2015年01月26日
妊娠線と正中線
こんにちは しんしろ助産所です
「妊娠してからおなかの真ん中に茶色っぽい線ができた」
「妊娠線とはちょっと違うみたいだけど・・・」
と心配される妊婦さんがみえます。
おへその上下に縦に伸びる茶色っぽい線。
こと初めての妊娠では、気になってしまいますね。
でも、これは正中線といって 男女を問わず誰にでもあるものです。
妊娠してお腹が大きくなってくると
急激に皮膚が伸びることでできる妊娠線と違い、
正中線は受精後の細胞分裂の名残といわれています。
妊娠するとホルモンバランスが変化し
メラニン色素の分泌が増え、正中線も濃くはっきりしてきます。
妊娠線は出産後、白く薄くなり、目立たなくはなってきますが
完全に消えることはありません
一方、正中線はどうかと言うと・・・
産後、メラニン色素の分泌が正常になってくると
徐々に目立たなくなり、気がついたら消えていたということが多いようです。
半年くらいで消えたという人もいれば、1年以上かかる人もいて
個人差があります。
こうして自然に消えるので特別なケアは必要ないといわれますが、
妊娠線と同じように保湿クリームなどで皮膚を柔軟にし、
新陳代謝を促すのがよいという考え方もあるようです。
ちなみに、正中線周りの毛が濃くなったり、
肌や乳頭などが黒っぽく変化するのも
同じメラニン色素の影響です。
どれも産後には落ち着いてきます。
「大切な命をはぐくんだ証」 として
あまり心配なさらないでくださいね。
Posted by しんしろ助産所 at 16:45│Comments(0)
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