2013年09月30日
ことばの力

2週間ほど前、子どものつむじ付近に
ビー玉ほどの円形脱毛を見つけました。
「最近髪がすごく抜ける」 とは言っていましたが
まさか円形脱毛症だったとは・・・。
「大丈夫、大丈夫。今に治るよ!」 と言うと、
「おかあさんは ちっとも心配してくれない!」
と言われ、しぶしぶ皮膚科へ。
先生は、
「ストレスや睡眠不足があったんじゃないかしら・・・。
大丈夫ですよ。時間はかかるけれど
また必ず生えてきますから。
中学生は勉強も部活も忙しくて大変でしょう。
でも時々はゆっくり身体を休めてね

と言ってくれました。
これを聞いて 親としてかける言葉が
間違っていたな・・・ と反省しました。
先生からもらった優しい言葉は
薬以上に効き目があったようで
今では 産まれたての毛が元気よく生えはじめています。
円形脱毛症は大人の病気だと思っていましたが
幼時期から思春期の子どもに とても多いそうです。
ストレスとの関係が深いと言われているこの病気。
子ども社会の大変さを 物語っているようです。
この病気に限らず、身体に現れるサインには
他にも 様々なものがあります。
症状を治すことは親にはできませんが、
気持ちを和らげることはできるはず。
ついつい自分の子どもだと思うと
共感やいたわりを忘れがちですが、
そのことの大切さに気付いたエピソードでした。
2013年09月27日
赤ちゃん返りの対応

今朝は寒かったですね。
一気に秋がきたような気がします。
風も肌寒くて、カーディガンを急いで出して着てきました。
一日のうちでも、朝夕は冷え、日中は暑いくらいの日差しを感じる温度差の際立つ季節です。
環境にあわせて衣服も調整して、体調を崩さないように気をつけたいものですね。
今日は 上のお子さんの宿命?ともいえる 赤ちゃん返りをとりあげました。
助産所でも、ややMAGIWAのクラス(出産準備教室)で
“ お兄ちゃんお姉ちゃんになるということ ” を事前にご両親にお話ししています。
ことばや人形などの媒体を使って出産前から赤ちゃんと触れ合う練習は重ねていても、
実際に赤ちゃんが生まれると話は別ということでしょうか。
助産所の出産でも、出産に立ち会っていたお子さんが出産後にすかさずお母さんと赤ちゃんの間に
割って入りこんだりする光景も珍しくありません。
オッパイを欲しがるお子さんもいれば、おかあさんにすり寄って片時も離れなかったり、
自分でできていたこともできないからやってやってとせがんだり・・・
お子さんの年令や性別によっても反応はさまざまですが、
上のお子さんにとって、赤ちゃん誕生は大きなインパクトのある出来事です。
独占から分かち合い
親の愛情は変わらなくても、
今まで何でも一番で中心だった状況が一変するのですから分かる気もしますね。
上のお子さんが赤ちゃん返りをするのは、自分も赤ちゃんと同じようにお母さんから
お世話をしてもらいたいという欲求の現れです。
いつまでも続くものでもなく、正常な反応です。
困っている事態に汲々とせず、お子さんのことを今までと同じように大好きで大事に思っていること
が伝わるように意識して接しましょう。
それには、赤ちゃんが寝ているうちに、家事をしたり、自分が休もうと思わず、意識を転換して
先に上のお子さんの相手をしたり、あなたが大好きとスキンシップをはかったり・・・
それから、上のお子さんを巻き込みながら家事を片付ける等といった具合です。
短時間でも、しっかりとお子さんの相手をする事がポイント。
赤ちゃんっぽい行動は叱っても治りません。
ご両親が、お兄ちゃんお姉ちゃんを優先していることが伝わるようにしていくと
いつのまにか治まってきますよ



