2023年11月28日

「白杖SOSシグナル」ってご存知ですか?

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02



「白杖SOSシグナル」というものを、皆さんご存知ですか?
私は昨日のニュースで初めて知りましたが
多くの人に広がるといいな、と思いました。

ニュースの概要は以下のとおりです。

全盲で難聴の男性が、自宅に帰る途中で
いつの間にかどこを歩いているのか分からなくなり
わらにもすがる思いで「白杖SOSシグナル」を出した。
ちょうどこの日の総合学習で「視覚障がい者が困っている合図」と、
このポーズを知ったばかりの3人の中学生がすぐに駆けつけ
事情を聴き、自宅近くまで一緒に歩いて助けたというもの。


学習を活かし、勇気を出して声をかけた中学生の子たち、
本当に偉かったなぁ、と感心すると同時に
不安だった男性も、うれしかっただろうと
心が温かくなりました。




「白杖SOSシグナル」とは
「視覚障がい者が外出先などで困ったことがあった際、
白杖を頭上50センチほどに掲げて、周囲の人にサポートを求める合図。」
のことだそうで、下のマークは「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマーク。




内閣府の説明によると、

白杖SOSシグナルを見かけたら
1.正面から「どうなさいましたか。」などと声をかけてください。
2.何に困っているのか、どのようにサポートしたらよいかを聞いてください。
3.お困りごとの内容により、ご自分の肩やひじなどに手をかけてもらい、
  ゆっくり誘導するなどサポートをしてください。

※この時、白杖を持つ手に触れないようにしてください。
※視覚に障がいのある方が路上などで危険に遭遇しそうな場合は、
  白杖SOSシグナルをしていなくても、声をかけてサポートをしてください。

とのことです。


全ての人が安全に過ごせる社会を
みんなで作っていけると良いですねflower01

  


Posted by しんしろ助産所 at 15:35Comments(0)その他

2023年11月22日

母乳やミルクの飲みが減ったと感じたら・・・

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


生後3~4ヶ月頃になると
それまでと比べて
「母乳やミルクの飲みが減ったicon
と相談にみえるママがいらっしゃいます。

「体は大きくなるのだから
 もっと飲んでもいいのでは・・・」
「どこか調子が悪いのかな・・・」
と心配になってしまいますね。


こういった現象は、
このくらいの月齢の子に時々みられます。

それは、満腹中枢が関係している可能性があるからです。

赤ちゃんの満腹中枢については、
一般的に生後3ヶ月頃から発達してくると言われますが
生まれたときから備わっているという見解もあり
はっきりしないところではあります。

ただ、それまではあげた分飲んでいたのが
自分から母乳やミルクを飲むのをやめたり、
それ以上は飲まない、
飲みたがらないときがある、など
自分で調整しているのかなという様子が見られると
やはり満腹中枢が関係しているのではと思われます。


いずれにせよ、
「飲みが減って心配icon10
というときは、まず体重測定をしてみましょう。

思ったより増えていることもあれば、
増えが少なくなっている時もあります。
原因や対応策を一緒に考えながら
経過を見ていくこともできます。

助産所では
体重測定や哺乳量測定を随時受け付けています。
不安解消のため、もし体重の増えが少ないときのため
一人で抱え込まず、お気軽にご相談くださいflower01


  


Posted by しんしろ助産所 at 13:53Comments(0)こそだて

2023年11月16日

この時期のこどもの服装

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02



数日前は夏日だったのに、急に寒くなりましたね。
あまりの寒暖差に何を着たらいいのか
毎朝迷ってしまいます。

特に子どもの場合は
「子どもは風の子っていうくらいだから
      薄着の方がいいんだよね?」
「寒さはこれからが本番なんだから、
      もうしばらく我慢させた方がいいのかな…。」
「寒くて風邪をひくと大変だからもう1枚着せようか…。」

