2014年09月30日
卒乳
こんにちは しんしろ助産所です
子どもが1才を過ぎるころになると
“ 授乳を続けていていいのかなぁ・・・”と、悩むおかあさんがいるかも知れません。
かつては、
1才頃になると母乳は水と同じで栄養がなくなるとか
いつまでも母乳をあげているとむし歯になるといわれ1才の断乳は普通でしたが、
今では、それも根拠のないことが分かってきました。
母乳は “1才になったから止めさせる”ものから
“子どもが自然に卒業していく” ものと考えられるようになりました。
おかあさんだけが決めるのではなく、あかちゃんが決めるということですね。
ただ、職場復帰やその他の事情もあるので、一概にはいえませんが
母子ともに納得できる卒乳を迎えたいものです。
おかあさんに抱かれて母乳を飲むことは、お子さんにとって心地よい、安心な時間。
甘えたり、癒されたり、母乳を飲みながら楽しみます。
なのに、母乳だけでなく、生まれてからずっと一緒にいたおかあさんと離れて過ごす生活は
子どもにとっても大変なストレス!
いきなり生活をチェンジすることは大変難しいことです。
職場復帰されるお母さんは、復帰にあわせ、お子さんへの言いきかせや授乳回数を意図的
に減らしていきましょう。
遊び相手になったり、散歩に行ったりして、子どもの気持ちが授乳からそれるようにかかわる
と回数が減らせます。
日中は仕事に出かけても、自宅に帰ってからは授乳を続けていく方法もあります。
栄養だけでなく、心も育んでくれた母乳育児の終え方も考えてみましょう。
2014年09月29日
ベビーカーの事故に注意
こんにちは しんしろ助産所です
いよいよ秋本番となってきました。
過ごしやすい季節になると、赤ちゃんを連れて
お出かけする機会も 増えるのではないでしょうか。
赤ちゃんとの外出の際に あると便利なもののひとつ “ベビーカー”
時に思いもよらないアクシデントが起こることがあります。
場合によっては赤ちゃんの命に関わることも・・・
そこで、今日はベビーカーで起こりやすい事故について
お伝えしたいと思います。
一番多いと言われているのは
「手すりに重い荷物をかけて後ろにひっくり返ってしまった」 というもの。
ママが手を離した時や赤ちゃんを抱き上げた拍子に
荷物の重みでベビーカーが後ろにひっくり返ってしまうことがあります。
上の子がベビーカーを押していて、体重をかけて起こることもあります。
荷物は下のかごに入れる、家族に協力を得る、
上の子がいるときは目を離さないなどの対策をしましょう。
「段差につっかかり、転びそうになった」
普段は気にならない段差も、急いでいるときなどは衝撃が
大きくなり、転倒してしまうことがあります。
ちょっとした段差でも “ゆっくり” を心がけてくださいね
「ベルトのしめ忘れで、赤ちゃんがずり落ちそうになった」
少しの距離だからと油断してベルトをせず、気づいたら
体がずり落ちていたというケースもあります。
振動や万が一の衝撃に備えるためにも、ベルトは正しく締めましょう。
その他、エレベーターの扉にはさまれてしまったり、
ロックをしていなくて坂道を下って行ってしまったなんていう事故も・・・
赤ちゃんとのお出かけが楽しい思い出になるように
安全に心がけましょうね
今日のおきゃくさま
ママたちがお友達で みんなでベビーマッサージに来てくれました。
左からYくん(5ヶ月)、Yくん(6ヶ月)、Hくん(6ヶ月)、Kちゃん(6ヶ月)
みんな 楽しそう
マッサージの後は気持ちよくなったのかスヤスヤ
お家でもおかあさんにマッサージしてもらってね
2014年09月26日
赤ちゃんの寝ぐずり
こんにちは しんしろ助産所です
育児真っ最中のママさんから、赤ちゃんの寝ぐずりの相談を受けることがあります。
生まれてから、昼夜関係なく、2~3時間毎の授乳だったのが、
少しずつ寝る時間が長くなってほっとしたのもつかの間
寝かしつけようとすると、グズグズ
眠そうにしているのになかなか眠れない感じで、泣いたり、のけぞったり
トントンしても、抱っこしてもグズグズはおさまらないし、おっぱいあげても