2ヶ月のRくん
オッパイをいっぱい飲んでご機嫌なところ。
“ こんな顔もできるの

2013年09月26日
かわいい おきゃくさま♪

オリンピック招致で話題になった『お・も・て・な・し

『おもてなし』とは表裏のない「心」でお客様をお迎えするという意味があるそうです。
この気持ちは私たちも大切にしたいですね。


1才1ヶ月のHくん

ママにだっこしてもらって
ご機嫌

はにかみ笑顔が最高です

1才6ヶ月のYちゃん

『Yちゃ~ん』と声をかけると
『はぁ~い

たくさんお話ししてくれて
ありがとう

9か月のIくん

『ハイハイ』のお披露目

先月来てくれた時は、まだハイハイできなかったのに
どこでも行けるようになってました。
成長の速さに

5ヶ月のHちゃん

いつものお得意の表情

助産所にくるまで寝てたのに
目が覚めたらニコニコご機嫌
いっぱいお話ししてくれました

2013年09月25日
子どもの便秘

昨日の中日新聞にも載っていましたが
子どもの便秘は大きな問題になっているようです。
あかちゃんの頃は把握できていた 便の回数や性状が
自分でトイレに行くようになってからは さっぱりわからない・・・
という親も多いのではないでしょうか。
便秘が慢性化すると 体調のみでなく、
常におなかがすっきりせず、イライラや不快感が起きるなど
心の不調につながる恐れもあります。
親として 気を配る必要がありますね。
子どもが便秘になる最大の理由は以下の2点のようです。
・生活リズムの乱れ
・排便への恐怖感
朝食を摂らない子や、野菜嫌い、運動不足などは
正常な排便習慣に悪影響を及ぼします。
朝きちんと家で排便をしてこないと
学校で排便をすることに抵抗のある多くの子どもは
便意を逃してしまい 便秘につながることも・・・。
「早寝 早起き 朝ごはん」
規則正しい生活習慣は 回りまわって
便秘改善にも良い影響を与えてくれそうです。


6ヵ月のAちゃん

肌の白さはパパ譲りだそうです。
「少し日焼けしちゃったんですよ」
と、見せてくれた 腕のくびれ部分は
日焼け前。
「ここにそんな秘密が隠れていたのか~」と
思わず笑ってしまいました。
1歳5ヵ月のYちゃん

以前「みんなで子育て孫育て」
に来てくれた時はまだお腹の中。
パパと一緒にベビーマッサージに
来てくれた時はあかちゃんだったのに、
すっかり女の子らしくなったね。
2013年09月24日
こどものおねしょ

やっとおむつが取れて、昼間は失敗せずにトイレに行けるのに
夜中は毎晩のようにおねしょをしたり、
大丈夫かなと思っていたら、朝シーツがぐっしょり濡れていて
「あ~あ

こどものおねしょは、ゴールが見えなくて心配になってしまうママも
多いかもしれません。
人間には、夜眠っている間は 「抗利尿ホルモン」 というホルモンが
作用して、おしっこを濃く、少なくする働きがあります。
あかちゃんのうちは、このホルモンが大人のようには分泌していないので、
夜も昼と同じように膀胱におしっこが溜まって出ます。
そして、成長とともに抗利尿ホルモンの分泌が盛んになり、膀胱も
大きくなるため、おねしょをしなくなってきます。
このホルモンの分泌や膀胱の発育には個人差もあり、
こども自身はもちろん、親の努力でなんとかなるものではありません。
だから親としては 「なんで~

「あせらないこと」 「怒らないこと」 が大事です

おねしょをしないように
「夜中にこどもを起こしてトイレに連れて行った方がいいの

という方もいるかもしれませんが、これは逆効果。
抗利尿ホルモンはぐっすり眠ること

夜は 「起こさず」 ぐっすり眠り、朝気持ちよく目覚める習慣をつける
ようにしましょう。
ほとんどの子は、成長を待っていれば自然におねしょをしなくなりますが、
中には適切な治療や生活指導が必要な場合もあります。
5~6歳を過ぎても、毎晩おねしょを繰り返す場合は、受診して
相談してみましょう。
おねしょの卒業まで 「あせらず・怒らず・起こさず」
お子さんの成長をゆったり見守ってあげたいですね

