2019年11月27日

帝王切開も立派なお産です!

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


ニュースで
「帝王切開を経験した母親の悩みを聞くカウンセラー」
を紹介していました。
「そんな仕事があるんだなぁ…」と
興味深く読んでいたのですが
帝王切開で出産したことで 心が傷ついている方が
想像以上に多いことに愕然としました。


【帝王切開に対する偏見】で検索すると
 「お腹を痛めて産んでこそ 一人前の母親」
 「陣痛の痛みを乗りこえてこそ 愛情が湧く」
 「産道を通らないと我慢強い子にならない」
など、信じられないような言葉が出てきます。

カウンセラーさんによると、
帝王切開に対する事前の情報が少なく、
悩みを相談できる場所も少ないため
帝王切開で出産した女性の8割が
心にモヤモヤを持っているそうです。

確かに予定帝王切開の場合は
事前に説明をおこないますが、
緊急帝王切開の場合はバタバタと準備に追われ
説明や心のケアが不十分かも…と反省。


ただ、助産師としては
帝王切開の方が楽だとか
陣痛を乗り越えてこそ母親 などと考えたことは
一度もありません。

妊娠がわかり、母親教室等でいろいろ勉強をし
どんなお産になるのかとワクワクドキドキheart
それが突然「帝王切開が必要です」と告げられ
赤ちゃんのために決断した人に
そんな言葉をかけられるものでしょうか?

実際、手術に対する不安は強いでしょうし、
まして赤ちゃんの命がかかっていたとしたら
生きた心地はしないでしょう。

産後も大きな傷口の痛みを我慢しながら
赤ちゃんの世話するお母さんは立派です。

母子共に無事なら本当はそれだけで十分なのに
不必要に自分を責めたり
人に責められるいわれはありません。


すべての妊婦さんに帝王切開の話をすると
不安にさせてしまうこともあるため
なかなか十分な事前説明はしにくいところもあります。
周囲の人が帝王切開について理解することは
なおのこと難しいのかもしれません。

ただ、帝王切開になったことには理由があり
簡単なことではないということを
周りの人は承知していて欲しいと思うのです。


すべてのお母さん
ご出産おめでとうございますflower01




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Posted by しんしろ助産所 at 15:46│Comments(0)お産
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