そんなに飲みたそうじゃないし・・・
毎晩毎晩寝かしつけるだけで30分以上。ひどい時には1時間以上続くことも・・
ママも毎日では、ヘトヘトでつかれてしまいますね
普段はかわいいのに、寝てくれないとイライラ
気持ちが伝わるのか、赤ちゃんも一層ぐずりがちです。
寝ぐずりの対策としては・・
・毎日同じ入眠儀式をする
寝かしつけの方法を毎回同じようする
私たち大人でも、足を温めたり、温かいものを飲んだりすると眠くなることがあります。
赤ちゃんも同じ、ママの手を触っていたり、お気に入りのぬいぐるみを傍に置く
など 赤ちゃんがスムーズに寝付けるものを見つけましょう。
赤ちゃんによってお気に入りのものはちがうので、いろいろ試してみるのもいいかも・・・
・マッサージ
血液循環が良くなると温かくなり、眠りを誘います。
パジャマの上からでいいので、温かいママの手で全身をやさしくなでてマッサージする
・背中や胸をトントンする
・子守唄を歌う
ゆっくりとしたリズムの子守唄を歌うと、赤ちゃんもママも気持ちが落ち着きます
・タオルやおくるみでくるむ
手や足を曲げ、背中が少し丸くなるようにくるむと、ママのおなかにいた時を思い出し、
安心することがあります
・いつもと同じものと一緒に寝る
タオルや枕など同じもので寝かせると、いつの間にかそれが安眠のアイテムになることがあります。
触ったり、臭いをかいだり、すりすりして安心して眠ることができます
・日中、お散歩や身体を使った遊びをする
心地よい刺激は眠りを誘います。お天気のいい日は、ママとお散歩。
いい刺激になりますよ。
夜泣き専門保育士の清水悦子先生によると
『赤ちゃんが潜在的に眠ることへの恐怖があります。眠ることは外敵に襲われる危険性が高まるので
本能的に確実に安心できる空間でしかすんなり寝ようとしません。
だから寝かしつけは安心感が大切です』
と話されています。
確かにママがイライラしてると、赤ちゃんはなかなか寝ませんよね。
ママもリラックスすることが、赤ちゃんを寝かす一番の対策なのかもしれません。
周囲に応援を頼むのもいいでしょう。
パパやおばあちゃんにほんの少しの時間お願いして、外出して気分転換するのもよし、
寝るのもよし、ちょっと赤ちゃんと距離を置くことでリフレッシュできます。
近隣に身内がいない方は、子育てサポートなどもあります。
一人で悩まず、周りの人に相談したり、話したりしてみましょうね
きょうのお客さま
明日で5ヶ月のSちゃん。
『わたし、寝返りもはいはいもできるのよ~』
と、成長した姿を見せてくれました。
2014年09月25日
オッパイのかゆみ
こんにちは しんしろ助産所です
授乳期間中に“オッパイや乳頭のかゆみ”を感じたことのある方は
多いのではないでしょうか。
かゆみの原因は、母乳パットや赤ちゃんのよだれ、汗、などからくる蒸れや、
漏れ出した母乳をそのままししてかぶれた母乳かぶれ、
オッパイにできた妊娠線やカサカサしてかゆみをかんじる皮膚の乾燥など。
蒸れやかぶれが原因のかゆみは
オッパイをきれいにすることで 解消できます。
授乳後、お湯で絞ったタオルでオッパイについた母乳やよだれ、汗などを
きれいに拭き取り、その後、乾いたタオルで拭ったり、団扇で風を送ったりして
皮膚をよく乾かしてからブラジャーをつけるようにしましょう。
母乳パットのかぶれには交換を頻回にする、タオルやガーゼハンカチなどに
取り替えるとかゆみが治まってくるかも
皮膚のカサついた乾燥が原因のかゆみは
保湿が効果的。
あかちゃんに優しい保湿剤を使用しましょう。
かゆみだけでなく、赤く、なかなか治らないような場合には
カンジダが原因のこともあります。
症状が改善しない場合は、そのままにせず、皮膚科を受診しましょう。
きょうのおきゃくさま
2ヶ月のTくん
黄色と茶色のストライプの ミツバチのベビー服もピッタリ
雨があがったのでと 計測に来てくれました。
ママとの外出が嬉しかったのかな・・・
とても機嫌よく “あ~あ~”ってずっとお話ししてくれたね
2014年09月24日
初めて牛乳を飲ませるとき

