2021年09月10日

HPVワクチン

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02



新型コロナワクチンの話題が連日報道されていますが
HPVワクチンの情報もよく見かけます。


子宮頸がんの多くは「HPV:ヒトパピローマウイルス」
というウイルスに感染することによって発症します。
HPVには100種類以上の型がありますが、
がんの発症に関係しているのは そのうちの数種類です。

感染すれば必ず発症するわけではなく、
ほとんどの場合、免疫の力でウイルスは排出されます。
ただ、排出されずにHPV感染が続いてしまうと
子宮頸がんの前段階である「異形成」となります。

がん検診で異形成が発見されれば、
経過観察や早期治療で がんになる前に対応することができます。
しかし、がん検診を受けずにその状態が放置されると
一部の方は年月を経て「子宮頸がん」に移行してしまいます。



ここまでを読むと、
がんに関連する型のHPVに感染する確率も
異形成に移行する確率も どちらも低い上に、
子宮頸がんになる確率はさらに低いように感じるかもしれません。

でも実際には毎年1万人が子宮頸がんに罹患し、
3,000人近くが亡くなっているんです。

ただ、子宮頸がんに対してはがん検診だけでなく、
予防するための「HPVワクチン」があります。
これは大きなお守りです。



平成25年から公費接種が開始されました。
しかし副反応についての報道が先行したことで、
不安になって接種を見送っている方も多いと思います。

わが家も長女・次女は接種をおこなったものの、
三女が対象年齢の時に、報道を見て怖くなり
接種を見送りました。

その後、公的機関からの情報等を吟味し
娘と相談したうえで 接種することにしました。
来月には全3回の日程が終了する予定です。

公費負担の時期を逃したため、
5万円余りの出費は大打撃icon10でしたが
娘に安心をプレゼントすることができてホッとしています。



公費接種の対象は小6~高1の女子。
今年高1の子は9月中に1回目の接種をすれば
全3回を公費で接種することができます。

ギリギリの方法ですが、11月末までに
4価HPVワクチンの1回目を接種すれば
短縮バージョンとして公費接種が可能です。

「知ってたら打ってたのに…」ではもったいない!
接種する本人と一緒に正しい情報をきちんと吟味し、
接種の可否を検討してみてはいかがでしょうかflower01

こちらもぜひ!

  


Posted by しんしろ助産所 at 10:54Comments(0)その他