緒が取れてからは普通だったのに、気が付いたら少しプクッと出てきていたようです。


でべそは本来へこんでいるはずのおへそが 外側に出ている状態のことで、
大きさは人によって違います。
泣いたり、ウンチをしておなかに力が入るとふくらみ、
抑えると一時的に引っ込みますが、また出てきます。
パンパンに膨らむと心配ですが、破れたりすることはないので大丈夫です。


妊娠中の胎児は、へその緒でママから栄養や酸素をもらっており、
へその緒がついているため、腹筋と腹筋の間に臍輪 (さいりん) という穴が開いています。
通常生まれてからへその緒が取れると、徐々に臍輪も小さくなるのですが、
閉じるのが遅くてその穴から腸が飛び出すため、でべそになりますicon


でべそは赤ちゃんの5~10人に 1人くらいの確率で見られますが、
赤ちゃんが寝返りやはいはいができるようになってくると 腹筋が発達して次第に小さくなり、
2歳ごろまでに約9割の赤ちゃんが治るそうですicon

以前は5円玉などをおへそにあてテープで固定することもありましたが、
今では感染の危険もあるので行なわずに
そのまま様子を見ることが多いようです。


新生児にはでべそは比較的多くみられます。
多くは自然に治りますし、治らない場合も比較的簡単な手術で済みますheart
まずはかかりつけの先生と相談し、見守っていきましょう。



  


Posted by しんしろ助産所 at 16:31Comments(0)こそだて