2013年09月20日
授乳を楽しんで♪

秋は運動会の季節

隣のこども園の園庭でも 競技の練習が始まっています。
窓越しにみえる子どもたちはどの子も一生懸命
みんな ガンバッテね ‼
授乳は “ おかあさんと赤ちゃんの共同作業 ” といわれています。
でも、実際に授乳がスタートすると、
赤ちゃんが眠っていてタイミングがあわなかったり、
赤ちゃんはオッパイを欲しがって泣いているのに上手くオッパイを吸えなかったりして
授乳が難しい

上手く授乳できる秘訣は


①オッパイを探すようなしぐさがある
②口に触れるものを吸う
③クー、ハーといった柔らかい声がでる
④体をもぞもぞ動かす
(大声で泣いているのは遅すぎるサイン)

①耳、肩、お尻が一直線になるように抱き、首がねじれたり、うつむいたり、のけぞっていない
②赤ちゃんをオッパイに近づけて、お母さんの体と密着している
③赤ちゃんの体が安定するように支える
④赤ちゃんの鼻と乳頭が向き合っている

上手く赤ちゃんがオッパイを吸ってくれるには、抱っこばかりが授乳姿勢ではありません。
おかあさんが赤ちゃんの上から四つ這いになって授乳することもできるし、
重ねた布団やソファーに寄りかかり、ラッコのように授乳することも、添い寝しながら
授乳することもできます。
赤ちゃんがオッパイを飲んでくれるととても幸せ

初めはどうしたらよいか分からないことも多いでしょうが、
そんな時は一人で悩まず、助産所や最寄りの母乳育児支援施設にご相談ください。


2回目のベビーマッサージに
きてくれました。
みんな2月生まれ
現在7ヶ月の左からAくん、Mちゃん、Sくん
初めから泣き出してしまったり
途中からぐずったり・・・
マッサージ 気持ちい~い と、
反応は3人3様だったけど、
楽しく取り組んでいただけました

2013年09月19日
胎児の聴覚

今日は十五夜

中秋の名月が見れる日です。
この時期は台風や雨が降ったりで、今日のように月がきれいに見える日は珍しいのだそうです。
台風以降、ぐっと秋めいて、夜も涼しくしのぎやすくなりました。
身体が冷えないように気をつけて 名月を楽しみましょう。
さて、胎児の耳の原型は、妊娠10週にならないうちからできています。
耳が聞こえるようになるのは妊娠24週ごろ

赤ちゃんは、おなかの中でどんな音を聞いているのでしょうか?
一番近くで聞こえるのは、ママの心臓の音

そしてママの声や家族をはじめとした周りにいる人達の声や音・・・
赤ちゃんの耳には色々な音が届いていますが、赤ちゃんは羊水の中で聞く

私たちがプールの中で聞くような、くぐもった音になります。
五感の中では、聴覚が一番早く発達するので、
人の声も聞き分けることができ、中でもママの声には最も関心を示すことが分かっています。
私も助産師として、たくさんのお産に関わってきましたが、出生直後の赤ちゃんは
ママが声をかけると、その声の方向に顔を向けようとす赤ちゃんがが多いんです。
『ママと会いたかったよ

きっと おなかの中でいつもママの声をきいていたから、ママのことがすぐわかるのでしょうね。
生後間もない泣いている赤ちゃんに、おなかの中で聞こえる血流音を聞かせると泣き止むことが
あります。これも赤ちゃんがおなかの中で聞いていた音を思い出して、安心するからです。
ちゃんとお腹の中で7きいた音を記憶しているんですね。
ママが聞いている音は、おなかの赤ちゃんに聞こえているということを意識しながら、
穏やかなマタニティライフ



