2014年01月31日
母乳やミルクを吐いてしまう赤ちゃん
こんにちは しんしろ助産所です
赤ちゃんがおっぱいやミルクを、何の前触れもなく突然吐くことがあります
赤ちゃんの月例や体調もありますが、吐く原因はいくつか考えられます。
・一度の授乳で飲みすぎている
・ゲップと一緒にだしてしまう
・うまくゲップすることができず、後から吐き出す
・授乳後すぐ体勢を変えている
・病気
特に新生児期には、たくさんの空気を母乳やミルクと一緒に飲み込やすいものです。
ゲップを出さないとあとで、空気と一緒に母乳やミルクを吐いてしまったり・・・
生後3か月を過ぎるころになると、1回の哺乳量も多くなってくるので、吐く量も多くて心配になりますね
びっくりすることもありますが、機嫌がよく、次の授乳も普通におっぱいを欲しがって飲むようなら様子をみましょう。
ただし、頻繁に吐いたり、機嫌が悪かったり、熱がある、下痢があるなどの場合は、
何らかのほかの原因が考えられるので、早めに病院を受診しましょう。
【赤ちゃんの胃の形】
あかちゃんの胃は、大人と違い、熱燗を入れるとっくりのような形をしています。
そのとっくりの口いっぱいまで母乳やミルクが入っていると、ちょっと動かしたり、
寝かしたりすると、こぼれてしまい、嘔吐がおこります。
体の構造上、仕方がない部分もありますが、授乳後たて抱きを少ししたり、ゲップをしっかりだしたりすると
嘔吐は少なくなるかも・・・
1回の哺乳量が多いときもあるので、授乳と授乳の時間が長くあくようなら、1回の授乳の量を少なくして、
回数を増やすのも一つです。
【嘔吐後の処置】
・赤ちゃんの口の中に嘔吐したものが残っていないかどうかを確認する
口内に母乳やミルクの吐物が残っていると、口の端からダラダラでてくることがあります。
赤ちゃんも不快感が強いので、ガーゼなどでふきとってあげましょう。
・吐いた後の汚れた衣類などは早めに処置
母乳やミルクは、吐いた後時間がたつほどにおいも強くなります。
嘔吐後の衣類などは、お湯新井が効果的、洗濯機で洗う前にぬるま湯に着け手洗いしましょう。
【病院へ行く目安】
・嘔吐した母乳やミルクが緑やピンクの色がついている
・噴水のように大量に噴出した
・おなかがパンパンにはって苦しそうな声を出す
・便や尿が極端に少ない
ママが赤ちゃんをよく観察することで、早期に対応できます。
病的なものでなければ、赤ちゃんの体調や様子をみながらケアの方法や哺乳量を調整していきましょう
心配だけど、どうしてよいか迷ったり、分からない時には助産所もご利用ください。
2014年01月30日
あかちゃんが産まれました♪

うれしいお知らせです

今日、あかちゃんがうまれましたよ~!!
とっても元気な 女の子です

誕生日なんですって

ダブルでおめでとうございます!!
あかちゃんを覗き込む お兄ちゃんは
ちょっぴり照れくさそうに
そっとほっぺたに触れていました。
お姉ちゃんは 自分によく似た妹を
やっぱりちょっと恥ずかしそうに
ニコニコと見つめていました

