2014年09月16日
妊娠中のおりもの対策
こんにちは しんしろ助産所です
あんなに暑かった夏が過ぎ、秋が一気にやってきたように感じます。
朝夕は上着がないと肌寒いくらいなのに、日中は少し動くと汗ばむほど・・・
こんなときは、体調を崩さないように気をつけましょうね
さて、妊婦さんの8割が妊娠中におりものが増えたと自覚し、不快に感じているそうです。
おりものが増えたと自覚するのは、ほとんどが妊娠初期と後期。
初期には受精卵の着床にともなって、エストロゲンの分泌が増え、子宮頸管の分泌物が増えるため
私たちの身体はこうして膣内の酸性度を高くして、体内への細菌侵入を防ぐようにできているのですね
後期には、出産準備のために子宮が収縮するようにホルモンバランスが変わるため
産道の準備でおりものの量が増えていきます。
下着を日に何度も取り替えたり、おりものシートがはなせないという方もみえます。
おりものには、子宮内膜、子宮頸管粘液、膣粘膜の分泌物、皮脂腺や汗腺からの分泌物などが
混じっています。色は透明や乳白色、クリーム色で、下着に着くと乾いて、黄色っぽくなります。
おりものの不快感を軽減するには通気性と清潔が効果的。
おりもの対策には、
・綿の下着を着用し、身体を締め付けるようなきつい服装はさける
・生理ナプキンやおりものシートを使用する
・自分で膣の洗浄をしない(自浄作用を妨げます)
・痒みや熱感、悪臭、いつもとは違うおりもの(血混じり、茶色、緑色、豆腐粕様など)が出る場合
は受診
その他に布ナプキンの使用
布ナプキンはケミカル素材が使用されていないので皮膚への刺激が少なく、吸湿性や通気性に
優れているので下着につけておくだけで蒸れにくい
身体の働きを知ると、おりものが大切な役割をしていることがわかります。
不快感が軽減すると妊娠がもっと楽しいものになりますよ