2015年01月20日
GBSって何・・・?
こんにちは しんしろ助産所です
今日は大寒
1年のうちで最も寒さが厳しくなる時期ですが
今年は平年より予想気温も高く、逆に寒さが和らぎそうなのだとか・・・
ところで、GBSってご存知ですか?
GBSとはB群溶血性連鎖球菌という細菌のこと。
妊娠中に行うおりものの培養検査でこのGBSという細菌の有無を調べます。
なんだか難しい名前ですし、
「陰性です」と言われて何事もなく過ぎていく妊婦さんもいれば、
「陽性です」と言われてびっくりしてしまう妊婦さんもみえるかもしれません。
GBSは特に珍しい細菌ではなく、常在菌といって
健康な人の体の中にも住み着いている菌のひとつ。
10~15%の妊婦さんが持っているといわれています。
普通に健康な人にはまず問題にはならず、
妊婦さん自身にも症状はありません。
気をつけなければいけないのは
産まれる際、産道から赤ちゃんに感染すると、赤ちゃんに
敗血症や肺炎、髄膜炎など重篤な感染症を起こす恐れがあることです。
GBSが陽性に出た場合には
陣痛が始まったり、破水して入院した時点から
定期的に抗生剤の点滴を行いながらお産に臨みます。
こうして分娩中に母体に抗生剤の点滴を行うことが
赤ちゃんへの産道感染を防いでくれます。
ただ、GBS陽性の妊婦さんから生まれた赤ちゃんに必ず
感染がおきるわけではありません。
また、赤ちゃんに感染したとしても必ず発症する
わけではなく、発症率は1%以下といわれています。
あまり心配しすぎないようにしましょう。
出産に備えて 万全の準備をしてのぞめるよう
きちんと健診、検査を受けることが大切です。
今日のおきゃくさま
8ヶ月のHくんとママ
「最近よく動くようになってきたので
体も締まってきたような気がする。」とママ。
ずりばいの移動も素早いね
赤ちゃんから幼児へとまた一歩近づいて
大きくなったなぁ…と成長の速さにΣ(´∀`;)
また来てね