「牛乳はいつから飲ませていいの?」
「初めて飲ませるときは温めた方がいいの?」
子育て中のママから 牛乳の飲ませ方

聞かれることがよくあります。
栄養豊富な飲み物の代表である牛乳ですが、
初めて飲ませるときはいつ、どのように飲ませたらいいか
心配になってしまいますね。
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」には
「牛乳を飲ませるのは1歳以降が望ましい」とかかれています。
“1歳以降が望ましい”理由は、
「牛乳はタンパク質やカルシウムを多く含むが、鉄の含有量が少なく、
母乳やミルクに比べて吸収率が低い」という性質にあります。
1歳未満の乳児は、まだ食事だけで十分な栄養を摂れず、
鉄の需要も大きい時期

この時期に、ミルクや母乳に替えて牛乳を飲ませてしまうと
貧血になってしまうことがあります。
消化機能が未熟なため 高タンパク質によるアレルギーの
心配もあります。
飲料としてではなく、離乳食を作る際に少量使う分には
1歳前でも大丈夫です。
では、初めて飲ませる時の温度は・・・
やはり最初は、ミルクや母乳と同じように人肌くらいに温める
のがよいと思います。
少量から始め、下痢などしないか様子を見ながら
問題がなければ常温へと、量も少しずつ増やしていきます。
問題がなければ次は冷たいものへと徐々にステップアップしていきましょう。
1才を過ぎてからでも、お茶代わり感覚で毎日たくさんの
牛乳を飲むことは貧血の原因になります。
牛乳は食事に影響しない程度に、飲ませすぎないよう気をつけてくださいね

