2020年08月21日

はちみつは1歳すぎてから

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


先日、10か月のお子さんのママから
「こどもの離乳食としてパンをあげたいのですが、
パンにごく少量ですがはちみつが入っているそうです。
あげても問題ありませんか?」
との質問を受けました。

厚労省などからも注意喚起されていますが、
「赤ちゃんにはちみつを与えるのは1歳を過ぎてから」
といわれています。

はちみつにはボツリヌス菌が含まれており、
食品などを介して赤ちゃんの体内に入ると
乳児ボツリヌス症にかかることがあります。

大人は腸内環境が整っているため、
この菌が定着するのを防ぐことができますが、
赤ちゃんは腸内細菌叢が未熟なため症状が出ることがあります。

1歳未満の乳児がこのボツリヌス症にかかると、
元気がなくなる、便秘になる、首が座らなくなる、哺乳力の低下などが起き、
最悪死に至るケースもありますface08

ボツリヌス菌は熱に強いので通常の加熱や調理では死にません。
上記のパンにしても加熱温度や時間はわからないので
はちみつが使用されているなら、1歳を過ぎてから少しずつ
あげたほうがいいでしょうとお伝えしました。

ボツリヌス菌といえばはちみつがよく知られてますが
土壌や河川、海など自然界に含まれている菌なので
ほかにも黒糖、自家製野菜スープ、井戸水などにも
含まれている可能性があります。

離乳食が始まった赤ちゃんの口に入れるものには常に注意が必要です。
成分表示などをしっかりと確認してくださいねicon



  


Posted by しんしろ助産所 at 13:57Comments(0)こそだて