2019年12月26日

心肺蘇生法を身につけましょう

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


「子どもは静かに溺れます」
この記事を初めてみた時は衝撃的でした。

以前の職場は小児科と産婦人科の
混合病棟だったため、
浴槽で溺れた乳児を見たことがありました。

その頃、小さな子どもが溺れる時は
バシャバシャと暴れるイメージだったため
「子どもが沈んでしまうまで
   なぜ親は気づかなかったのだろう?」
と疑問に思っていましたが、
「本能的溺水反応」を知った時は納得しました。

動き回る子どもから、
終始目を離さないことはなかなか困難です。
小さなお子さんを持つ家庭では
●浴室にカギをつける
●少なくとも2歳までは残り湯をとっておかない
●日頃から心肺蘇生法を身につけておく
などをしてましょう。

それでも事故が起こり、意識のない状態となってしまったら
●大声で周囲に助けを呼ぶ
●救急車を呼ぶ(電話をスピーカーにしておく)
●手分けをして保温と心肺蘇生を行う

周囲に誰もいないときは、
●心肺蘇生を5クールおこなってから救急車を呼ぶ
●到着まで保温と心肺蘇生を続ける

意識があった場合でも
●かなりの水を飲んだ
●咳が続き、息苦しそうにしている
●意識がもうろうとしている
●顔色が悪い       
…などの場合はすぐに受診をしましょう。


年末年始の帰省シーズン、
大人だけの生活を送っている祖父母の家には
思いがけない危険がたくさんあります。
祖父母とともに子どもの目線で
事前にチェックをしておきましょう。

また、日頃から心肺蘇生法を
身につけておくことは大切です。
心肺蘇生法は母子手帳にも書いてありますので
常に読んで理解している方もいるかもしれません。

ただ、その場になると慌ててしまい、
なかなか動けないものです。
繰り返し練習することで
身体に覚え込ませることが大切です。

しんしろ助産所では
毎月第3木曜日の10時~1時間程度
「窒息時の対応と小児の心肺蘇生法」の
勉強会をおこなっています(要予約)。
お気軽にお問い合わせくださいflower01





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産後ヨガのご利用ありがとうございました♪
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Posted by しんしろ助産所 at 16:30│Comments(0)その他
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