5ヶ月のNくん(写真左)と1才2ヶ月のRくん
二人とも、しっかり



ママたちがお友達なんだって! 僕たちも仲良くなれそうだね

2013年09月18日
きょうのかわいいおきゃくさま♫
こんにちは しんしろ助産所です
先週のブログ “かわいいおきゃくさま♫” に
「かわいい笑顔いっぱい、元気を頂きました♪」とコメントを頂きました。
ありがとうございました。
子どもの笑顔には本当にパワーをもらえますね
そこで、今日もかわいいおきゃくさまの笑顔をお届けしますね。
9ヶ月のYちゃん
離乳食もよく食べて、伝い歩きで動きも活発
元気いっぱいです
にもニコニコの笑顔でこたえてくれました
ベビーマッサージに来てくれた
9ヶ月のMちゃんです。
ママの声かけとマッサージは
楽しくて、気持ちよくて
とても嬉しそうだったね
ママも
「私の方が気持ちいい~」
と喜んでくれました
9ヶ月のCちゃんと3歳のCくん兄妹
Cくんのマイブームは仮面ライダー
ポーズもバッチリ決まってるね
お兄ちゃんが大好きなCちゃんはお兄ちゃんの
まねっこをしていつも一緒。
お兄ちゃんが泣くと肩をトントンとたたいて、
慰めてくれるんだって。
2013年09月17日
親子教室に行ってきました

今日は、東栄町で毎月1回、未就園児を対象に行われている
“親子教室

授乳中のおかあさんは
「母乳が足りているのかな


「おっぱいのトラブル」 「断乳・卒乳」 など
いろいろな不安や心配を抱えている方が多く見えます。
そんなおかあさん方の不安が少しでも解消できるように
今日は、授乳中のおかあさんが抱える不安や心配事と
その対応についてのお話をさせていただきました。
みなさん真剣に聞いてくださり、お話の後には個人的に
相談にきてくれた方もみえました。


今日はたくさんのかわいいお客さまがきてくれ、にぎやかでした。
生後19日目のCちゃん 1才のKくん
すくすく大きくなってます


お姉ちゃんによく似てきたね


10ヶ月のMちゃん 生後26日のKくん
お昼寝前でもごきげん


カメラ目線でニコッ


1才2ヶ月のCくん
何にでも興味津々

ベストショットがむずかしい~

2013年09月13日
かわいいおきゃくさま♪

今日も助産所は かわいい笑顔がいっぱいでした

11か月のHちゃん

2本並んだ下の歯が
見えますか?
笑顔のたびに かわいらしい歯が
ちょこんと見え隠れしてました

ベビーマッサージに来てくれた 2月生まれの仲良しトリオ

左からSくん、Aくん、Mちゃん

おかあさん同士もとっても仲良しで、
終始 和気あいあいの
楽しいベビーマッサージでした。
途中ねむくなったりもしたけど、
おかあさんの楽しそうな様子が
赤ちゃんにも伝わるのか
みんな気持ちよさそう

ベビーマッサージは個人でも
グループでもおこなえますよ

2カ月のRくん
おっぱいですくすく育ってます。
表情も豊かになり
声もたくさん出ます。
おかあさんに
楽しい気持ちを 伝えたいのかな

2013年09月12日
妊婦さんも納得の体重指導をめざす助産師の頑張り

まだまだ日中は残暑が厳しいのですが、
食欲も体重も さっぱり落ちない毎日です

このまま 食欲の秋

そういう訳で、今日は
妊婦さんの体重コントロールについて お話したいと思います。
最近は以前ほど厳しく言われることがなくなりましたが、
やっぱり体重コントロールは安産にとって重要なポイントです。
増えすぎても、少なすぎても 悪影響が出てしまうからです。
最近は妊婦さんのダイエットにより
産まれてくる赤ちゃんも小柄なあかちゃんが増えています。
単に小柄なだけなら良いのですが、
極端にダイエットをしてしまうと
お腹のあかちゃんが飢餓状態となってしまい、
産まれてから急激に栄養を取り戻そうとして 肥満になってしまうことがあります。
将来生活習慣病になってしまう恐れも・・・