うーん…何が正解か迷いますね。



普段から活発な子や、運動をする予定がある場合は
薄着が好ましいと思います。

でも最近の子どもは昔にくらべて
全体的に体温が低くなっているそうです。
しかも大人に比べて外気温に影響されやすいため
寒さで体温が下がりやすい傾向があります。

そのため「子どもはみんな薄着が好ましい」
とは言い切れません。

もともと、薄着で平気な子もいれば、
寒がりの子もいます。
一人一人の体温や状況に合わせた
着せ方が望ましいですね。


また最近のように急に冷え始めた時期は、
寒さに身体がなれていないために
むしろ真冬よりも寒さを感じやすい状況です。

そんな時は「まだまだ寒くなるから…」と我慢をさせず、
あたたかくしてあげましょう。

その上で、日中になって気温が上がったり、
室内に入ったら「上着を脱ぐ」など
調整のできる服装が好ましいですねflower01


  


Posted by しんしろ助産所 at 13:31Comments(0)その他

2023年11月10日

癒やし

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


赤ちゃんが好きで、赤ちゃんに関わる仕事がしたいicon12
と助産師を目指した私は、
今、助産所にいらしてくれるかわいいおきゃくさまに
日々癒やされています。


この「癒やし」という言葉。
今ではよく使われていますが、
使われ始めたのは1990年後半頃。
1999年の新語・流行語大賞にノミネートされるなどして
一気に日常生活の中に「癒やし」という概念が
持ちこまれるようになったのだそう。


「癒やし」とは
仕事、家事、育児、日々の忙しさや睡眠、運動、食生活など
私たちが暮らす日常の中にたくさんあるストレスに対して、
安心感を与えたり、穏やかな感情にするもの、
心理的な疲労を和らげてくれることやものなどを意味します。


何がその人にとって癒やしとなるかは人それぞれです。

アロマや音楽、入浴、人とのおしゃべり、
散歩、ペットの存在など、日常生活のなかにあるもの。
旅行やライブなどの非日常的で刺激を受けるもの。
温泉やエステ、マッサージなどの体をケアするもの。
ヨガやストレッチ、スポーツなど、体を動かすこと。

それ以外にもたくさんあると思います。
みなさんは何に癒やされますか。


仕事をしていて癒やされるなんて
なんて幸せな仕事なんだろうと思います。

この日々に感謝しながら、
また、みなさんの来所をお待ちしています。
お気軽にいらしてくださいねflower01

  


Posted by しんしろ助産所 at 13:38Comments(0)その他

2023年11月02日

安楽な育児って?

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


現在オンラインで研修を受けています。
その中に「母子にとっての安楽な育児を考える」
というテーマがありました。

その中でみなさんにお伝えしたい内容を
少しご紹介したいと思います。



「産後1年まで続く身体症状」

産後1ヵ月でだんだん元の生活に戻して・・・
と言われがちですが、実際には
産後1年たっても80%の方に体の不調が続くそうです。

特に肩こりや腰痛、疲労などは
時間経過とともに増加傾向にあると言います。

痛みや疲れは目に見えないため
周りも気づきにくいのが現状です。
家族の皆さんもママを労わり、協力してあげてくださいね。

また、産後ケアや家事支援などを上手に利用し、
心身を休める機会を作りましょう。



「わかりにくい育児の大変さ」
●母親なら当たり前
●子どもの安全と責任は母親にある
●子育てに苦労はつきもの

という考え方が日本には定着していますが
育児を楽しいと思えるには3つの余裕が必要だそうです。


<時間>
●夫・家族・その他の人との分業
●しなくて良いことはしない
●家事の合理化(掃除ロボット、時短調理機などの利用も)

<心>
●不安や心配を一人で抱え込まない
●周囲に相談できる環境

<身体>
●産後ケアを受ける
●家族のサポートを得る
●公的支援の活用


ありきたりなことかもしれませんが、
●とにかく助けを求めていいこと
●我慢しすぎなくていいこと
●楽をするのは悪いことではないこと
などを覚えておいてもらえるといいかな、と思います。

「楽をしたらいい母親になれない」なんてことはありませんし、
心と身体に余裕ができて
「子育てが楽しい!子どもがかわいい♪」
と思えた方が親子にとって幸せなことですよね。


自分のことも大切にして
自分をもっと褒めてあげてください。
周りのみんなも、ママのことをもっと褒めてあげてください。
助産所にも褒められに来てくださいねflower01

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:38Comments(0)こそだて