大切な家族が増えたね。
おめでとうございます

2014年01月29日
上手な薬の飲ませ方
こんにちは しんしろ助産所です
冬場は風邪をひいたり、急に熱が出たりして子どもに薬を飲ませる機会が増えますね。
うまく薬を飲んでくれたら困らないのですが、なかには「まずいから嫌」とか「苦いの嫌い
」と
薬を飲ませるのも一苦労というおかあさんもいます。
お子さんが薬を飲むのを嫌がっても、
「熱が下がって楽になるよ~♪」
「痛いのがなおるよ」など
薬の効果がわかるように、子どもの好きなアニメのキャラクターなどで
薬を飲むことの必要性がわかるようにすることが大切です。
アンパンマンは幼児には大人気。
助産所にくるお子さんたちも大好きです。
内服の説明には、アンパンマンとバイキンマンを登場させるとわかりやすいかも・・・
バイキンマンは文字通り“痛い元”で、アンパンマンがその元をやっつけてくれる薬です
薬はドライシロップが処方されることも多いです。
そのまま難なく飲めればよいですが、飲めない時には、少量の指先につくくらいか、
浅めのカップに注いだ水を捨て、底に残った水滴で丸め、丸めた薬を指先にのせて
子どもの頬の内側に貼り付けてから水を飲ませると上手く飲めます。
他にも、少量の水で溶いて、それをスポイトで吸ってあげると飲めるお子さんもいます。
それでも飲めない場合には、薬によってはシロップや5,6才なら錠剤に変えられること
もあります。
飲めないから仕方ない・・・とあきらめずに、薬剤師に相談しましょう。
ジュースやアイスクリームに溶かす方もいますが、薬の成分によっては効果が下がったり、
苦味が強くなる薬もあります。
こんなときにも事前に薬剤師に相談しておきましょうね
乳幼児では食後の服用にこだわらず、確実に内服できていることが大切です。
食事をしなかったから・・・ 寝ていたから・・・ 元気になってきたから・・・など
時間に服薬ができなかった場合には、例えば、昼食後の薬は3時に飲ませ、夕食を空けて
寝る1時間前に内服させるなど時間を調整して内服させるようにしましょう。
親にはコンプライアンス(服薬遵守)が求められます。
また、子どもの薬は年令より体重が基本。
急な発熱時など、兄弟がいたりすると、違う子供に処方されていた座薬や薬を使いたく
なる時があるかも知れませんが危険なことです。
安易な使い回しは止めましょう。
いろいろ手を尽くしても薬が一向に飲めない時もあるかもしれません。
そんな時は、叱ったり、怒ったりせず、「次は飲めるといいね」と声をかけるようにしましょう。
上手に飲めた時には「えらかったね」と、大いに褒めてあげましょう。
そうしてお子さんが薬嫌いにならないようにかかわっていくことが大事です。
2014年01月28日
離乳食はどのくらい食べればいいの?

昨日の “かわいいおきゃくさま” に
「かわいいちびっこの笑顔、いつもありがとうございます」
とコメントを頂きました。
元気をもらえる “かわいいおきゃくさま” の笑顔を紹介できて、
私たちも嬉しいです。
ありがとうございました。
さて、助産所では離乳食の相談を受けることがよくあります。
その中でも
「どのくらい食べさせればいいかわからない・・・

と、離乳食の量について心配するおかあさんの声をよく聞きます。
「食べる量や離乳食の進み具合は個人差があるので
あまり気にしなくてもいいですよ。」と言われても
食べないのも食べ過ぎるのも気になりますね。
そんなときは、離乳食ガイドなどにある量を目安にしてみましょう。
とはいっても
量を測るのは大変ですね。
ベビーフードには量が記載されているので参考になります。
「このくらいで何g」という目安になります。
大体の目安量と比べて、
・食べ終わってもまだ欲しがる
・途中で嫌がって食べない
・日によってムラがある
・メニューによって違う ・・・など
子どもの食欲や成長・発達によっても上手くいかないことはよくあります。
食べ終わってもまだ欲しがるようなら欲しがるだけあげてみるのも方法です。
あとで吐いてしまうようなら次回からは量を控えます。
途中で嫌がって食べないときは無理強いせず止めましょう。
日によってムラがあると思いますが、食べれる時に食べれるだけあげましょう。
そうやっていくうちに その子なりの量やペースを掴んでいくものです。
足りている・足りていないという判断をするには、
身長や体重を測り、母子手帳にある成長曲線にあてはめてみることです。
成長曲線のカーブに沿って増えているか、外れていっていないか経過を見てみましょう。
助産所では身長・体重測定を行うことができます。
離乳食の量に不安を感じている方も気軽にお越しくださいね



10ヶ月のHくん。
もう上手にひとり歩きができるようになりました

ちょっと転んだくらいじゃ泣かないそうです。強いね

先月3歳になったお姉ちゃんは3本指でポーズ

またひとつ大きくなったね。
2014年01月27日
かわいいおきゃくさま♪

今日はお天気も良く、気持ちのいい日でしたね。
でも、空気はひんやりしていて冬を感じさせます。
助産所には 今日もかわいいおきゃくさまが大勢来てくれました。
2カ月のAくんとお兄ちゃんのYくん