このように、極端なダイエットはいけません!
そうかといって、妊婦さんが急激に太ってしまのも
やっぱりいいことは一つもありません。
妊娠高血圧症候群を引き起こしてしまったり、
あかちゃんが 産道を通りにくくなり 難産になってしまったり・・・

現在の妊婦さんの体重コントロール指標は
以下の通りです。
まず、妊娠前の BMI : 体重(kg)/身長²(m) を算出します。
(ちなみに日本肥満学会では 「22」 を標準としています。)
そのうえで体重増加の目安は以下のようになります。
18.5未満 : 9~12kg
18.5~25.0 : 7~12kg
25.0以上 : 個別指導
でも しんしろ助産所の助産師は
妊婦さんの体重増加について
厳しく言えない体型をしている人が多いんです・・・

そこで、体重増加の気になる妊婦さんに指導した
運動・食事メニューは各自で実施することにしました。
反面教師ではなく、効果をしっかり出して
説得力のある指導ができるように がんばってます!


左からSくん、Kくん、Yくんです

現在8か月の3人は、なんと 誕生日が一緒なんです!!
Sくんはとっても身軽。
ハイハイも つかまり立ちもお手の物。
じきに歩けそうです。
Kくんはもう上の歯が
4本も生えてきたんだって。
これなら 何でもおいしく食べられそうだね

Yくんは離乳食開始の頃から
「いただきます」 のポーズを教えたところ、
今では食事になると 手を合わせるそうです。
3人ともに ぐんぐん成長中

また 遊びに来てね

2013年09月11日
友達のおもちゃを取ってしまう時は・・・

「他にもおもちゃはたくさんあるのにどうして

こどもを連れてお友達の家や公園などへ遊びに行ったとき、「他の子と仲良く遊んでほしい

と思っているのに、すぐにお友達のおもちゃを奪ってしまったり、取り合いになったりして
困ってしまったことはありませんか?
2歳頃までは、まだ 「自分のもの」・「人のもの」という区別がありません。
自己欲求を満たす段階です。
自分が欲しい

そして、「貸して」という概念もまだできていないため、
いきなりおもちゃを取ってしまい トラブルになったり・・・


3歳頃になると、自分のものであるか・そうでないかが分かるようになります。
「誰のもの」 という意識はまだ育っていないため、
欲しくなったものは手離すことができない

親としては、まず「友達のおもちゃで遊びたい」という気持ちを受け止め、
「おもしろそうだね。遊びたいね。」と共感してあげることが大切です。
そして、ママがお手本になって
「貸してね」と言ってかりる、「ありがとう」と言って返すなど、
うまく言えない部分を代弁してあげながら関わっていくと、
自分のもの・友達のものとの区別がだんだんとついてきます。
子ども同士のやり取りなので、時には「貸して」と言ってもうまく譲り合えないことも
あると思います。
そんなときは、「他のおもちゃで遊びながら待とうね

紛らわせてあげるのもひとつの手です。
待つことができたり、「貸して」 「ありがとう」が言えたり、
おもちゃを貸してあげることができたり・・・
できた時にはたくさん褒めてあげてくださいね

