2016年01月29日
孤育てはつらい!!
こんにちは しんしろ助産所です
ママに質問、 孤育てになっていませんか?
孤育ては核家族化がすすむ現代、注目されている問題!
実家や夫の親は遠方で頼れない
夫は仕事で帰宅が遅い
転勤などで知り合いがいない
近くに友達がいない…など
周囲の協力が得られず、子育ての負担がママ一人にかかってしまうことをいいます。
また、孤育ては核家族だけに限らた問題でもありません。
全国の子育て中の母親に行ったアンケートでは、
『孤独感を感じたことがある』と答えた方は53.2%
『感じたことがない』方の32.5%を大きく上回る結果が出ています
子どもを育てていると
成長に応じて、いろいろな不安や悩みが生じます。
なのに孤軍奮闘していては、相談もできず、
ストレスばかりがつのっていくのは目に見えています。
子どもはかわいいし、大切な存在
だけど自分はつらくて仕方がないような時は
話を聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなりますね。
孤育てにならないようにするには、
1.地域の児童館や保健センター、助産所などを利用する
施設内に保育士や保健師・助産師がいるので相談もでき、
育児サークルやイベント等の情報提供があることも。
近隣の同じくらいの子どもがいるママたちとも知り合うチャンス。
子どもにとっても色々な人と関わることができます。
2.電話相談を利用する
児童館等に出向くのは…というママは、まずは地域の子育て電話相談を利用しましょう。
お住まいの自治体などに相談すると情報を教えてくれます。
3.地域のイベントに参加する
自治体主催の子育て系のイベント等を広報誌でチェックし、参加するのも一つ。
お友達ができるかも
4.ママがリフレッシュする時間をもつ
毎日子どもとばかり過ごしていると気の休まる時がありません。
短時間でいいので、自分自身が休む時間をもつことも大切です。
パパのお休みや一時預かり等を利用して、リフレッシュしましょう。
初めて出かけたり、したりすることは、気が重いかもしれませんが、
行動してみると意外に楽しめたり、気持ちが軽くなるかもしれませんよ。
育児に奮闘しているママ、勇気をだして一歩踏み出してみましょう

2016年01月28日
加湿器えらび

暖冬だと言われていましたが、
ここ数日寒い日が続きます

そして寒気とともにやってきましたよ!
インフルエンザが!!!
今月20日にはついに愛知県に
「インフルエンザ注意報」が発令されました。
インフルエンザ予防にはいろいろありますが
「適度な湿度の保持」も
ウイルスの繁殖を防ぐためには重要です。
湿度は50~60%が良いとされていますが
暖房を使用しながら湿度を保つのは
なかなか大変です。
実際湿度をはかってみると20%台ということも・・・

・床の水拭き
・室内干し
・観葉植物を置く
・霧吹き(ルームミスト)
などは代表的な加湿方法ですが
加湿器を使うのも一つの方法です。
加湿器は大きく分けて4種類。

フィルターに水を含ませて、ファンで風を当てて気化させるタイプ
<利点>
・吹き出し口が熱くならず、赤ちゃんにも安全
・結露しにくく電気代が比較的安い
<欠点>
・加湿効果が弱く、定期的なフィルター交換が必要

超音波で気化させた水を熱で殺菌して放出するタイプ
<利点>
・温風なので気化式よりも加湿効果が高く、やけどの心配がない
・フィルターの交換も不要なので手間がかからない
<欠点>
・ファンの音がする
・電気代が高く、加湿器そのものが高価

沸かしたお湯の蒸気で加湿するタイプ
<利点>
・本体価格が安く加湿能力が高い
・水を沸騰させることで細菌を死滅させることができる
<欠点>
・消費電力が大きく、電気代がかかる
・ミネラル分が本体に残るので、掃除が大変
・熱い蒸気が吹き出るため、子どもがいる家庭では注意が必要

タンクに入れた水を超音波で震わせて、ミストのようにして加湿するタイプ
<利点>
・ミストがもくもくと出るので、見た目にもわかりやすい
・消費電力が少ないので電気代が安い
・本体価格が安い
・デザイン性に優れたものが多い
<欠点>
・お手入れを怠ると細菌が繁殖し、まき散らしてしまう可能性がある
お子さんが小さいうちは
やけどの危険性が少ないものがおすすめです。
そのうえで 部屋の広さや値段・維持費、お手入れの仕方など
総合的に考えて選びましょうね

2016年01月27日
オムツ替えが大変!