Aくんはおかあさんに
Yくんはおとうさんによく似てきたね。
「よく笑うようになりました」
ママがうれしそうに話してくれました

もうじき8か月のTくん

ママと離れている間は
不安そうでしたが、
ママが戻ってくると
声を出してうれしそうに笑っていました。
帰り際には手も振ってくれましたよ

Yちゃんは1歳10カ月になりました

おはなしが上手で、
ママとの会話も楽しそう。
今日は英語まで飛び出してビックリ!
カメラをむけると

「Hちゃ~ん」 「はーい

9か月のHちゃんは
名前を呼ばれると手をあげて
笑顔でこたえてくれます。
パパが教えてくれたんだって。
2014年01月24日
妊娠と便秘

妊婦さんが訴える症状のひとつに便秘があります。
『何日も便が出ない』 『おなかの張りがガスがたまっている不快感がある』
『便が出てもほんの少しで硬く残っている感じがする』
『便をするときに痛みがある』
『おなかに力を入れるのがこわい・・』 ‥等々
妊娠すると、ホルモンバランスの変化により、腸の筋肉が緩むことや子宮が大きくなり、
腸を圧迫することなどで便秘が起こりやすいと考えられています。
その他にも運動不足や、力を入れてりきむことが不安な場合もあります。
妊娠していてもできる便秘解消の基本は、
・バランスのいい食生活
・適度な運動
・規則正しい排便時間の確保 がポイント

便秘に良い食べ物は、
・ヨーグルト
・バナナ、りんご、プルーン
・寒天、こんにゃく
・食物繊維がはいったシリアル
・ひじき、海藻類
・イモ類

便秘改善のための生活としては、
・排便時間を決める
朝食後は、胃に食物が入ったことにより、腸が動き出す胃・結腸反射があるので
うまくその時間を使うとスムーズ
・チャンスを逃さない
・こまめな水分補給
・雑巾がけなどの掃除
・散歩や階段の昇降
*但し、掃除や散歩はおなかの張りに注意しましょう。
頑固な便秘や、いろいろ行なっても改善しない場合には、かかりつけの産婦人科の医師に
相談しましょう。
便秘を改善するお薬をもらっても、赤ちゃんが心配で飲むのをためらう方もみえますが
産婦人科で処方される薬は、まず影響はありません。
快腸で快調なマタニティライフ

2014年01月23日
ノロウイルス対策

ノロウイルスの流行が心配な季節になってきました。
新城に近い浜松市の学校の大規模な発生もまだ耳に新しいですね。
ノロウイルスは、強い吐き気、嘔吐、下痢や腹痛など主症状とする食中毒です。
感染力が強く、潜伏期間は1~2日。
飲食物からの感染の他、加熱不十分な2枚貝からの感染が有名ですが、
人を介する感染として、
感染した人の便や嘔吐物に触った手を介してウイルスが口から入ったり、
ウイルスを含む飛沫を吸い込んだり、
適切に処理されなかった嘔吐物が乾燥して空中に浮遊したウイルスを吸い込んだりする
エアロゾル感染があります。
加えて、最近ではノロウイルスがトイレで感染しやすいことが分かってきました。
ノロウイルスは便や嘔吐物の中に多量にいます。
これらを排泄するトイレには、ノロウイルスが大量に流れるので、注意が必要です。
排便後に蓋を開けたまま流すとウイルスが飛沫となって空気中に飛散します。
洋式トイレでは蓋をして流すことでウイルスの飛散をだいぶ抑えることができます。
和式トイレの場合、蓋がなく、便器も浅いので飛散が大きく、ズボンの裾などに
飛沫がついてウイルスを運びやすいのだそう。
症状の強い時には便も水様で、より飛散しやすい状態です。
お尻を拭くのも、ペーパーホルダーや手など、自分では触っていないと思っても
ウイルスがひろがっています。
家族が罹った場合には感染が広がらないよう
①トイレは蓋をして流す。
②使用後は便器の蓋の裏、ペーパーホルダーやトイレの壁、ドアノブなどの除菌
をこまめにする。
③消毒は塩素系消毒液を希釈して使う。
和式トイレの場合はズボンの裾をあげたり、身軽な服装で壁や周りにあたらずに
使用できるよう注意しましょう。
一番の予防法は手洗いです。
普段から、トイレの後や調理、食事の前など食べ物を口に入れる前には
流水と石けんをよく泡立てて手首までしっかり洗うようにしましょう。
2014年01月22日
子どもの姿勢

