2020年12月03日

妊婦さんの坐骨神経痛

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


妊娠中に坐骨神経痛に悩まされる
妊婦さんは意外と多くみえます。

坐骨神経はおしりから
大腿の後ろ側にかけて走る神経。

坐骨神経痛になると
おしりの片側、もしくは両側に
痛みを感じるようになり、
ひどくなると、ふとももやふくらはぎ、
足先にまで広がり、鋭い痛みやしびれを
感じるようになることもありますicon10


妊娠中になりやすいのは
まず、お腹が大きくなることで
姿勢が悪くなるため。
お腹を支えるため反り腰になりがちで、
それが神経を圧迫するために痛みが生じます。

経産婦さんの場合は
上の子の抱っこなどで負担がかかると
余計になりやすいことも・・・

ホルモンの影響もあります。
妊娠すると、出産に向けて骨盤を緩ませる
リラキシンというホルモンが分泌されます。
骨盤が緩むことで神経を圧迫したり
刺激して痛みが生じます。

また、緩んだ骨盤や背骨を支えるために
筋肉が硬く緊張することでも
同様に神経を刺激します。


痛みがひどくなると日常生活にも
支障が出てしまうので
悪化しないように対処したいですね。

●正しい姿勢を心がける
 猫背や反り腰にならないよう意識する。

●寝るときの姿勢に注意する
 ・神経を圧迫しないよう
  痛みがある方を上にした横向きで寝る。
 ・仰向けで寝るときは、反り腰にならないよう
  膝下にクッションを入れる。

●血行をよくする
 ・温かい下着や入浴などで身体を温める。
 ・適度な運動やストレッチなどを行う。

●骨盤ベルトを活用する
 不安定な骨盤を支え負担を減らす。

 
痛みが強いときは
痛み止めや湿布など自己判断で使用せず、
かかりつけの医師に相談しましょう。


妊娠中におこる不快な症状は
出産すると良くなるものが多いのですが、
坐骨神経痛は、妊娠中よりも産後の方が
ひどくなることがあります。
出産による骨盤の緩みや
授乳や抱っこで負担がかかることが
原因になります。


自分でできることは
ちょっとしたことかもしれませんが
日々の積み重ねで
快適なマタニティライフ、子育てライフに
つながるといいですねflower01


  


Posted by しんしろ助産所 at 15:26Comments(0)健康