2013年03月07日

母乳育児とむし歯

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


母乳の良さがみなおされています。

以前は“いつまでも母乳を飲ませているからむし歯になる・・・” といわれたものですが、
母乳中に含まれる乳糖が、むし歯の直接の原因になることはありません。

原因になるのは、乳歯がはえて、離乳食が始まり、食物と母乳の混じった口内環境が持続することです。

“母乳だけの頃にはむし歯はなかったのに、離乳食が始まったらむし歯ができてicon10・・・” などという
事態に陥らないためには、大人と同様、食物による歯の汚れを落とすことが大切です。

むし歯菌が、食べ物や飲み物に含まれる砂糖(ショ糖)を食べ作った酸で歯が溶けるとむし歯になります。

唾液には、食物のかすを洗い流したり、口内の酸を薄めたり、いたんだ歯を修復する働きがあります。
乳児期には夜間授乳がつきものですが、夜は唾液の分泌が少なくなるので、注意が必要です。

おやつや食事を食べた後には、お茶など糖分の含まれない水分を飲ませましょう。
汚れを落とすとまではいかなくても、口中がきれいになります。
歯に食べかすがついたまま授乳をすることは、むし歯のできる可能性を高めます。
少なくとも一日一回は歯の汚れを落としてあげましょう。

むし歯の程度や進行は、歯の質や唾液の量にも左右されます。
乳児期の歯の健康は大人が守るしかありません。
生活習慣を整えていくことは、おやつの摂り方や食事の時間、歯が健康を取り戻そうとしている
時間といった、これからお子さんの健康を支えていく生活リズムのもととなっていきます。
おやつや食事から砂糖を抜くことは無理でも、歯磨きの習慣や、食品を選ぶことはできます。
歯の健康に良いキシリトール製品もあります。

もし、乳歯にむし歯ができてしまったら、早期に治療しましょう。
むし歯から絶対に守りたいのは永久歯です。
一生使う永久歯がむし歯にならないよう、乳歯の時から予防が肝心です。

母乳育児は感染からお子さんの体を守り、アレルギーの病気を減らし、肥満や高血圧、糖尿病を減らす
といった効果もあるといわれています。
そしてなにより、自然な栄養法です。

お子さんが歯も体も健康でいられるように ママの果たしてくれる役割は大きいねheart









Posted by しんしろ助産所 at 17:26│Comments(0)
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