子ども同士の関わりを見守り、繰り返し伝えていくことで、
子どもはまたひとつ成長していけるのだと思います。


4ヶ月のYちゃん
おかあさんは 「Yちゃんに夢中~

メロメロ
おうちでもお兄ちゃんやお姉ちゃんが
とてもかわいがってくれるそうです。
バンボに座って、いろんなポーズを
とってくれました



2013年09月10日
オープンシステムの安全と安心
こんにちは しんしろ助産所です
あんなに暑かった夏も先週末から影をひそめ
もうすっかり秋の気配を感じてます。
朝は半袖では肌寒いくらい・・・
沿道の萩もいつのまにかピンク色の花がいっぱい咲きだしました。
すごしやすい気候になりましたが、夏の疲れが出やすいころでもあります。
体調を崩さないよう気をつけましょうね
しんしろ助産所のお産は隣接する浜松市にある
聖隷三方原病院のオープンシステムを利用するのが特徴です。
オープンシステムでは妊娠20週の聖隷三方原病院の受診が初診になりますが
以後は、定期健診以外に心配な状況が起きたとしても
嘱託医の先生を中心に聖隷三方原病院の産科スタッフが対応してくれるので
安心です。
妊娠経過は長いので、初めは順調に経過していても、赤ちゃんのお腹の中での
発育が小さかったり、妊娠高血圧の兆候がみられるようになったり、出血や破水
感があったり・・・等、医師に診察を依頼する事態があります。
時間も深夜や早朝だったり、休日や祝日のことも・・・、24時間、365日の対応が
求められますが、嘱託医をはじめ病院が対応してくれるのはとても安心で
ありがたいことです。
出産も順調に進んでくれればいうことはありませんが、予定日をすぎても
出産兆候がみられなかったり、破水したのに陣痛がこない方もいます。
そんな時にも、嘱託医の先生や病院スタッフのサポートが得られるオープンシステム
は、今までの助産所のかかわりも継続でき、利用者さんにも好評です。
安全、安心に出産できるオープンシステムが、出産施設のなくなった地域で
広がればよいのにと思います。
きょうのおきゃくさま
今日で9か月になるYちゃん
ママが大好きで、お兄ちゃんたちがママに抱っこされても
本気になって怒るんだって
だけど、寝る時にはお兄ちゃん達がいないと眠れないそうです。
かわいいね
写真に写っているお兄ちゃんを探してみてね
2013年09月09日
親ごころ

東京オリンピック、決定しましたね!
7年後に日本で 熱い戦いが繰り広げられるかと思うと
ワクワクします

開催決定の街頭インタビューを
テレビで見ていて思ったのは
「子どもに生でオリンピックを見せてやりたい!」
という親が多かったこと。
一生に何度もない体験をさせてやりたいと願う親心に
心が温かくなりました

今年の夏、職場に子どもを連れて行き、
自分の働く姿を見せたり お年寄りと一緒に過ごさせてもらった
という話も聞きました。
親の働いている姿や職場を子どもに見せることも
子どもには貴重な体験です。
きっと ずっとお母さんの働いている姿を覚えていてくれるね

たまたま助産所に来てくれた方に
「お久しぶりです。去年、助産所の前で
金星の太陽面通過を みんなで一緒に見ましたよね

と、声をかけていただきました。
「あ~そうそう、心の目で見たよね」 なんて話をしながら
(小さな子どもは覚えていないかもしれないけれど、
親が楽しそうに話す思い出は
きっと子どもの心に 楽しかった記憶として 刷り込まれていくんだろうな)
と思ったりしました。
大人にとっての日常も
子どもにとっては はじめての大冒険かもしれない。
経験は一生の宝物。
毎日を大切に過ごさせてあげたいな・・・
と反省をこめて 考えた日でした。


お母さん同士がお友達の
2カ月のAくんと 1カ月のHくん

子どもの写真ってむずかしくて
なかなか うまく撮れないのですが
「はい、撮るよ~

一発カメラ目線で応えてくれました!
二人の息もピッタリです!
2013年09月06日
妊婦さんは汗っかき ?