2014年09月22日
かわいいおきゃくさま♪

今日も秋晴れのいい天気

日中の日差しは暑いくらいでしたが、
たま~に吹く風が心地よく感じられました。
さて、今日はかわいいおきゃくさまをご紹介します。
1歳2ヶ月のAくん
お兄ちゃんに負けないくらい食欲旺盛だそうで
順調に大きくなってます。
ベビーサインで お茶が欲しいとママに伝える
様子にもびっくり
気持ちを伝えられるっていいね
助産所のオープンシステムを利用して生まれたAちゃんは
1歳6ヶ月になりました。
お兄ちゃんと一緒になって遊ぶおかげか
ボールを投げるのもお手のもの。
ソファーをまたいで行ったり来たり、動きも活発です。
大きくなったね
6ヶ月のRくん
ママの 「コンコン」 と舌を鳴らす音がお気に入り。
「写真を撮るときはこれが一番!」とママ。
いつもにこにこの笑顔を見せてくれるそうです
今日もいい笑顔だね~(^O^)
1歳1ヶ月のCちゃん
病院の注射を思いだしたのかな!?
始めは泣けてしまったけど
おもちゃを見たら 落ち着いて遊び始められました。
帰る頃にはバイバイとチュー
も
披露してくれました
また来てね~。
2014年09月19日
ものは考えよう
こんにちは しんしろ助産所です
秋ですね~
向かいのこども園から運動会の練習をしている
子どもたちの元気な声が聞こえてきます。
今さらですが、妖怪ウォッチ・・・
子どもたちに大人気なんですね。
流れてくる「妖怪体操」 の歌詞に思わず笑ってしまいました
「朝、起きられない」 のも 「彼女に振られた」 のも
すべて 「♪ 妖怪のせい」 なのね?
それなら 仕方ない・・・か?
きっと いろんな言い訳に使っている子どもが多いんだろうな。
おかあさん方は大変ですね
それなら、たまにはおかあさん方も うまくいかなかったことを
「妖怪のせい」 にしてみたらどうでしょう?
真面目で頑張りやのおかあさんたちは
何でも 「自分のせい・・・」 と思いがち。
「妖怪のせいなのね」 くらいに考えると
気持ちも楽になるかもしれませんよ。
今朝 聞いた話ですが、
あかちゃんのねぐざりに困っていた娘さんからの相談に
「眠ってしまうと 大好きなおかあさんの顔が
見られなくなるから泣いてしまうのかもしれないね」
と答えたら、「そうなんだ‼」と娘さんの気持ちが晴れて お元気に
なられたとか
うん、これは 「妖怪のせい」 にするよりいいかも。
ものは考えようで 気持ちが楽になることもありますね
2014年09月18日
デング熱対策・・赤ちゃんは大丈夫??
こんにちは しんしろ助産所です
近頃メディアで騒がれている 『デング熱』
蚊が媒介する感染症で、国内の患者さんはすでに120人を超えています。
海外旅行時に感染し、帰国後発症した患者さんは毎年200名前後報告されていた
ようですが、国内での感染は過去60年以上報告されておらず 感染の拡大が危惧
されています。
デング熱の予防ワクチンはまだありません。
デング熱に赤ちゃんが罹ると、抵抗力が弱いため、
高熱での脱水など、重症化することもあり注意が必要です。
ヒトスジマシカというよく見かけるヤブ蚊が媒介します。
この蚊は、普段軒先の日蔭に生息していることが多く、窓や戸を開けると室内に入っ
てくることがあります。
蚊に刺されると必ずデング熱を発症するわけではありませんが、刺されないのが一番です。
以前、助産所ブログ 『赤ちゃんの虫刺され』 にも書きましたが、
赤ちゃんは体温が高めで、汗をかきやすく、蚊にさされやすい存在です。
周囲の大人も含め、みんなで予防したいですね。
・玄関やベランダ、窓などには 虫よけ剤をおく
開閉の多い場所におくと侵入を阻止できる
網戸にも虫除けをつけると効果的
・水たまりをつくらない
外においてあるおもちゃや空き缶などにちょっと雨水がたまっただけでも蚊は繁殖する
・虫除け剤を活用
赤ちゃんにはクリームや液体タイプの虫よけ剤を使用する
シールタイプのもある
ベビーカーのときにはぶら下げタイプも有効
・公園や草木の多い場所に外出する時は肌の露出を最小限にする
長袖・長ズボン・靴下などを着用する
・洗濯物は、一度はらってから取り込む
洗濯物についたまま室内に侵入することがある
・汗をこまめにふきとる
汗をそのままにしておくと蚊を呼び込むようなもの
等々
どの蚊がデングウイルスをもっているかは、見ただけではわかりません。
蚊は10月末くらいまでは繁殖しています。
夏が過ぎても虫よけ対策をしていきましょう
2014年09月16日
妊娠中のおりもの対策
こんにちは しんしろ助産所です
あんなに暑かった夏が過ぎ、秋が一気にやってきたように感じます。
朝夕は上着がないと肌寒いくらいなのに、日中は少し動くと汗ばむほど・・・
こんなときは、体調を崩さないように気をつけましょうね
さて、妊婦さんの8割が妊娠中におりものが増えたと自覚し、不快に感じているそうです。
おりものが増えたと自覚するのは、ほとんどが妊娠初期と後期。
初期には受精卵の着床にともなって、エストロゲンの分泌が増え、子宮頸管の分泌物が増えるため
私たちの身体はこうして膣内の酸性度を高くして、体内への細菌侵入を防ぐようにできているのですね
後期には、出産準備のために子宮が収縮するようにホルモンバランスが変わるため
産道の準備でおりものの量が増えていきます。
下着を日に何度も取り替えたり、おりものシートがはなせないという方もみえます。
おりものには、子宮内膜、子宮頸管粘液、膣粘膜の分泌物、皮脂腺や汗腺からの分泌物などが
混じっています。色は透明や乳白色、クリーム色で、下着に着くと乾いて、黄色っぽくなります。
おりものの不快感を軽減するには通気性と清潔が効果的。
おりもの対策には、
・綿の下着を着用し、身体を締め付けるようなきつい服装はさける
・生理ナプキンやおりものシートを使用する
・自分で膣の洗浄をしない(自浄作用を妨げます)
・痒みや熱感、悪臭、いつもとは違うおりもの(血混じり、茶色、緑色、豆腐粕様など)が出る場合
は受診
その他に布ナプキンの使用
布ナプキンはケミカル素材が使用されていないので皮膚への刺激が少なく、吸湿性や通気性に
優れているので下着につけておくだけで蒸れにくい
身体の働きを知ると、おりものが大切な役割をしていることがわかります。
不快感が軽減すると妊娠がもっと楽しいものになりますよ
2014年09月12日
おっぱいからの卒業