「オムツを替えようと思っても、じっとしていないから大変で・・・

寝返りやハイハイができるようになり、動きが盛んになってくると
オムツ替えに悪戦苦闘するママも多くなってきます。
赤ちゃんにしてみれば、動けるようになって視野が広がり、
周りの世界に興味津々

とにかく動きたいのに、足を持たれ、仰向けに動きを
制限されるのは嫌なのかもしれませんね。
今の時期だとおしりが寒い、おしり拭きが冷たくて嫌だ
という場合もあるようです。
そんな時は、物や声かけなどで赤ちゃんの興味を引いたり、
気をそらすのが一番

☆オムツ替えの時だけの特別なおもちゃを持たせる。
いつも使わないおもちゃなどをこのときだけ使わせてあげる。
身の回りにあるものでも赤ちゃんの興味をひくものならなんでもOK。
☆窓やガラスの近くで替えてみる。
外や空に興味を示す子も多いようです。
☆話しかけたり、歌ったりしながら替える。
にらめっこもいいかもしれません。
オムツを替える時間を楽しめるといいですね。
☆パパや上の子などに遊び相手をしてもらう。
寒さ対策には・・・
☆なるべく暖かい場所で行う。
☆おしり拭きを温める。
お湯でコットンを湿らせる、おしり拭きウォーマーを利用するなど
すばやくオムツを替えるには、パンツタイプのオムツを
使うのもひとつの方法ですね。
声かけも大切です。
いきなり行わず、心の準備ができるように「オムツを替えるよ」、
終わったら「上手にできたね」と褒めてあげましょう。
子育てには成長の過程でいろいろな “大変” があります。
オムツ替えが大変な時期もいつまでも続くわけではありません。
その都度、試行錯誤しながら今を乗り切っていきましょう

2016年01月26日
子どもの歯磨き
こんにちは しんしろ助産所です
平成元年から提唱されている8020運動。
“8020”は“ハチ・マル・ニイ・マル”と読み、
“80才になっても20本以上の、自分の歯を保とう”という運動です。
歯の健康が健康寿命を延ばすことが分かってきたからです。
虫歯の原因は歯垢(プラーク)の付着‼
食事のとり方や、歯磨き、喫煙などの生活習慣が大きく影響します。
H26年の市内の3才児健診の結果によると、虫歯のある子どもは78人(24%)
だったそう。(愛知県は11.8%)
子どもが虫歯にならないように気をつけたいですね
赤ちゃんの歯(乳歯)は上下10歯ずつ、合計20歯が3才頃までに生えそろいます。
生え始めの時期や順序には個人差があって、生後3~8ケ月頃に下の前歯から生え始め、
上の歯、その横の歯…という具合に生えてきます。
母乳や粉ミルクに含まれている乳糖は虫歯になりにくいのですが、
離乳食がはじまり、食品に含まれるショ糖を摂るようになると虫歯のリスクが高まります。
赤ちゃんの歯が1本でも生えてきたら歯を磨くようにしましょう。
はじめは歯ブラシを使わず、ガーゼで拭うだけでも大丈夫。
いきなり歯ブラシを使って磨こうとしても、初めは嫌がってしまい上手くできません。
膝に寝かせて、子どもの歯を見ることからはじめ、徐々に歯ブラシにならすようにしましょう。
嫌がったらすぐに止め、泣かさないように進めていくのがコツのよう。
歯ブラシを口に入れることに慣れてきたら、機嫌をみながら歯を磨くようにステップアップ
歯をみながら、1本につき5秒くらい、1本づつ優しく磨いてあげましょう。
もちろん、生えている歯を全部磨きたいので、数回に分けて磨く日があってもあっても、
磨けない日があっても、続けられることが大事
良い生活習慣が身につけられるようにしましょう。
他にも、大人が赤ちゃんのくちびるにキスしたり、同じ箸や食器から食べさせたり
して虫歯菌がうつることもあります。
こうした行為を避けることで予防できることも知っておきましょうね。
2016年01月25日
あかちゃんはいつ生まれるの??

