2014年01月23日

ノロウイルス対策

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


ノロウイルスの流行が心配な季節になってきました。
新城に近い浜松市の学校の大規模な発生もまだ耳に新しいですね。

ノロウイルスは、強い吐き気、嘔吐、下痢や腹痛など主症状とする食中毒です。
感染力が強く、潜伏期間は1~2日。
飲食物からの感染の他、加熱不十分な2枚貝からの感染が有名ですが、
人を介する感染として、
感染した人の便や嘔吐物に触った手を介してウイルスが口から入ったり、
ウイルスを含む飛沫を吸い込んだり、
適切に処理されなかった嘔吐物が乾燥して空中に浮遊したウイルスを吸い込んだりする
エアロゾル感染があります。

加えて、最近ではノロウイルスがトイレで感染しやすいことが分かってきました。

ノロウイルスは便や嘔吐物の中に多量にいます。
これらを排泄するトイレには、ノロウイルスが大量に流れるので、注意が必要です。

排便後に蓋を開けたまま流すとウイルスが飛沫となって空気中に飛散します。
洋式トイレでは蓋をして流すことでウイルスの飛散をだいぶ抑えることができます。
和式トイレの場合、蓋がなく、便器も浅いので飛散が大きく、ズボンの裾などに
飛沫がついてウイルスを運びやすいのだそう。

症状の強い時には便も水様で、より飛散しやすい状態です。
お尻を拭くのも、ペーパーホルダーや手など、自分では触っていないと思っても
ウイルスがひろがっています。

家族が罹った場合には感染が広がらないよう
①トイレは蓋をして流す。
②使用後は便器の蓋の裏、ペーパーホルダーやトイレの壁、ドアノブなどの除菌
 をこまめにする。
③消毒は塩素系消毒液を希釈して使う。

和式トイレの場合はズボンの裾をあげたり、身軽な服装で壁や周りにあたらずに
使用できるよう注意しましょう。

一番の予防法は手洗いです。
普段から、トイレの後や調理、食事の前など食べ物を口に入れる前には
流水と石けんをよく泡立てて手首までしっかり洗うようにしましょう。

 










  


Posted by しんしろ助産所 at 17:11Comments(0)健康