先日、助産所のブログを毎日見てくださっているというママから
「今度 卒乳・断乳について書いてください

「母乳はいつまで続ける?」
「どうやっておっぱいから卒業するの?」
子どもが1歳を過ぎる頃になると 「卒乳・断乳」 について
悩むママが多く見えます。
最近は、子どもの方から自然にほしがらなくなるまで授乳を続ける
「卒乳」 の考え方が広まってきています。
その時期は、子どもの個性や発達、家庭環境などによって
個人差があるのでいつとは言えませんが、
それがいつになっても、心理学的にも発達においても
問題はないとされています。
でも、こどもが自然におっぱいから離れる時期が来る前に
さまざまな理由でおっぱいからの卒業を考えるママもみえます。
・周りに言われるから
・歯が生えておっぱいを噛まれて痛い
・夜中の授乳がつらい
・仕事に復帰する
・おっぱいばかりで離乳食を食べない
・虫歯になりやすいと聞いたから
・次の妊娠を考えているけど生理が来ない などなど
これらの理由の中には、原因を除去したり対応策をとれば
授乳を続けることができるものがほとんどです。
「卒乳の時まで母乳をあげたい

無理をしてやめる必要はありません。
母乳育児を続けているママや子どもにとって、
「おっぱいからの卒業」 は成長の過程での大きな一歩。
総合的に考えてママが納得できる時期を卒業の時期と
考えるといいと思います。
急におっぱいをやめるとおっぱいトラブルを起こすこともあります。
1人で悩まず、助産所や最寄りの母乳育児支援施設に
相談してくださいね。
2014年09月11日
ムカデに咬まれた時の対処法
こんにちは しんしろ助産所です
昨日 母との会話でムカデの話が出ました
知り合いがムカデに刺され、大騒ぎになったそうです
以前にも助産所のブログでご紹介しましたが、
ムカデに咬まれたら、決して冷やしてはいけません!!
冷やしてしまうことで痛みが倍増してしまうとか。
反対に42℃~46℃の熱めのお湯で洗い流すことで
毒性が弱まるため、石けんやシャンプーを使って
最低5分~20分は洗い流しましょう。
42℃未満に温度が下がらないように
シャワーを使った方が良いようです。
実際、子どもにとって42℃~46℃のお湯は熱いのかな?
と思い、試しに45℃のお湯を体験してみました。
手先や足先なら それほど熱さを感じないようでした。
ただ、皮膚の薄い場所では 5~20分は我慢できないかも・・・
子どもの場合は お湯の温度にきをつけて
休み休みでいいので 噛まれたところをよく洗い流しましょう。
応急処置の後、痛みや腫れが続いていれば
念のため病院に受診した方が良いですね。
ところでムカデは 納戸や軒下、落ち葉などの湿った所によくいます
でも、布の間や靴の中も 意外に好きなようです。
私の母は脱衣所のバスタオルの中に隠れていた
ムカデに咬まれたことがあるといって、
子どものころから、「身体を拭く前には バスタオルを確認してから‼」
といわれて育ちました。
他にも、ムカデが靴の中にひそんでいることもあります。
履いた瞬間にやられた!! という話もよく聞きます。
なるべく履いた後は日光で乾燥させ、
履く前には 確認しましょうね。
2014年09月10日
赤ちゃんの聴力検査
こんにちは しんしろ助産所です
母子手帳の新生児期の経過の中に聴力検査の記録部分があるのはご存じですか?
赤ちゃんはママのおなかの中で、声や色々な音を聞いて大きくなります。
言葉の発達は、おなかにいるときから1歳半くらいまでが重要な時期で、
この時期によく聞こえずに過ごすと、言葉を覚えたり、音を聞き分ける能力や情緒が
十分に発達できない可能性もあるといわれています
先天的な難聴は1000人中、1~2人といわれていますが、赤ちゃんが聞こえているか
どうかは、あいまいで個人差もあり、よくわからない場合も多くあります。