以前、学校行事で子どもの小学校へ行った時のことです。
整列している子ども達の中に長男を見つけると、背中が丸く猫背で、
「姿勢が悪いな~


と姿勢の悪さが気になってしまいました。
今は、昔に比べて姿勢の悪い子どもが増えていると言われています。
外で体を動かして遊ぶことが少なくなったことによる筋力低下、
テレビやゲームの時間が増えたことによる姿勢の悪さの習慣化
などが背景にあるようです。
子どもの姿勢の悪さが習慣化すると・・・
●集中力の低下
猫背の状態で胸が大きく開けないと、呼吸が浅くなり、必要な酸素が
脳に行き渡らず、ボーッとしたり、イライラしたりすることがある。
●運動能力の低下
体のバランスが悪くなることで体を動かしづらくなる。
●視力の低下
猫背のため、見ているものと目が近くなる。
●猫背で内臓が圧迫され、内臓の働きが悪くなる など
成長や健康に悪影響を及ぼしてしまいます。
子どもの骨は柔らかく、悪い姿勢の影響を受けやすくなります。
でも、逆に言えばその分、直しやすいとも言えます。

子どもに「遊んでおいで!」ではなかなか行きたがりません。
親も一緒になって遊べると子どもも喜びます。

同じ姿勢、悪い姿勢でいる時間を短くしたいですね。

悪い姿勢を正すのは必要ですが、あまりうるさく言っても逆効果ですね。
なかなか難しいことですが、あせらず、継続することが大切です!

「手を体の後ろで組んで、肩甲骨を寄せるように背筋を伸ばし、頭をゆっくり後ろに倒す」
といった簡単なストレッチを時々行うのもいいですよ。
「親の姿勢が悪い

子どもの良い見本となれるよう まずは自分の姿勢を見直してみてくださいね。
2014年01月21日
身体を温めてくれる飲み物

昨日は大寒。1年で最も寒い季節に入りました。
今年は 「ホット炭酸」 なども流行する兆しだとか・・・。
暖房や衣服の調節も大事ですが、
身体の中から温まる 「ホットドリンク」 はいかがでしょうか?
温かい飲み物にもいろいろありますが、
実は逆に身体を冷やすものもあるそうです。
「温かい飲み物=身体を温める飲み物」 ではないのですね。
その代表は 「コーヒー

少し意外な気はしますが南国の食材には
身体を冷やすものが多いそうです。
そして緑茶や牛乳も身体を冷やしてしまうのだとか・・・。
身体を温める食材と冷やす食材の
おおまかな見分け方は以下の通りです。
1.暖かい季節や土地で収穫される食材は身体を冷やし、
寒い季節や土地で収穫される食材は身体を温める。
2.青・白・緑の食材は身体を冷やし、
赤・黒・オレンジの食材は身体を温める。
3.発酵していないものは身体を冷やし、
発酵している物は身体を温める。
つまり、身体を温める効果の期待できる飲み物は
紅茶・黒豆茶・しょうが湯・ウーロン茶などとなります。
例外として、コーヒーと同じく南国産のココアには
ポリフェノールが多く含まれているため、
血管を拡張して身体を温める効果が期待できるようです。
また、飲むタイミングも大切です。
1.朝
一日で一番寒い朝に飲むことで、良いスタートを切ることができます。
2.入浴前
身体の中と外を温めることで芯から温まることができます。
3.就寝前
寝る前に飲めば寝付きも良くなり、ぐっすり眠ることができます。
温かい飲み物で効果的に身体を温めることで
寒い季節を乗り切りましょう

