2022年02月17日

粉類の違い

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


しんしろ助産所の産後ケア等で
お出しする手作りおやつ。

「今回は和菓子にしようか、洋菓子にしようか」
「旬のものを使えるといいな」

毎回あれこれ考えながら作っています。


おやつを作る際によく使うのが「粉類」。
「薄力粉」の出番が最も多いのですが、
和菓子の場合は「白玉粉」や「上新粉」などを
使うこともあります。

米を使った粉には他にも
「米粉」「もち粉」「だんご粉」…
思いつくだけで何種類もあります。

それぞれどんな違いがあるのか、
気になっていたので
さっそく調べてみました。

<白玉粉>
 粘り:強い
 原料:もち米
 性質:粒子が細かく、つるっとなめらかな食感。
    冷やしても固くならない。
 メニュー例:白玉だんごなど

<上新粉>
 粘り:弱い
 原料:うるち米
 性質:もち米に比べて歯ごたえが強い。
 メニュー例:柏餅など

<米粉>
 粘り:弱い
 原料:うるち米
 性質:上新粉と基本的に同じだが
    より粒子が細かくなめらか。
 メニュー例:ケーキ、パンなど

<もち粉>
 粘り:強い
 原料:もち米
 性質:キメが細かくなめらかな生地になる。
 メニュー例:大福(求肥)
       ケーキやどら焼きの生地にまぜる。

<だんご粉>
 粘り:普通
 原料:もち米・うるち米
 性質:コシが強めのだんごになる。
    柔らかくなりすぎない。
 メニュー例:だんご


もち粉はもち米を砕いて粉にしたもので、
おもちのように粘り気があってよくのびるのが特徴です。

上新粉と米粉はうるち米を砕いて粉にしたもので、
もち粉に比べると歯切れがよく、
粘り気の少ない生地ができます。

だんご粉はうるち米ともち米をブレンドしたもので、
コシと粘りを併せ持ちます。

もち粉、上新粉、米粉、だんご粉は
お米をそのまま砕いて粉にしたものですが、
白玉粉はもち米を水に浸した後、水を加えながら細かく挽き、
沈殿したものを乾燥させて作るそうです。
手間がかかっているのですね。


それぞれの粉でおだんごを作ってみると
白玉粉で作ったものはつるりとなめらかで
時間がたっても柔らかな食感が特徴です。

上新粉や米粉で作ったものはあまりのびずにちぎれ、
その他の粉で作ったものは
よくのびてからちぎれます。

同じような粉であっても
お米や製法の違いで伸びや食感も変わります。
奥が深いのですね。

子どもは粉を練るのが大好きheart
心に余裕のある日には
一緒におやつ作りなんて いかがでしょうかflower01


  


Posted by しんしろ助産所 at 16:33Comments(0)その他