今日は雪


でも外にでると寒さがこたえます。
お向かいのこども園では園児が運動場で楽しそうに遊んでいます。
寒くないのかな~

さて、予定日が近づいた妊婦さんは、いつ出産になるのかドキドキ

周囲から、『まだ~?』 とか 『何か兆候はあるの?』 などと聞かれて
『私が一番知りたい~

出産予定日は、最終月経や胎児の大きさから決まります。
予定日は一つの目安なので、37週から42週未満に出産になれば正期産。
つまり予定日をはさんで5週間の間に出産できればいいのです。
正期産に入る37週を過ぎると、自分も周りもそわそわ、
準備をしていてもその気配がなく、予定日より10日近く遅れるなんてことも・・・

一般的に初めてのお産は予定日より遅く、2回目以降の出産は早まることが多いと
いわれています。
出産した方の妊娠週数を見てみると38週から39週目の方が一番多いようです。
でも、いつ出産になるかは、誰にもわかりません

ママが 『そろそろ生まれておいで


お腹のあかちゃんに話しかけると、案外きいてくれるかもしれません。
実際に助産所で出産した方も、
『パパは出張だから、この日以降に生まれてね』
と伝えていたら、ちゃんとその期間を避けて生まれてきた子もいます。
また里帰りの方で、たまたまパパが一緒にいた日に陣痛が来て生まれたことも。
とても不思議ですが、あかちゃんはお腹の中でパパやママの声を
しっかり聞いているんだなと思います。
『楽しみにしてるよ


2016年01月22日
産後の骨盤ベルト

産後の腰痛は多くの方が経験する症状です。
そんな時、骨盤ベルトは腰痛予防や痛みの軽減に
効果があると言われています。
そこで
「骨盤の変化」 や 「着用の時期」
「選ぶ時のポイント」 「骨盤ベルトのつけ方と注意点」
などをまとめてみました。
<骨盤の変化>
妊娠すると、リラキシンというホルモンの影響で
骨盤を繋ぐ靭帯がゆるみ、骨盤が開いてきます。
これはあかちゃんが産道を通るためには大切なこと

ただ産後はそのままにしておくと
骨盤の開きが原因で尿漏れや腰痛、
歩き辛さなどの症状が出る方も

そこで骨盤ベルトが活躍するわけです。
<骨盤ベルトの着用の時期>
緩んだ骨盤を固定するために
骨盤矯正は 「産後すぐ」 から行い
症状の続く場合は、産後2ヵ月を目安に固定します。
妊娠中にも恥骨痛や腰痛があれば
使用してみましょう。
<選ぶ時のポイント>
一口に骨盤ベルトといっても固定に使うものは
「さらし」 でも 「ニッパー」 でも 「骨盤ベルト」 でも
なんでもかまいません。
選ぶポイントとしては
●通気性がよく、かぶれにくい素材のもの
●産後すぐから使えるタイプのもの
●お腹まで締め付けない 細めのもの
が良いでしょう。
反対に良くないのは以下の通り。
●すぐにズレ上がる
●圧迫されすぎて、むくみがひどくなる
●使い方(着け方)が難しい
●装着に時間がかかりすぎる
できれば購入する時はお店の人と相談して
試着することをおすすめします。
<骨盤ベルトのつけ方と注意点>
装着部位は 太ももの付け根にある骨(大転子)と
恥骨結合部の間です。

くれぐれも下腹部を締め付けないように
注意しましょう。
また骨盤ベルトを着けていると
腰が安定して動作が楽になります。
そのため骨盤ベルトに頼りすぎて
体を支えるための筋肉が衰えてしまうこともあります。
骨盤ベルトはあくまでもサポートと考え、
徐々に腹筋等を鍛えていきましょうね

2016年01月21日
妊娠による味覚の変化

妊娠すると、
「今まで好きだったものが食べたくなくなった

「嫌いなものが食べれるようになった

「ある食べ物が無性に食べたくなった

“食べ物の好みが変わった”といわれる
妊婦さんが多くみえます。
このような妊娠初期に起こる味覚の変化は、
妊娠によるホルモンバランスの変化が主な原因だと
いわれていますが、詳しいことはまだわかっていません。
よく妊娠すると酸っぱいものが食べたくなると
いわれますが、実際はそうとも限らないようです。
妊婦さんが食べたくなったものとしてよく聞かれるのは・・・
●フライドポテトやハンバーガー
●炭酸飲料
●チョコレートやアイス
●トマト
●梅干し など
さっぱりしたものや酸っぱいものなど、妊娠すると
欲しくなるものというイメージどおりのものもあれば、
脂っこいもの、甘いものを好む場合も意外と多いようです。
私も、フライドポテトでした。
つわりで気持ち悪くても無性に食べたくなって、
食べては気持ち悪くなって、でもまた食べたくて・・・
逆に、食べたくなくなったものとして多いのは・・・
●ごはん
●コーヒー
●お茶
●カレー
●魚 など
においの強いものが多いようです。
妊娠中の嗜好は生まれてくる子の好みだとか、
生まれてから子どもも好きになるという話もありますが
実際はどうなんでしょうか。
そう思って、子どもの成長を見守るのも
ひとつの楽しみかもしれませんね。