2014年01月20日
ほっぺの乾燥対策

深々とした寒さ

寒い時期になると肌がカサカサして粉をふいたり、赤くなったりします。
特にほっぺは、毛穴が少ないため、皮脂の分泌や水分が不足しがちです。
外で冷たい風に当たるとますます水分が奪われるので、しっかりしたケアが重要です。
ほっぺが乾燥する原因としては
・湿度が30%以下である
・皮脂の分泌が少ない
・気温の低下
・しっかりした洗顔
・紫外線
等があげられます。
カサカサほっぺにならないようにするには、

しっかり泡立てた洗顔料で、指の腹や手のひらをつかって優しく洗顔しましょう。
洗うのは鼻などの皮脂が多いところから始めましょう。
ほっぺを洗う時は、手のひらをつかって外側に向けてやさしく円を描くように洗いましょう。
洗顔料は、ぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。

洗顔後には、化粧水で水分を補いましょう。ベタベタになるくらいでも大丈夫。
化粧水は低刺激なものを使いましょう。

化粧水で肌に追加した水分を、蒸発しないように乳液や保湿クリームで保護しましょう。
近頃よく見かけるオールインワンのものも


赤ちゃんには、ベビー用のローションや保湿クリームなど低刺激なものを使ってくださいね。
初めて使う時は、肌の目立たないところに少し塗って、皮膚が赤くなったり、発疹がないかなど
確認してから使いましょう

大人も赤ちゃんも同じようにほっぺやお肌の乾燥対策はとっても大切です。
すべすべお肌を目指して親子でこの寒い冬を乗り切りましょう。


6ヶ月のYちゃんと2ヶ月のYちゃん

ママ達はお友達
子どもたちは同級生

親子ともに仲良しです

2ヶ月のKくん

このごろよく笑ってくれるようになりました。
おっぱい飲んだ直後の至福の笑顔

2014年01月17日
冬の夜の授乳

日中は日差しが暖かく感じられる日もありますが、
朝晩の寒さは身にしみますね。
この時期、授乳中のおかあさんにとって 特につらいのは
“夜の授乳” ではないでしょうか?
暖かい布団から出るだけでも寒いのに、授乳となると
なおさら寒さを直に感じてしまいますよね。
そんな冬の夜の寒さを和らげるには・・・

添い乳なら暖かい布団の中から出ずに授乳できます。
おかあさんも赤ちゃんもお互いのぬくもりを感じることができるので
暖かく、赤ちゃんもよく眠ってくれます。

はんてんや首元まで暖かいフード付きのパーカーを羽織ったり、
毛布をマントのようにしてくるまってもいいですね。

授乳のために服をたくし上げると、お腹や背中が冷えてしまいます。
腹巻きを巻いておけば たくしあげても寒さから守ることができます。

たくしあげずに授乳できるような前開きや授乳口付のパジャマ、
Vネックやキャミソールとブラが一体になったインナーを使用するのもいいですね。

点火の早い即暖性の暖房器具を使用してみましょう。ただし、暖房を常時
つけておく場合には室内の乾燥に注意しましょう。
しっかり寒さ対策をして、夜の授乳で体調を崩さないよう気をつけてくださいね

2014年01月16日
助産所に遠隔送信システムが入ります♪
朝の寒さと打って変わって日中は暖かくてホッとしました。
インフルエンザの流行る季節
手洗いやうがいなど、衛生慣行を励行して罹患しないよう気をつけましょうね

さて、出産施設では妊娠後期に入ると、子宮の収縮や胎児心拍を継続的に記録できる
分娩監視装置をつけ、胎児が元気でいるかをモニタリングします。
子宮の収縮がない時、子宮が収縮している時などリアルタイムの胎児心拍数が
分かり、胎児が元気でいるかどうかを判断するのに欠かせない検査です。
助産所でも妊娠38週の妊婦健診や分娩兆候が見られたときに
分娩監視装置をつけ、赤ちゃんが元気でいるか、すぐ病院に急がないといけないか等を
判断し、病院にいる医師に報告しています。
胎児心拍数は交感神経優位で心拍数が増え、副交感神経優位で減少します。
得られた心拍数のグラフから胎児の脳神経が元気でいるかも読み取れるのですね。
得られるグラフは母体の様子によっても影響をうけます。
助産所には医師が常駐していません。
今までは心配なパターンが出た時には、病院に急ぐしかできませんでした。
遠隔送信システム導入により、離れた病院にいる医師と同時にモニタリングをみること
ができるので、心配な場合にも病院到着前からの対応ができるようになります。
今、設置準備が進んでいます。
安心、安全な助産所の機能が更に充実します。