そのためか以前は2~3歳になって分かることがほとんどでした。
現在では、新生児の聴覚スクリーニング検査(ABR)が開発され、聴覚の異常が早期発見
できるようになり、多くの出産施設で行われています。
検査は、赤ちゃんが眠っている間に数分でできます。
痛みや副作用もなく、生まれて間もない時期にできるのが特徴です。
うちの子は大丈夫‼という確証はどこにもありません。
任意の検査ですが、分かれば早い対応ができます。
医療と共に検査もどんどん進化しているのですね
きょうのお客さま
3ヶ月のRくんと1ヶ月のNちゃん
体重チェックにきてくれました。
ママ同士は、助産所のマタニティヨーガにも参加していたお友達
お子さんたちも仲良くなるだろうなぁ
2014年09月09日
離乳食と母乳
こんにちは しんしろ助産所です
離乳食は赤ちゃんの食べる準備ができた、生後半年頃からスタートします。
スプーンなどを口に持っていっても、舌で押し出さない
支えがあれば一人でおすわりができる
歯がはえはじめる等、ものをかむ準備ができている
自分で食べ物を口にもっていく
頻回に授乳してもまだ欲しがる・・・などがその準備状態。
そのころになると、大人が食べるのをみて、食べたそうに口をもぐもぐしたり、
よだれを垂らしたりなんとなく赤ちゃんが食べたそうにしているのが伝わっ
てきます。
離乳食はそんな、あかちゃんの食べたい気持ちを大切にして進めたいものです。
ただ離乳食を始めても、赤ちゃんは一度にいろいろお腹一杯食べれるわけ
ではありません。
母乳は離乳食が始まってからも大事な栄養源です。
離乳食が進んでも、母乳は赤ちゃんが欲しがるだけあげましょう。
赤ちゃんが安心して満足することで、食欲も増進します。
中には、離乳食が進まず、母乳ばかり飲んでいるからかしら・・・
と、心配して相談にみえるおかあさんもみえます。
ただ、離乳食の進む進まないは、授乳の回数や量とはあまり関係がないと
いわれており、離乳食の開始や進め方を見直すのがよいようです。
食事は本来楽しいもの。
赤ちゃんがまだ、離乳食を欲していないのに、時期になったからと初めても
ストレスです。
おかあさんの気持ちを赤ちゃんは感じます。
母乳はたくさん飲ませて大丈夫。
そんな時はいったん中断して、赤ちゃんの食べる意欲がでてくるのを待ちましょう。
2014年09月08日
子どものうがいの練習

「うがいって いつ頃からできるようになるんですか・・・

と聞かれることがあります。
うがいは 風邪やむし歯の予防に効果があります。
子どもには小さい頃から 手洗いとともに
身につけさせたい習慣のひとつですね。
うがいができるようになるには
呼吸機能やご飯を食べる・飲み込む、言葉を話す
といった口腔機能の発達が関係しています。
一般的には、
口を洗浄する 「ブクブクうがい」 は3~4歳頃に、
のどを洗浄する 「ガラガラうがい」 は4~5才頃に
できるようになります。
どちらも親が見本を見せ 子どもがまねをしながら
身につけていきます。
子どもにうがいをさせようとしても、
水を含ませても飲み込んでしまう

飲みこんでしまった後で 「ぺー」と吐き出すまねをするだけ・・

なんていう経験のあるママも多いのではないでしょうか。
でも、がっかりすることはありません。
これも うがいができるようになるまでの段階を
ひとつずつふんでいるんです。
その後、
口に含んで「ペー」と吐き出す。
口に含んだ水を両頬を同時に動かして吐き出す。
そして、左右の頬を交互に動かしてうがいができるように
なっていきます。
声かけで日常生活動作ができ、
動きをまねするようになってきたら
少しずつ練習を始めてみましょう。
周りが濡れる心配のないお風呂タイムなら
楽しく練習できます。
「ぶくぶく」 「ぺー」 と声をかけ、
たくさん誉めながら やる気や達成感も
育てていけるといいですね