2016年01月20日
赤ちゃんが産まれました♪
こんにちは しんしろ助産所です
今朝は一面の雪にビックリしましたね。
あんなに積もった雪も、お昼にはすっかり溶けて跡形もありませんが、
隣の園庭には、雪を集めてつくった大きな雪玉が何個も残っています
子どもたちにしたら、今日はウキウキな楽しい1日だったんでしょうね
助産所からもうれしいお知らせ
今年初めての赤ちゃんが産まれました。
はじまりは夜だったので雪の影響もなく、
ご家族がずっとそばにいて、子どもたちの遊ぶ声も聞こえてきて
緊張も和らぐねとお義母さん。
お産が進行してくるにつれて、
お子さんたちもママの腰をさすったり、団扇であおいだり…
ややMAGIWA(助産所の母親教室)のクラスで習ったことが上手にできました。
ママも、陣痛の痛みが楽になるようと頑張れたね。
ご家族みんなでママを支えて赤ちゃん誕生を迎えることができました。
おめでとうございます。
お兄ちゃん、これから赤ちゃんをよろしくね。
2016年01月19日
授乳の悩み あきらめないで
こんにちは しんしろ助産所です
昨日の雨があがって雪にならずホッとしましたが、
今朝は路肩も凍てついて寒かったですね。
一年中で最も寒いといわれる大寒(1月21日)ももうすぐ。
天気予報でも今週は寒い1週間となりそうです。
体調を崩さないよう気をつけましょうね
さて、新城市では今年度から初産婦さんを対象に
母子愛着推進事業をはじめました。
“それって何のこと?”と思われる方がまだみえるかもしれませんね。
いままでにもブログを通じてご紹介してきましたが
市内の助産所を母乳相談や育児相談で利用する際にかかる
料金を助成する制度です。
母乳栄養率の向上を見込んでいましたが、利用される方が少ない
こともあってまだ変化がないよう
母乳育児の良さが見直されて、母乳で育てたいと思うお母さんは
増えてますが、赤ちゃんが上手く吸ってくれなかったり、痛みが
感じられたり、母乳の出が伴わない、赤ちゃんだけに専念できない…など、
現実とのギャップに悩むお母さんの声もきかれます。
“母乳だけで育てよう‼” と思えばストレスも増して
頑張っても分泌が伴わないだけでなく、疲れ果ててしまいます。
授乳が苦痛に感じられるような場合には、頑張りすぎなのかもしれません
また、母乳育児は個人差も大きく、身内や周りの方のケースが
そっくり当てはまるわけでもありません。
努力しても上手くいかない人もいれば、疲れてもそのうちに慣れるから…
というものでもありません。
でも、オッパイのあげかたが不適切だったり、少しの工夫で
母乳育児ができるようになるお母さんもいます。
助産所では、母乳育児の考え方や方法、Q&Aを母乳通信にまとめ、
市のHPに載せています。
是非ご覧ください。
併せて、助成券をまだお使いでない方も、早々に母乳育児を
あきらめず、ご利用ください。
子ども救急勉強会(1/21)に参加される方を募集しています。
画面を2回クリックすると拡大します。
2016年01月18日
インフルエンザが流行し始めました
こんにちは しんしろ助産所です
先週15日、インフルエンザの今シーズンの流行が始まったと
厚生労働省から発表がありました。
昨シーズンに比べると1か月以上も遅く、年を越えて1月に流行入りするのは
2007年以来9年ぶりだそうです
一般にインフルエンザは寒さが厳しく、空気が乾燥する12月から翌年の3月に
流行すると言われます。
しかし、今シーズンは11月から12月にかけて全国的に暖冬で温かく、雨も多くて
湿度が高かったため、大気中のウイルスの感染拡大を抑えたようです。
1月に入って、先週から寒さは本格的‼
寒さとともにインフルエンザが広がってきました。
流行のピークは1月下旬から2月の予測だそう。
予防接種はもちろんですが、予防対策としては
1.手洗い、うがいを行う
手を清潔にし、うがいをすることでウイルスの侵入を防ぐ
うがいをすることで喉を潤し乾燥を防ぐ
2.マスクの着用(咳エチケット)
咳が出る時はマスクの使用やティッシュで口元を覆う
マスク内の湿度をあげ、乾燥を防ぐ
3.睡眠・休養をとる
休養することで体力を維持
4.バランスの良い食事
栄養バランスの良い食事は体の免疫機能が高まる
5.人ごみを避ける
人が多く集まる場所は、感染する可能性が高い
新城市内でもインフルエンザA型が流行し始めたとの報告があります。
他にもおたふくかぜ、RSウイルスの流行も続いているので
常日頃から予防対策を励行し、ウイルスに負けない身体をつくっていきましょう
2016年01月15日
身体をあたためよう