もうすぐ9ヶ月のYちゃん

ニコニコ笑顔をふりまいてくれて助産所の中はほんわかムード

お姉ちゃんが教えてくれた『シャンシャン』(手をたたく)を
披露してくれました。
もうすぐ1ヶ月のOくん

おっぱい飲んだ直後です
パパの抱っこで気持ちよくスヤスヤ

2014年01月15日
子どもに「生と性」を教えるということ

先日、新城保健所でおこなわれた講演を聞きに行ってきました。
テーマは 「性教育ってなんだろう ~実践報告から学ぶこと~」
講師は三重県のいなべ総合病院で
産婦人科部長をされている 川村真奈美先生。
川村先生は10代の望まない出産や、飛び込み出産を目の当たりにして
「これではいけない、早期からの正しい性教育が必要」
と考え、いなべ市を中心に多くの小中学校で講演をおこなっているそうです。
「性行為が助長されるのではないか、との懸念から
『寝た子を起こすな』 的な教育しかおこなわれていない。
『寝た子を正しく起こす』 ことが大切。」 とおっしゃっていました。
また、「自分のからだの主権は自分にある」 という考えから
「人権としての性を教えることが大切」 とも。
性をネガティブにとらえないためには
幼いころからの教育が大切です。
「いのちの神秘」 や 「心や体の変化」 等を系統立てて教えることで
子どもたちは「自分の体を大切にすること」 「自分以外の人を大切にすること」
を学んでいきます。
愛知県では 昨年96人もの中学生が中絶をし、15人が出産をしたとのこと。
これが高校生になると、675人が中絶をし、365人が出産・・・。
信じられないことですが、これが事実なのだそうです。
これらはすべて 「正しい知識を与えなかった大人の責任」
とても重い言葉ですが、もっともなことです。
助産師というと、主にお産の手助けや、妊娠・産褥のフォローなど
周産期のかかわりばかりがクローズアップされがちですが、
女性のライフサイクル全般にかかわることが仕事です。
今までにも いくつかの小中学校や高校で 「いのちの話」 をしてきました。
でも、まだ活動の場はわずかです。
今回の講演を聞いて、もっと活動の場を広げていきたいと強く思いました。
なかなかデリケートな問題であるため、
性教育に対しては様々な意見があると思います。
今回紹介していただいたドキュメンタリー番組 「ニッポンの性教育」
はインターネットでも見ることが出来ます。
一度真剣に 「生と性」 を考えてみませんか。
2014年01月14日
抱っこ大好き♡

私が小さい頃??には、あかちゃんを抱っこしていると
『抱き癖がつく


いわれていました。
今では、抱っこの良い部分

抱っこによって赤ちゃんは、心地よい温かさを感じ、
パパやママも抱っこされて気持ちよさそうな赤ちゃんの姿に、心が落ち着きます。
抱っこによってお互いの心が通じ合え、家族の絆も深まってくるのですね

また、パパやママ以外の方に抱っこしてもらうことで、赤ちゃんはコミュニケーションし
少しずつ社会との接点を作っていくのだそうです

抱っこのし過ぎで赤ちゃんが甘えん坊に育つことはありません。
成長していく過程での一時的ものです。
歩くことができるようになっても、抱っこをせがむ場合もあります。
そういう時は、赤ちゃんが疲れたり、不安になったりしたときなのかも知れません。
様子を見ながら、抱っこして安心させてあげましょう。
抱っこしすぎているというのは、大人の基準にすぎません。
赤ちゃんは抱っこしてもらえると、その分、気持ちが落ち着き、元気になります。
でも、今、お子さんが小さくて抱っこをせがまれているパパやママの中には
『いつまで抱っこするんだろう・・・』
『重くなって肩や腰が痛くて・・・』 等、抱っこを大変に感じている方もみえます。
でも、人間の一生を考えると、抱っこできる期間はほんのわずかです。
小学生になると抱っこを嫌がったり、恥ずかしがることもあります。
抱っこできる時期に思いきり抱っこして、親子でお互いの温もりや愛情を感じ、
情緒豊かな優しい子に育ってほしいと願っています。
抱っこ大好きだよ~

2014年01月10日
赤ちゃんに飲ませた方がいい?

