2020年09月08日

10月からワクチンの接種間隔がかわります

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


今年の8月以降に生まれた赤ちゃんの
ロタウイルスワクチン定期接種が
10月から開始されますが、
同じく10月からワクチンの接種間隔のルールが変わります。

何が変わるかというと
注射生ワクチン同士の場合は接種間隔を
従来通り4週間以上あける必要がありますが
それ以外は間をあけなくてよくなります。
(同じ生ワクチンでもロタは経口のため、間隔の制限はありません)


たとえば、従来は

●不活化ワクチン
(注射:ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・4種、3種混合・日本脳炎・インフルエンザなど)
 ➔次に接種するまで6日以上あける(接種できるのは1週間後)

●生ワクチン
(注射:麻疹風しん・水痘・おたふく・BCG 、 経口:ロタ)
 ➔次に接種するまで27日以上あける(接種できるのは4週間後)

となっていました。


しかし、2020年10月以降は

●不活化ワクチン
(注射:ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・4種、3種混合・日本脳炎・インフルエンザなど)
 ➔間隔の制限なし

経口生ワクチン(ロタ)
 ➔間隔の制限なし

注射生ワクチン(麻疹風しん・水痘・おたふく・BCG)  
 ➔次の接種が注射生ワクチンの場合のみ27日以上あける(接種できるのは4週間後)

 となります。


厚労省によると
「海外の状況等を見ても、不活化ワクチン・ロタウイルスワクチンについて
 他のワクチンとの接種間隔が有効性・安全性に影響を与えるという報告はなく、
 諸外国においても接種間隔に制限は設けられていない。
 一方、異なる注射生ワクチンを27日未満の短い間隔で接種した場合、
 ワクチン間の干渉が起こり、有効性が減弱する可能性があるため、
 諸外国においても接種間隔に制限を設けている国が多い。」
とのことからこれらが決定されたとのことです。

各ワクチンとの接種間隔が短くなっても
安全性や効果に影響はなさそうです。
これまでのように1度体調を崩したことで
接種スケジュールが大幅に狂ってしまうことは
なくなりそうですね。


ただし、それぞれのワクチンには
接種に適した月齢やスケジュールがあります。
上記はあくまでも異なるワクチン間の接種間隔の変更であり
同一ワクチンを複数回接種する際の間隔は従来どおりです。

また同時接種についても
医師に相談した上で実施しましょうflower01

  


Posted by しんしろ助産所 at 14:41Comments(0)健康