この冬はあたたかい日が続いていましたが
ようやく冬らしい季節になってきました。
みなさん、身体を冷やしていませんか?
女性は男性に比べ、筋肉量が少ないために
もともと冷え症が多いといわれています。
加えて妊娠中は 大きなお腹に圧迫されて 血流が悪くなったり
ホルモンバランスの変化により 体温調節がしにくくなることで
さらに冷えがひどくなることがあります。
妊婦さんが身体を冷やすのは どうしていけないのでしょうか?
一般的には
◆ つわりがきつくなる
◆ 腰痛や便秘になりやすい
◆ 切迫早産の危険性が増す
といわれています。
また、お産の時は
◆汗が出ないうちは まだまだ産まれない
◆体温が37℃近くに上がってくると、
陣痛が強くなり、産道が軟らかくなる
ともいわれているため、順調な進行を助けるためにも
陣痛室をあたため、足湯をしたり 靴下を履いてもらったりしています。
身体をあたためるには 大きく分けて
◆ 中からあたためる(食事)
◆ 外からあたためる(衣服・生活)
の2つの方法があります。
<食事>
◆ 旬の根菜を食べよう
ごぼう・れんこん・人参・大根など
◆ 黒い食材をとろう
黒豆・黒砂糖・黒ゴマなど
◆ あたたかい飲み物を選ぼう
◆ 「まごわやさしい」食材を積極的に取り入れよう
ま・・・まめ
ご・・・ごま
わ・・・わかめ
や・・・やさい
さ・・・さかな
し・・・しいたけ
い・・・いも
<衣類・生活>
◆ お腹を冷やさない・・・腹巻き や カイロ、半身浴
◆ 足首をあたためる・・・ハイソックス、レッグウォーマー、重ね履き、足浴
◆ 首をあたたかく・・・マフラー、ネックウォーマー、タートルネック
◆ 規則正しい生活を送る
◆ 適度に身体を動かす習慣をつける
陣痛が始まる前から冷えていると
身体があたたまり、お産が軌道にのるまでに時間がかかります。
安産のためには 普段から身体をあたためることを意識しましょうね

2016年01月14日
親の呼び方

子どもが生まれ、お話できるようになって
親のことをなんて呼んでもらっていますか?
パパママ? お父さんお母さん? それとももっと他の呼び方?
2009年にベネッセが行った親子の呼び名についての調査では
高校生以下の子どもがいる家庭が対象で、
「お父さんお母さん」が約5割、「パパママ」が約4割という
結果だったそう。
少数派では「父、母」や「お父様お母様」、
両親の名前やあだ名で呼ぶという親子も・・・。
ちなみに我が家は、
子どもが生まれたときに話し合い、
「パパママって柄じゃないよね・・・」
「小さいうちはお父さんお母さんって言うのも難しいよね」
ということで、“父ちゃん母ちゃん”
「パパママ」は小さい子でも発音しやすく
言いやすいのが大きな特徴ですね。
ただ、幼いイメージがあることから、大きくなったら
呼び方を変えたほうがいいのかな、子どもが混乱しないかな
と心配する方もみえます。
呼び方は子どもの成長とともに変わることが多く、
親が意識的に「お父さんお母さん」を使うようにして
自然と呼び方を変えるようにしたり、
子ども自身が自分で呼び方を変えることもあります。
家の内外で使い分ける子もいます。
我が家の子どもたちは学校に行くようになって
自然に家と外で使い分けるようになりました。
3男坊に至っては普段は母ちゃんと呼ぶのに
甘える時はママ~

親の呼び方はいろいろあって、考え方もひとそれぞれ。
「お父さん・お母さん」でも「パパ・ママ」でも、他のどんな呼び方でも
父親や母親として呼ばれることは親としての喜びのひとつ。
呼び方の変わるときは、子どもの成長が感じられる時なのでしょうね