今日は、「赤ちゃんに飲ませた方がいい?」
とよく聞かれる “赤ちゃんの飲み物” についてお伝えしたいと思います。
ひとつは湯冷ましについて。
「お風呂上がりには赤ちゃんも喉が渇くだろうから、水分補給をしてあげないと・・・。」
と心配されるお母さんがみえます。
実際は、生後6ヶ月までの赤ちゃんに母乳やミルク以外のものは必要ありません。
栄養や免疫のない水分でお腹を満たしてしまうと、その分、母乳やミルクを
飲む量が減ってしまい、栄養が足りなくなってしまうことがあるかもしれません。
お風呂上がりの水分補給にも、いつも通りの母乳やミルクで十分です。
ただ生後6ヶ月を過ぎてから(離乳食を始めてから)の湯冷ましやお茶の摂取は、
水分補給や口すすぎの目的で必要となります。
同じように、
「生後9ヶ月からはフォローアップミルクを飲ませないといけない」と
考えているおかあさんもみえます。
フォローアップミルクは、
「1才近くになり、何らかの理由で離乳食の摂取が少なく、タンパク質など
の不足が懸念される場合や鉄欠乏の恐れがある場合に必要」とされています。
母乳がよく飲めていて、離乳食が順調に進んでいれば必要ありません。
お子さんの体調や状況を見て判断しましょう。
2014年01月09日
母乳で育てたいおかあさんに

今日は風が強く寒い予報でしたが、午後からは日差しもあり、
暖かい日になりました。
気候が穏やかな日には外にでて運動するのもよいですね

さて、
母乳で育てたいけど、思っていたより大変でうまくいかない
赤ちゃんに吸ってもらってといわれても、赤ちゃんが寝てばかりいて無理・・・
オッパイが痛くて仕方がないほどパンパンに張るのに母乳がでない

乳頭が傷ついて赤ちゃんが吸うと痛くてとてもすわせられない
よく泣くので母乳が足りているか不安
母乳を吸うとすぐ寝てしまう
ミルクだとよく飲むのに、母乳を吸わせようとすると嫌がる

等々
母乳で赤ちゃんを育てようとおもっていても、おかあさんの不安や心配はつきないですね。
助産所では、赤ちゃんの体重や1日の哺乳や排泄の状況を伺いながら
助産師が生後日数に応じた母乳育児の進め方を一緒に考えいろいろな提案をしています。
赤ちゃんの体重の日増や生下時体重への戻り具合、
一回にどのくらい母乳を飲みとったか、母乳は上手く飲みとられているか
などをもとに必要量を算定するところから始まり、
授乳回数を調整するだけの場合もあれば、必要に応じてデバイスを使うことも。
助産所には乳頭保護器や乳首をはじめとした様々な器具(デバイス)を使うこともあります。
SNS(ナーシングサプリメンター)を使って赤ちゃんが母乳を吸うようになり、母乳の分泌量が
ふえてきたり、
硬質タイプの補助器を使って直接哺乳が上手くできるようになった結果
硬くて吸えなかったオッパイが柔らかくなり直接哺乳できるようになった方もいます。
添い乳のあげ方を初めて体験して、夜間授乳がこれならできそう

中には母乳がよく出て、赤ちゃんに必要なだけの分泌量にセーブしたいという相談に
のったこともあります。
母乳で育てることは共通でも、実際は1人1人あげ方も進め方も違います。
母乳育児に悩んだときは、1人で悩まず、最寄りの助産所や保健医療施設にご相談ください。