9月に入り、まだ暑い日が続iいていますが、朝晩は過ごしやすくなりました。
暑さに関係なく、妊婦さんの中には汗をたくさんかく

これは、妊娠によって身体が大きく変化しているからです。
妊娠すると、身体が温かく感じるのは、 妊娠黄体からプロゲステロン(基礎体温を上げ、高温期を持続)がでているからです。
この他、お腹の赤ちゃんに 胎盤やへその緒を通して、酸素や栄養を送るために血流も増えます。
乳腺も発達し、乳腺の血行も活発になります。
血液循環が増えると、体温は下がりにくくなるので、汗がでます。
汗には
①汗をだして熱を放出して体温調節をする
②汗で皮膚を潤して体の乾燥を防ぐ
働きがあります。
汗をかくと不快に感じますが
汗は身体を維持するための役割を担っているのです。
適度な発汗に、上手く水分補給をして潤いを保っていけるといいですね

汗の対策としては、




発汗による不快感をコントロールしながら、日常の中で身体作りをしていきましょう



生後8日目のCちゃん
おっぱいをお腹いっぱい飲んで 満足~

これからの成長が楽しみだね

2013年09月05日
ママのオッパイがマイオッパイ

赤ちゃんを母乳で育てたい

産後授乳を開始したら、赤ちゃんが上手く吸ってくれず、
母乳をあげることを大変に感じたり、自分の乳頭の形が吸いにくいから・・・と
母乳育児を難しい

子育て中のママなら、扁平乳頭や陥没乳頭という言葉を聞いたことがあると思います。
乳頭が平らで外に出ていなかったり、へこんでいたりする乳頭です。
以前は、赤ちゃんが吸い付きにくいとされ、妊娠中から手で乳頭を引き出すようにしたり、
器具の使用が勧められていました。
現在では、こうした妊娠中の手当てより、
“ 生まれてから、できるだけ早くに赤ちゃんにオッパイを吸ってもらうこと ” が、
母乳育児をスムーズにスタートできる

産後は乳頭も伸びやすく、乳房もまだ張りがないので、柔らかくて吸いやすいのですね。
扁平乳頭や陥没乳頭の場合には、時間はかかるでしょうが、そのために
母乳育児ができないわけではありません。
赤ちゃんはママのオッパイを吸うときに、乳頭だけを吸って母乳を飲んでいるのでは
ありません。
乳頭だけでなく、乳輪まで深く口に含むので、乳頭の形態は問題ないとさえいわれています。
オッパイは柔らかい方が赤ちゃんが乳輪まで深く含むことができます。
授乳時間にとらわれず、赤ちゃんのオッパイを欲しがるサインにあわせて頻回に
授乳をしましょう。赤ちゃんの吸い付きやすい姿勢をあれこれ試してみることもお勧めです。
寝ている赤ちゃんを刺激して授乳させたり、頭をオッパイに押し付けて無理に吸わせようと
することは、その時には上手くいくかもしれませんが、赤ちゃんにとって不快な体験となります。
高じると、授乳姿勢を取っただけでひどく泣く

授乳は本来、母子にとって楽しい幸せな時間。
親子でリラックスして授乳ができる準備も大切です。
分かっていても、できなかったり、上手くいかないのはよくあることです。
でも、ママのオッパイは あかちゃんにとって特別な 「マイオッパイ」
どうやって赤ちゃんが自分から哺乳できるようにしていくか。
1人で悩んだり、あきらめずに、もよりの母乳育児支援施設にご相談ください。
2013年09月04日
ベビーマッサージと便秘

今日も昨日に続いて、急にどしゃ降りの雨

そうかと思えばすぐに止んで晴れ間が出たり、と気まぐれな天気でしたね。
なかなかまとまった雨が降らず、水不足は厳しい状態のまま・・・

節水対策が急務です。
何ができるか家族で話して実行に移そうと思います。
先日、「便秘気味だった赤ちゃんがベビーマッサージをやったら
便が出ました

ベビーマッサージを希望されるママの中には、
赤ちゃんとの触れ合いを楽しむだけでなく、ベビーマッサージをして
「便秘がよくなるといいな・・・」「よく眠ってくれるようになるといいな・・・」といった
他の効果を期待して来られる方もみえます。
中でも、便秘を心配するママが多いのに驚いています。
赤ちゃんの便秘には、お腹の“の”の字マッサージや砂糖湯、マルツエキスが
定番でしたが、加減も難しいのではないかという考えから、今、助産所では
ベビーマッサージをお勧めしています。
ベビーマッサージでは赤ちゃんの反応がママによく伝わります。
お腹のマッサージで腸の働きが良くなり、全身のマッサージで、赤ちゃんの全身運動
ができる効果があります。
これまでにも便秘が解消したと報告をしてくださる方が数多くおみえです。
赤ちゃんの便秘が気になるママは一度ベビーマッサージを体験してみませんか。


