2014年09月02日
オッパイをあげるコツ
こんにちは しんしろ助産所です
母乳で育てるコツは
“あかちゃんが欲しがるときに欲しがるだけオッパイをあげること‼”
でも、最近の出産施設は母児同室が多く、授乳も自分のペースでできる半面、他の
おかあさんがどのようにオッパイをあげているのか分かりにくい状況です。
初産婦さんでは赤ちゃんを抱くのも、オッパイを飲ませるのも初めてで分からないこと
ばかり・・・
赤ちゃんの方から上手にオッパイを吸ってくれるとよいのですが、寝ていたり、哺乳
意欲がまだ弱い時など困ってしまいますね。
赤ちゃんは自分で頭や身体を支えたり、哺乳しやすい位置に移動することができま
せん。1才くらいになれば、オッパイが欲しくなると自分からおかあさんの服を持ち上
げてオッパイを飲んだりするのですが、生まれてまだ日が浅いうちは赤ちゃんがオッ
パイを飲みやすいように手伝ってあげましょう。
授乳姿勢はいろいろありますが大事なのはまずおかあさんが楽な姿勢でいること。
そして赤ちゃんの身体とおかあさんの身体が密着していること。
赤ちゃんのお腹とおかあさんのお腹を合わせて、赤ちゃんの耳、肩、お尻が直線
になるように赤ちゃんの頭がわの腕全体で抱きます。
こうするとおかあさんと赤ちゃんの身体が安定するので、おかあさんも赤ちゃんも
楽に授乳することができます。
それから、赤ちゃんの口が乳頭辺りにくるように赤ちゃんの位置を調整しましょう。
このとき、授乳クッションや枕を使うと高さが楽に調整できます。
次に、赤ちゃんを抱いている手と反対側の手でオッパイをそっと支えもち、乳頭を
中心に乳輪回りをアルファベットの“C”のように親指とそれ以外の指を使ってはさみ、
赤ちゃんの口のところにもっていきます。
姿勢が前かがみにならないように気をつけ、赤ちゃんには乳頭だけでなく、乳輪
まで吸ってもらいましょう。
産まれたばかりの赤ちゃんでも30cmくらい先がみえます。
丁度おかあさんに抱かれてオッパイを飲んでいるときに、お母さんの顔がみえる距離。
それから、赤ちゃんには人の顔真似をする能力もあるそうです。
おかあさんがオッパイをあげるときに“あ~ん”といいながら口を開けて授乳をすると
大きな口を開けてくれるかも知れませんね。
赤ちゃんが上手に飲んでくれるようになると授乳はとても楽しくなります。
初めが上手くいかないからといってあきらめるのは早急です。
授乳が難しいと感じた時は1人で判断しないで、出産施設や助産所にご相談ください。