6ヶ月のSくん

寝返りが上手で、
服を着る時もゴロンゴロン
人見知りもなく、私たちに
いっぱい笑顔


2014年01月08日
日本の行事と行事食

新年 最初の助産所の掲示板は 「日本の行事と行事食」 がテーマです。
「行事食」 とは、季節ごとの行事やお祝いの日に食べる
特別な料理のことを言います。
例えば昨日 1月7日は 「人日 (じんじつ)」 といい、
七草粥を食べて一年の無事を祈る日です。
お正月で疲れた胃腸を休ませるという目的もあるようです。
他にもお正月の「おせち料理」、ひな祭りの「はまぐりのお吸い物」、十五夜の「月見団子」など、
1年を通してたくさんの行事や行事食があります。
古くから伝承されてきた行事や食事には、必ず何らかの意味が存在しています。
私自身、子どもの頃に普通に行われていた行事や行事食を
きちんと子どもに伝えてきただろうか・・・と反省し、
ここ数年は子どもと一緒におせち料理を作るようにしました。
一品ごとに込められた願いを話しながら
食卓を囲むのは楽しいものです。
いつもと違ったメニューでわくわくしたり
行事にちなんだメニューや、地域の伝統食を食べ、
その料理についての意味を教えることは、
日本の伝統文化を知るのみでなく、食育にもつながります。
季節ごとの行事を通して、旬のものや縁起のいいものをいただき、
家族の幸せや健康を願う昔からの風習を大切に伝えていきたいですね。
2014年01月07日
妊娠中のカフェイン

妊娠を機にカフェインを控える方は数多くみえます。
大好きなコーヒーや紅茶・お茶が制限されてつらいですよね

なぜカフェインは胎児によくないのでしょうか?
それは、流産や早産、低出生体重児の原因になると考えられいるからです。
カフェインは母の胎盤を通して胎児の血液に入り込みますが、胎児にはそれを分解したり、
排出する力がほとんどありません。
またカフェインは、母体のアドレナリンを増やし、血流を減らす働きがあるため、胎盤の血流を減少させ、
胎児に酸素や栄養が送られにくくなり、発育障害や胎児死亡の一因となることもあります。
他にもカフェインは、尿に排出されるカルシウムの量を増やす働きがあり、おなかの赤ちゃんのために
カルシウムをたくさんとっても流れ出てしまったり、鉄分の吸収を妨げたりもします。
それが、妊娠中カフェインを控えた方がいいといわれる所以ですね

カフェインが多いものとして、
・コーヒー
・紅茶
・お茶
がよく知られていますが他にも
・コーラ
・ココア
・チョコレート
・栄養ドリンク
・一部の医薬品 などにも含まれています。
出産後も母乳を通してカフェインが赤ちゃんへ入り、赤ちゃんの落ち着きがなくなったり、
興奮して泣きやまなかったりする事

色々なものに含まれているため、妊娠中や授乳期にカフェインを全く0にするのは難しいですが、
1日に100mg以内の摂取であればほとんど問題ないそうですよ

ちょっと気にしたり、心がけることでカフェインを控えることは可能です

今ではカフェインレスの食品も多く出回っています。単にカフェインを含む食品を我慢するのではなく、
自分にあうカフェインレスのものを見つけると、ストレスが少し軽くなるかも・・・
一度試してみてはいかがでしょうか



写真左から
6ヶ月のAくんと2歳のMちゃん、5ヶ月のHくんの姉弟

ママたちがお友達で、一緒に立ち寄ってくれました。
お子さんたちも仲良くなれそうだね

2014年01月06日
明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いします。
今日が仕事始めの助産所の郵便受けには
利用者さんから 写真入りの年賀状が届きました。
「順調に成長しています

「また遊びに行きますね

にこやかなご家族の写真から お子さんがすくすくと
成長している様子が伺えて とても嬉しく思いました

また会えるのを楽しみにしていますね。
ありがとうございました。
そして 助産所には かわいいお客さま

生後18日目のIくん。
「写真撮るよ~。」と言うと、それまで泣いていたのが
嘘のようにしっかり


お姉ちゃんが上手に抱っこしてくれて嬉しいね。
家でもIくんが泣くと 今日は来れなかったお兄ちゃん、
お姉ちゃんも順番に抱っこしてくれるそうです。
ママを見てにっこり笑顔

11ヶ月のMちゃん。
年末年始は いとこ達と会って一緒に遊び、
とても楽しそうな様子だったそうです。
楽しいお正月が過ごせてよかったね

2ヶ月のYちゃん。
お散歩しながら 体重測定に来てくれました。
外は寒いけど、ママの抱っこはとても温かくて
気持ちよかったね。
手足までポカポカでした
