2014年02月20日
母乳分泌を増やすには・・・
こんにちは しんしろ助産所です
母乳育児中のお母さんの中には
「母乳だけでは足りない
どうしたらたくさん出るようになるのかな・・・」
と、母乳の分泌不足を心配される方がみえます。
「母乳があまり出ないので、おっぱいマッサージをしてもらえますか?」
といらっしゃる方もいます。
母乳の産生は需要と供給の原理に基づいています。
より多く出すためには “授乳回数を増やすこと”、
そして、 “おっぱいが空に近づくまでしっかり飲ませること” が大切です。
一般的に、母乳分泌を増やすためには10回/日以上、
維持するためには8回/日以上の授乳が必要と言われています。
“おっぱいが空に近づくまでしっかり飲ませる”というと
長い時間おっぱいを吸わせて授乳に時間がかかり、その上
それを頻回にというと疲れてしまうお母さんもみえるかもしれません。
赤ちゃんはおっぱいを吸い始めてしばらくすると、口の動きが大きくなり
ゴクゴクと飲む音がします。
そして、だんだん吸い方が弱くなってくると、口の動きが止まってきたり、
口の先だけでクチュクチュしているようになります。そうなったら、赤ちゃんの口を外して
反対側のおっぱいに変えたり、授乳を終えましょう。
赤ちゃんがおっぱいにうまく吸いつけないときや
母子分離などで直接母乳を飲んでもらえない場合には
搾乳をして母乳の需要を増やしましょう。
乳房を温めたり、おっぱいをマッサージして
血液循環をよくしたり、射乳反射を促しますが、
母乳分泌を増やすにはやはり赤ちゃんに飲んでもらうのが一番です。
赤ちゃんがよく飲んでいると思っていても、うまく飲み取りができておらず
分泌量が増えない場合もあります。
反対に母乳が足りていないと思っていても、実際には、思ったより
分泌が増えているということもよくあります。
不安な時には1人で悩んだり、あきらめずに、母乳育児支援施設に相談してみましょう。
今日のおきゃくさま
1歳7ヶ月のCくん
始めはおかあさんにぴったりくっついて
恥ずかしそうにしていたCくんですが、
すぐに慣れていつもの笑顔を見せてくれました
助産所から見える工事中の重機を見つけると
「ウィーン」と手を回しながら
嬉しそうに重機のマネをしてくれました
大きくなったね