2021年08月31日
授乳中の新型コロナワクチン接種
こんにちは しんしろ助産所です
先日、「妊娠中のコロナワクチン接種」
についてのブログを書きましたが、
今日は「授乳中のワクチン接種」について。
結論から言うと
授乳中の新型コロナワクチン接種も
さまざまな公的機関から推奨されています。
<厚生労働省>
妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンを接種できます。
日本で承認されている新型コロナワクチンが妊娠、胎児、母乳、生殖器に
悪影響を及ぼすという報告はありません。
予防接種法に基づいて、接種をお勧めしています。
<米国CDC(疾病対策予防センター)>
授乳中の方にも、新型コロナワクチンの接種を推奨しています。
mRNAワクチンの成分そのものは乳腺の組織や母乳に出てこないと考えられています。
授乳中にmRNAワクチンを受けた方の母乳中に
新型コロナウイルスに対する抗体が確認されています。
こうした抗体が、授乳中の子供を感染から守る効果があることが期待されています。
<日本産婦人科感染症学会>
mRNA ワクチンを接種したことを理由にミルク(⼈⼯乳)に変更する必要はありません。
mRNA ワクチンは⺟乳中に分泌されませんが、抗体が⺟乳中に分泌されるので、
⾚ちゃんを感染から守る効果が期待できます。
84⼈の授乳中のお⺟さんのmRNA ワクチン接種後の⺟乳を調べた研究では、
1回⽬の接種の2週間後には 61.8%、2回⽬の接種の1週間後では
86.1%の⺟乳中に抗体が検出されました。
妊娠中、特に後期の感染は
重症化しやすいことが知られているため、
今までも妊婦さんから
不安な気持ちを聞く機会は何度もありました。
「出産したらワクチンを打ちたいな…」
と考えていたものの、産後になると
「ワクチンが母乳を通して
赤ちゃんに影響したらどうしよう…」
と不安を口にする方もみえました。
大切な赤ちゃんを守るために
常に不安と隣り合わせだった妊娠中や授乳期のママにとって、
公的機関が明言してくれたことには
大きな意味があると思います。
誤った情報や情報の抜き取り、根拠のない推測など
悪い情報ほど速く広く流れがちです。
また、ワクチンの長期的経過は
まだ誰にも分っていないため
不安をぬぐい切れない方も少なくないと思います。
それでも できる限り信頼性の高い情報を得た上で
よく吟味して接種するかしないかを
判断してもらえたらな、と思います

先日、「妊娠中のコロナワクチン接種」
についてのブログを書きましたが、
今日は「授乳中のワクチン接種」について。
結論から言うと
授乳中の新型コロナワクチン接種も
さまざまな公的機関から推奨されています。
<厚生労働省>
妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンを接種できます。
日本で承認されている新型コロナワクチンが妊娠、胎児、母乳、生殖器に
悪影響を及ぼすという報告はありません。
予防接種法に基づいて、接種をお勧めしています。
<米国CDC(疾病対策予防センター)>
授乳中の方にも、新型コロナワクチンの接種を推奨しています。
mRNAワクチンの成分そのものは乳腺の組織や母乳に出てこないと考えられています。
授乳中にmRNAワクチンを受けた方の母乳中に
新型コロナウイルスに対する抗体が確認されています。
こうした抗体が、授乳中の子供を感染から守る効果があることが期待されています。
<日本産婦人科感染症学会>
mRNA ワクチンを接種したことを理由にミルク(⼈⼯乳)に変更する必要はありません。
mRNA ワクチンは⺟乳中に分泌されませんが、抗体が⺟乳中に分泌されるので、
⾚ちゃんを感染から守る効果が期待できます。
84⼈の授乳中のお⺟さんのmRNA ワクチン接種後の⺟乳を調べた研究では、
1回⽬の接種の2週間後には 61.8%、2回⽬の接種の1週間後では
86.1%の⺟乳中に抗体が検出されました。
妊娠中、特に後期の感染は
重症化しやすいことが知られているため、
今までも妊婦さんから
不安な気持ちを聞く機会は何度もありました。
「出産したらワクチンを打ちたいな…」
と考えていたものの、産後になると
「ワクチンが母乳を通して
赤ちゃんに影響したらどうしよう…」
と不安を口にする方もみえました。
大切な赤ちゃんを守るために
常に不安と隣り合わせだった妊娠中や授乳期のママにとって、
公的機関が明言してくれたことには
大きな意味があると思います。
誤った情報や情報の抜き取り、根拠のない推測など
悪い情報ほど速く広く流れがちです。
また、ワクチンの長期的経過は
まだ誰にも分っていないため
不安をぬぐい切れない方も少なくないと思います。
それでも できる限り信頼性の高い情報を得た上で
よく吟味して接種するかしないかを
判断してもらえたらな、と思います