2014年09月05日
中毒110番

9月の掲示板は 「防災週間」 「救急医療週間」 にちなみ、
「中毒110番」 をまとめてみました。
みなさん ご存知かと思いますが、
子どもの死亡原因の第1位は 「不慮の事故」 。
その中でも、誤飲は身近に起こりやすい事故です。
最近では ジェル状洗剤をゼリーと勘違いして
口に入れる事故が多発しているようです。
誤って食べたり飲んだりした場合、
そのものによって対処方法は異なります。
牛乳を飲ませた方が良いもの 飲ませてはいけないもの、
吐かせた方が良いもの 吐かせてはいけないもの、
様子を見て良いもの すぐに受診をしなければいけないもの・・・
全部はとても覚えきれません。
でも、そんな時に 「中毒110番」 の存在を知っていると便利です。
大阪中毒110番 : 072-727-2499 (365日 24時間対応)
つくば中毒110番 : 029-852-9999 (365日 9時~21時対応)
たばこ専用電話 : 072-726-9922 (365日 24時間テープ対応)
いざという時のために あらかじめ電話に登録をしておくと良いですね。
その時には以下の情報を正確に伝えられるようにしましょう。
・ 患者の氏名、年齢、体重、性別
・ 連絡者と患者との関係、連絡者の電話番号
・ 中毒原因物質(正確な商品名、会社名、用途)
・ 中毒事故の発生状況(摂取量、摂取経路、発生時刻)
・ 患者の状態
でも、一番大切なのは 事故を起こさないようにすること。
小さな子どもは何でも口にするのは当たり前、という気持ちで
手の届くところには置かないように 心がけましょうね。
2014年09月04日
おなかの赤ちゃん写真♡
こんにちは しんしろ助産所です
助産所の8月の掲示板、『胎児エコーの見かた』を多くの方に
見ていただき、ありがとうございました。
妊娠がわかると
『おなかの赤ちゃんはどんな顔してるのかなぁ』
『どんな姿勢でいるのかしら・・・』 など
お腹の赤ちゃんに対しての想像は膨らむばかり。
妊婦健診にいってエコーをみると、赤ちゃんの成長を感じることができ
ママをはじめご家族の楽しみの一つになっていると思います。
通常は、2Dという平面の超音波白黒写真で、骨が白く、羊水は黒くうつります。
今ではエコーがよくなって、3Dや4Dなどが当たり前になってきました。
3Dは2Dの写真を何枚も重ねた立体的な写真で
オレンジっぽくうつります。手や足の指、鼻や口などが立体的になり、
赤ちゃんらしさがでてきます。
4Dは3Dに動きを加えた動画で、赤ちゃんがお腹の中であくびをしたり、指を吸ったり、
キックしたりなどの姿を見ることができ、より赤ちゃんを身近に感じることができます。
今では、病院によってはDVDやUSBに入れてくれるところもあるようですよ
超音波エコー検査は、ママや赤ちゃんに侵襲を加えることはなく、手軽に確認できる検査です。
☆赤ちゃんの大きさを計測し、成長の確認ができる
☆胎盤の位置や羊水量、赤ちゃんの健康状態の確認ができる
☆性別の確認ができる
☆出産予定日の確認ができる
など多くのメリットがあります。
ただし、エコー写真は、時間がたつと色があせてくることがあります。
スキャナでスキャンてパソコンに取り込んだり、取り込んだものを写真にすると
保存しやすいでしょう。
いのちの芽生えから10か月間の大切な時間の記録、素敵に残しておきたいものですね
2014年09月03日
秋は寝冷えに注意!