姉弟仲良くならんでハイチーズ

下の歯が2本生えてきたSくん。
ニコッと笑った時にその小さなかわいい歯が
私たちにもちゃんと見えたよ

Yちゃんはミニーが大好き

助産所にあるミニーのうちわを見つけて
とても嬉しそうだったね

2013年09月03日
助産所ごはん

今日も まとまった雨が降りません・・・。
助産所周辺は 急にザーザーとはげしい雨が降ったと思えば
からっと晴れて、まるでスコールのようなお天気です・・・。
さて 今日は最近お出しした 「助産所ごはん」
をご紹介したいと思います。
・夏野菜のグリルサラダ
・豆苗とチキンのタンドリー風
・キャベツとウインナーのスープ
夏野菜のグリルサラダには
その名の通り夏野菜がたっぷり!
オクラ、ズッキーニ、なす、パプリカ
ピーマン、ゴーヤ が勢ぞろいです。
味付けは塩コショウと酢、
オリーブオイルで あっさりと。
お好みでポン酢をかけて どうぞ

豆苗とチキンのタンドリー風は
鶏むね肉を使っているので
とってもヘルシーですが、
隠し味にしょうがやニンニクを使っているので
あっさりしすぎず コクがあります

これは別の日の昼食メニュー

・肉まきおにぎり
・なすとトマトのオーブン焼き
・鶏肉とアスパラの中華炒め
・お吸い物
助産所のごはんは 常に
「地産地消」 「旬」 「手作り」 「栄養バランス」
を考えるようにしています。
産後の疲労回復や 授乳に向けての栄養補給はもちろんですが、
「助産所のごはん」 が産後療養の楽しみになるような献立が目標です



11か月のYくんは 何にでも興味を示すお年頃・・・

「なんなんだ・・・?」 「なんだ?」
とよく言うそうです。
今日も助産所の天井で クルクルまわるファンを見て
「なんだ?」 と興味津々でした

2013年09月02日
食べ物の好き嫌いについて

先週ベビーマッサージにきてくれたママからコメントをいただきました。
赤ちゃんの便秘が気になっていたので、帰宅後におなかを中心にマッサージしたら
すっきりと便がでたそうです。
良かったね。
コメントありがとうございました。
今日は、食べ物

意外なことに食べ物の好き嫌いや味の好みは、ママのお腹にいるころからめばえるのだそうです

おなかの中の赤ちゃんは、羊水を通じてママが食べた食物の風味やにおいを感じ、
生まれてからは、母乳を通じて風味を味わって育ちます。
ママが偏った食事をすると、赤ちゃんにも影響があるのですね。
子どもの偏食を予防するには、ママは妊娠中からいろいろなものを食べるようにしましょう。
さらに2歳のころに食べていたものは、大人になっても好きな食べ物

好き嫌いがあっても、単に偏食と片づけず、食べる量が少なくても継続的に続けて与えるようにすると
摂取量も増え、食べられるようになります。
小さいころからの働きかけで、少しでも偏食を少なくしていけたらいいですね



体重測定にきてくれた
2か月のTくん

おっぱいをたくさん飲んで
すくすく大きくなってます。
しっかりカメラ目線


3か月のMちゃん

写真ではわかりにくいけど
なが~いまつ毛

うらやましいなぁ
機嫌よくお話しいっぱいしてくれました。