2022年10月31日

RSウイルスから赤ちゃんを守ろう

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02



今朝、通勤路の木々が
色づき始めているのに気が付きました。
季節が一気に冬になってしまった気がしますが、
その分きれいな紅葉が見られそうで楽しみです。


今年はRSウイルスが流行しています。
RSウイルスは乳幼児を中心に
冬季に流行する急性呼吸器感染症です。

コロナ対策のおかげか、
2020年は流行が見られなかったのですが
今年は例年以上の感染者数となり
しかも夏の暑い時期に流行しました。

現在、愛知県では少しずつ流行が治まっていますが
本来は寒い時期に流行しやすい感染症のため
まだまだ予防対策は必要です。


一般的に咳、鼻水、発熱などの症状が現れ、
7~12日程で軽快します。
幼児期以降はあまり重症化することはありませんが、
初回感染時は症状が重くなることがあります。

特に赤ちゃんへの感染は要注意です。
中でも生後6ヵ月未満の乳児や低出生体重児が感染すると
呼吸困難など重篤な呼吸器症状を引き起こし、
入院が必要になることもあります。


わが家の娘は生後3ヵ月頃に感染しましたが、
鼻水、鼻詰まりでおっぱいは飲めず
ひどい咳込みと喘鳴によって眠れず
不安な夜を何日か過ごしました。

酸素投与が必要になるケースもあるため
かなりひどいと思っていた症状にもかかわらず
医師には「軽く済んで良かったね」といわれました。
赤ちゃんのRSウイルス感染の怖さを実感した思い出です。


感染経路としては、咳による飛沫感染や
手指や物を介しての接触感染です。

RSウイルス感染症にはワクチンがなく、
特効薬もないため、とにかく予防が大切。

幼児や大人は比較的軽く済むことが多いため
深く考えずに感染対策をとらないと
赤ちゃんに感染し、命にかかわることもあります。

少しでも風邪症状がある時には
接触を避けたり、マスクや手洗いを徹底しましょう。

ウイルス排泄は1~2週間と比較的長期間のため
予防対策は長めにおこなった方がよさそうです。

みんなでRSウイルスから赤ちゃんを守りましょうflower01

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:22Comments(0)その他