2014年09月18日
デング熱対策・・赤ちゃんは大丈夫??
こんにちは しんしろ助産所です
近頃メディアで騒がれている 『デング熱』
蚊が媒介する感染症で、国内の患者さんはすでに120人を超えています。
海外旅行時に感染し、帰国後発症した患者さんは毎年200名前後報告されていた
ようですが、国内での感染は過去60年以上報告されておらず 感染の拡大が危惧
されています。
デング熱の予防ワクチンはまだありません。
デング熱に赤ちゃんが罹ると、抵抗力が弱いため、
高熱での脱水など、重症化することもあり注意が必要です。
ヒトスジマシカというよく見かけるヤブ蚊が媒介します。
この蚊は、普段軒先の日蔭に生息していることが多く、窓や戸を開けると室内に入っ
てくることがあります。
蚊に刺されると必ずデング熱を発症するわけではありませんが、刺されないのが一番です。
以前、助産所ブログ 『赤ちゃんの虫刺され』 にも書きましたが、
赤ちゃんは体温が高めで、汗をかきやすく、蚊にさされやすい存在です。
周囲の大人も含め、みんなで予防したいですね。
・玄関やベランダ、窓などには 虫よけ剤をおく
開閉の多い場所におくと侵入を阻止できる
網戸にも虫除けをつけると効果的
・水たまりをつくらない
外においてあるおもちゃや空き缶などにちょっと雨水がたまっただけでも蚊は繁殖する
・虫除け剤を活用
赤ちゃんにはクリームや液体タイプの虫よけ剤を使用する
シールタイプのもある
ベビーカーのときにはぶら下げタイプも有効
・公園や草木の多い場所に外出する時は肌の露出を最小限にする
長袖・長ズボン・靴下などを着用する
・洗濯物は、一度はらってから取り込む
洗濯物についたまま室内に侵入することがある
・汗をこまめにふきとる
汗をそのままにしておくと蚊を呼び込むようなもの
等々
どの蚊がデングウイルスをもっているかは、見ただけではわかりません。
蚊は10月末くらいまでは繁殖しています。
夏が過ぎても虫よけ対策をしていきましょう