子ども救急勉強会(1/21)に参加される方を募集しています。
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2016年01月13日
職場復帰と母乳育児
こんにちは しんしろ助産所です
お天気がいいと家の中より外の方が暖かく感じられるときもあります。
今日はそんな日でしたね。
助産所の横にある児童館の園地でも、午前中 ブランコや滑り台などの遊具で遊んだり
親子で作ったばかりの風船で遊ぶお子さんたちで賑わいました。
冬真只中とはいえ、気候が穏やかな日には外で遊ぶのも楽しいね
さて、職場復帰をきっかけに卒乳を考えるおかあさんは多いようです。
助産所にも断乳プログラムがあるのでご利用ください。
ただ、未満児だったり、離乳食をたべない、夜何回もおきるのは苦痛・・・
というような方には母乳育児を続けられるような提案をさせていただくこともあります。
職場復帰と同時にお子さんも託児所や保育所等に預けられる場合がほとんど。
おかあさんと二人で過ごしていた時と違って、集団生活の始めはなにかと
体調を崩しやすいものです。
食事がとれないと脱水も心配になりますが、そんな時にも母乳は飲めたという
お子さんは多いものです。
母乳をあげた方が感染症にかかるリスクが低くなることも分かっています。
おかあさんは子どもが吸わないと母乳が出なくなったり、乳腺炎をおこしてしまう
のではないかと心配になるのかもしれませんが、出勤前や帰宅後、夜間、休日に
授乳を続けることで母乳育児が続けられます。
仕事中に張ってきたオッパイは休憩時間などを利用して搾乳できれば
痛みも軽減し、飲ませることができなくても母乳分泌を続けられます。
職場復帰はおかあさんにとってもストレスですが、授乳を通して気持ちを切り替え
添え乳ができれば夜もすぐ眠ってくれるので身体が休まります。
実際、思っていたより楽だったというおかあさんもみえます。
もとより卒乳の時期は親子で決めればよいことですが
授乳を続けたいけど無理・・・と、はなからあきらめていたなら 助産所にご相談ください。
仕事を続けながら授乳も続けられる方法をみつけられますよ。
きょうのおきゃくさま
1ヶ月のRちゃんと5ヶ月のHくん
従妹で同級生の2人
月齢の分だけHくんが大きいけれど
いつごろ追いつくのかな
子ども救急勉強会(1/21)に参加される方を募集しています。
画面を2回クリックすると拡大します。
2016年01月12日
目やにが出る赤ちゃん

今日は薄曇り

暖冬のせいか花粉症の季節も早まりそう

でも、これから冬本来の寒さがくるとか…
気温の変化に体調をくずさないよう気を付けて過ごしましょうね

ところで、『赤ちゃんの目やにが気になる

片方の目だけ目やにがあったり、目やにというほどではないけれど、
いつも目が潤んでいるような感じがするという方もみえます。
少しの目やにであれば、自然とおさまってしまうこともありますが
そうでない場合もあります。
赤ちゃんの目やにの原因としては、
【先天性鼻涙管閉塞】
涙が鼻に流れる管が詰まっていて目やにが出たり、涙目になる
片方の目だけ症状が出る場合もある
【逆さまつ毛】
下まぶたに生えているまつ毛が内側に入った状態で刺激され、目やにが出る
【結膜炎】
白目が充血し、黄色~緑色の膿のような目やにが出る
ウイルス、雑菌、ほこり、アレルギーなどが原因
などがあげられます。
目やにを防ぐためには
・部屋を清潔にする
ハウスダストやほこりは、気づかないうちに目に入ってしまうことも
こまめな掃除ぬ加え、部屋の換気や空気清浄器の利用も効果的
・室温と湿度を適度に保つ
冷たい空気や乾燥した空気はウイルスが好む環境
室温は外気温との差が5度程度、湿度は50%前後がベター
・鼻のマッサージ
鼻の通りがよくなると目やにがおさまることも…
入浴後等の鼻の通りがいい時に、鼻の目頭付近を親指と人差し指で
優しく押さえるようにマッサージ
・外出後は家族皆で手洗いとうがい
汚れた手で目をこすると目やにが出る原因となる
手洗いできない赤ちゃんは、きれいな濡れタオルで顔や手を拭く
などを行なってみましょう。
目やにが出たときには
① 目やにを拭く前後はしっかり手洗いをする
② 清潔なガーゼを濡らしたものや、眼科用清浄綿で拭く
③ 上下の瞼を広げ、目頭~目尻に向けて拭く
④ 拭う時は、同じ面で拭かない
⑤ 強く擦らない
⑥ 白目が赤い、目やにが出続ける等の場合は、眼科を受診する
赤ちゃんの目やには、目のトラブルのサインといえます。
月齢が小さいうちは泣くことも多いので、見極めが難しい場合もありますが、
普段から目の状態をチェックし、気になる症状があれば早めに受診しましょう。