天気のよい日はまだ残暑厳しいですが、
朝晩は日毎に涼しくなってきました。
9月に入り、我が家では毎日子ども達と栗拾い

すっかり秋の気配が感じられるようになってきましたね。
この時期は、日中と朝晩の温度差により寝冷えしやすく
体調を崩すことが多くなるので注意が必要です。
本格的に寒くなる真冬より、寒さに慣れていない
今の時期の方が「冷え」の影響を大きく受けてしまうのだそうです。
寝るころはまだ暑く、扇風機を使用したり、窓を開けて寝たり、
薄い布団で寝ることも多いのではないでしょうか。
特に子どもは寝入りばなにたくさん汗をかきます。
夜中に布団も蹴ってしまい、汗が冷えることで
身体を冷やしてしまいます。
寝冷えしないようにするには・・・
○扇風機やエアコンはタイマーを忘れずに!
○窓は開けっぱなしにしないようにする。
○足元にかけ布団を置いておき、寒く感じたらすぐに羽織れるようにしておく。
○お風呂に入ってすぐに寝ないようにする。
熱くなった体を冷やそうと体は自然と体温を下げるので、
汗をかいたまま寝てしまうと余計に体が冷えてしまいます。
○なるべく冷えやすい窓際で寝ないようにする。
○子どもは腹巻やスリーパーを活用する。
過ごしやすい季節になってきますが、油断せず、
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋を迎えましょう

2014年09月02日
オッパイをあげるコツ
こんにちは しんしろ助産所です
母乳で育てるコツは
“あかちゃんが欲しがるときに欲しがるだけオッパイをあげること‼”
でも、最近の出産施設は母児同室が多く、授乳も自分のペースでできる半面、他の
おかあさんがどのようにオッパイをあげているのか分かりにくい状況です。
初産婦さんでは赤ちゃんを抱くのも、オッパイを飲ませるのも初めてで分からないこと
ばかり・・・
赤ちゃんの方から上手にオッパイを吸ってくれるとよいのですが、寝ていたり、哺乳
意欲がまだ弱い時など困ってしまいますね。
赤ちゃんは自分で頭や身体を支えたり、哺乳しやすい位置に移動することができま
せん。1才くらいになれば、オッパイが欲しくなると自分からおかあさんの服を持ち上
げてオッパイを飲んだりするのですが、生まれてまだ日が浅いうちは赤ちゃんがオッ
パイを飲みやすいように手伝ってあげましょう。
授乳姿勢はいろいろありますが大事なのはまずおかあさんが楽な姿勢でいること。
そして赤ちゃんの身体とおかあさんの身体が密着していること。
赤ちゃんのお腹とおかあさんのお腹を合わせて、赤ちゃんの耳、肩、お尻が直線
になるように赤ちゃんの頭がわの腕全体で抱きます。
こうするとおかあさんと赤ちゃんの身体が安定するので、おかあさんも赤ちゃんも
楽に授乳することができます。
それから、赤ちゃんの口が乳頭辺りにくるように赤ちゃんの位置を調整しましょう。
このとき、授乳クッションや枕を使うと高さが楽に調整できます。
次に、赤ちゃんを抱いている手と反対側の手でオッパイをそっと支えもち、乳頭を
中心に乳輪回りをアルファベットの“C”のように親指とそれ以外の指を使ってはさみ、
赤ちゃんの口のところにもっていきます。
姿勢が前かがみにならないように気をつけ、赤ちゃんには乳頭だけでなく、乳輪
まで吸ってもらいましょう。
産まれたばかりの赤ちゃんでも30cmくらい先がみえます。
丁度おかあさんに抱かれてオッパイを飲んでいるときに、お母さんの顔がみえる距離。
それから、赤ちゃんには人の顔真似をする能力もあるそうです。
おかあさんがオッパイをあげるときに“あ~ん”といいながら口を開けて授乳をすると
大きな口を開けてくれるかも知れませんね。
赤ちゃんが上手に飲んでくれるようになると授乳はとても楽しくなります。
初めが上手くいかないからといってあきらめるのは早急です。
授乳が難しいと感じた時は1人で判断しないで、出産施設や助産所にご相談ください。
2014年09月01日
赤ちゃんがうまれました♪

土曜日の早朝、赤ちゃんが誕生しました

里帰り出産のママは、前日の健診の時にも
『出産にパパが立ち会えるといいなあ。間に合うかな

と心配されてました。
お仕事が休みになるのでと、金曜日の晩にパパが実家にきたら、
その夜中に陣痛が始まりました。
赤ちゃんはお腹の中でちゃんと聞いていたんですね

パパのサポートを受けてリラックスでき、順調にお産がすすみ、
元気な産声を聞くことができました。
おめでとうございます