2016年01月08日
おかあさんは偉い‼
こんにちは しんしろ助産所です
今日は1月8日。
1989年の今日、『平成』 がスタートしたんですね
初めて平成生まれの方の お産に立ち会った時は
「平成に生まれた子が もうおかあさん!?」
とビックリしたものですが、
もう 平成になってから28年・・・
早いものです。
わたしが初めてお産に立ち会わせてもらったのが
平成2年。
まだ助産師学生でした。
その時の子が今、25歳
今も年賀状のやり取りをしている方もみえます。
「息子は元気に働いています」
「あの時の娘が 今はおかあさんになりました」
「海外勤務後、国際結婚をしました」
年に1度のやり取りですが、
立派に成長した姿を想像し、
気持ちが温かくなるのを感じます。
気分はおばあちゃんです
恥ずかしい話ですが、学生の頃は出産がゴールで
その後に続く子育てが どれほど長い道のりなのか、
山あり谷ありなのか 知る由もありませんでした。
歳を重ね、自分も子どもを育て、いろんな方と知り合い
今ではその大変さをしみじみと感じています。
教えてくださったみなさん、ありがとう。
「おかあさんは偉い‼」 とみんなに伝えたい!
子育て真っ最中のみなさん
是非 助産所にお越しください。
市内・市外にかかわらず、
お産や産後療養、
母乳相談・育児相談、身体計測、哺乳量測定、
子育ての疲れや愚痴を吐きだしたり・・・
助産所を見に来るだけでも大歓迎
もちろんおとうさんや ご家族の方もWelcomeです。
お待ちしています。
~ おしらせ ~
1月21日に 「子どもの救急 ~誤嚥・窒息時の対応~」
をおこないます。
ご参加お待ちしています。
(詳細は下を2回クリックしてね)
2016年01月07日
寒いのに布団を蹴ってしまう・・・

今日は人日の節句。
みなさん七草粥は食べられましたか?
我が家では毎年、1月7日の朝は
家族みんな揃って七草粥を食べています。
「今年もみんな元気に過ごせますように

さて、暖冬とはいえこの寒い季節に
夜、子どもが布団を脱いでしまって困っている
というパパやママはいませんか?
以前、助産所にみえたママから相談を受けたこともあります。
「夜布団をかけても蹴っ飛ばして脱いでしまって、
風邪をひいてしまうんじゃないかと心配で

気になって何度も目を覚ますからこっちが寝不足です

暑い時期ならまだしも、寒い時期では
体調を崩すのではないかと心配になってしまいますね。
どうして寒い時期でも布団を脱いでしまうのでしょうか。
それは「暑いから」「締め付けや重さが嫌だから」
というのが主な理由だそう。
厚着をしすぎていたり、布団をかけすぎていませんか?
人は寝入りばなに体温が上がり、その後熱を放出して体温を下げます。
子どもは大人に比べて新陳代謝も盛んで暑がりで汗かき。
寒くないようにと厚着をしていたり、布団をかけすぎていると
暑くて布団をけってしまう・・・というわけですね。
そんなときは、
パジャマの素材や枚数などの服装、お布団を軽めにしてみましょう。
服装や布団を軽くし、スリーパーを活用する方も多くみえます。
また、室温も気にかけてみましょう。
エアコンなどをつけたまま眠るご家庭もあるかもしれませんが、
暖めすぎが布団を蹴飛ばしてしまう原因になることもあります。
大人を基準にせず、子どもの様子を見ながら調節し、
寝冷えや風邪から守ってあげましょうね

2016年01月06日
カルタ遊び
こんにちは しんしろ助産所です
お正月はゆったり過ごせましたか。
お子さんの相手をして遊ぶ時間も多く取れたのではないでしょうか・・・
昨日の夕暮れ、隣接する児童館の広場でも、児童館でつくってきたばかりの凧を
お子さん達がとても楽しそうにあげていました
子ども達が賑やかに遊んでいるのは気持ちが和みますね
さて、助産所にもママと一緒に来たお子さんたちが遊べるように
いろんなオモチャがあります。
時間に余裕があれば カルタ遊びも
お正月遊びのイメージがありますが、時期を問わず
取り札が絵なので小さなお子さんでも遊べます。
お子さんの年齢や人数によって遊び方もいろいろ。
取り札を取るだけでなく、読み札と取り札を取り替える逆カルタや
取り札の数をチームで競う源平合戦をして遊ぶこともできます。
読み札を読んだり取り札の絵を見て、遊びながら子どもが
いろんなことを自然に覚えてくれるのも魅力の一つ
助産所にあるのは“食育カルタ”
親子で遊んでいるうちに食育の知識が身につきます。
例えば、
「あ」では朝ごはんを食べている絵札に
読み札は“朝ごはん しっかり食べて 一日元気”とあり
朝食が一日の元気のもとになるという生活習慣や、
「い」 ご飯を前にしたいただきますの絵札に
“いただきます”は命に感謝 で私たちが他の生き物の命をもらって
生きていること、
「こ」 ごはんは左 右に汁わん のように
絵を見ながら、お茶碗だけでなく、お箸など、基本の食器の揃え方
がわかります。
等々
カルタは種類も豊富で
百人一首なら坊主めくりなら大人も子どもも一緒に楽しめます。
この週末は成人の日が続く連休。
ご家族でカルタ取りをするのも きっと楽しめますよ
2016年01月05日
子育てって大変!!

育児真っ最中のママさん、毎日お疲れ様です。
子育ては昼夜、休日は関係なく、常に進行形で長期戦
思うようにいかないことも多く、投げやりな気分になることありませんか

私自身も子育て中には、疲れてイライラ

『私はなんてかわいそうなんだろう

と真剣に思っていたことがありました。
今考えると

そこで、ママさんたちに向けた医師のアドバイス
【育児の疲れをいやす10の方法】を紹介します。
① 完璧にすることはあきらめる(手抜きOK)
② 周囲に期待しすぎない(あきらめる姿勢も大事)
③ 周囲の情報に振り回されない(時には情報をシャットアウトすることも必要)
④ ひとりの時間をもつ(リラックスタイム)
⑤ 寝る前の儀式を決める(決まった習慣を作り、気持ちをリセット)
⑥ 柑橘系のジュースを飲む(気持ちを前向きにさせる効果がある)
⑦ 疲れたらチョコレートを食べる(脳内の幸福物質のセロトニンを増やす)
⑧ 子どもから離れて深呼吸する時間をもつ(イライラのピーク時には自分を落ち着かせる)
⑨ 自分にご褒美を用意する(頑張っている自分を労おう)
⑩ 周囲に助けを求める(SOSは悪いことじゃない)
必死に育児していると自分では気が付かないこともたくさんあります。
つらいのも悩むのも、子育てに真剣に向き合っているから

自分が頑張りすぎて倒れてしまっては元も子もありません。
疲れた時は是非この10のアドバイスを思い出してくださいね。


ママを見つめるこの目と表情が
たまりません

天井のファンをジーッと見つめてるのをみて
ママが 『遠くまで見えるんだ』 と
感慨深げでした

2016年01月04日
おっぱいトラブルにご注意

改めまして
あけましておめでとうございます

今日から助産所も仕事始めです。
本年も よろしくお願いいたします♪
今年のお正月は天気も良く、暖かな日が続きましたね。
みなさま、良いお正月をお過ごしでしたか?
助産所には例年この時期になると
おっぱいトラブルの方が大勢いらっしゃいます。
お出かけのために 授乳回数が減ったり
帰省先や外出先の慣れない環境に
あかちゃんが戸惑ったり 授乳リズムが崩れたり・・・
というのが主な原因のようです。
加えてあかちゃんが風邪気味で
鼻が詰まっていたりすると、更にトラブルの危険性が


おっぱいが いつもより張りっぽい・・・
飲んでもらってもすっきりしない・・・ など
思い当たる方は、今からでも遅くないのでリセットしょう。
■ 授乳後もすっきりしない場合は 軽く搾りましょう (搾りすぎないのがポイント)
■ 水分補給は白湯を中心に (カフェインや冷水は避けましょう)
■ 食べ過ぎに注意しましょう (腹8分目に)
■ 生活リズムを少しずつ戻していきましょう
■ 身体を温めましょう (手首・足首・首は特に温かく)
■ 鼻づまりであかちゃんの吸いが悪い時は、短時間・頻回授乳としましょう
■ 入浴は熱めのお湯を避けましょう (下半身浴もいいですね)
(以前のブログもあわせてご覧ください)
すでに熱が出ていたり、大きなしこりや痛みがある場合は
助産所や医療機関にご相談ください。