2015年04月03日
ノンストレステスト
こんにちは しんしろ助産所です
『ノンストレステストってなんだろう?』って思われる方も多いかもしれません。
NST(non-stress-test)とも言われ、ストレスのない状態、つまり陣痛がない時に
おなかの赤ちゃんの元気度を調べる方法のひとつです。
妊娠の後期になるとほとんどの方が受ける検査で、赤ちゃんの心拍を経時的に
みるので、胎児心拍モニタリングとかモニターといわれることもあります。
妊娠経過が順調な場合は、妊娠34~37週ごろからNSTを行なう病院が多いよう。
お腹の張りが頻繁だったり、母体の合併症などがある場合や、赤ちゃんの発育が
小さい場合などは週数の早い時期から行なうこともあります。
NSTは分娩監視装置という機械を使い、赤ちゃんの心拍を取るセンサーとママのお腹の張りを
確認するセンサーをお腹につけて行ないます。
妊娠の後期になると、おなかの赤ちゃんは20分おきに寝たり起きたり
を繰り返します。
寝ている時の心音と、起きている時の心音を確認するとともに、ママのお腹の張りの
状況も確認し、お腹の赤ちゃんが元気でいるかどうかを判断します。
リラックスして検査を受けましょう。
赤ちゃんの心音を聞いて過ごすのも楽しみの一つ。
機械からは、赤ちゃんの心拍とママのお腹の張りを記録したグラフが出てきます。
上の波線は赤ちゃんの心拍数、下の波線はおなかの張り。
胎動はグラフの真ん中に矢印 ↑ や ■ などで記されます。
赤ちゃんの心拍数は110~160の間で、ギザギザ波を打っているのが元気な証拠
私たちも動いたり、走った後などは心臓がどきどきして心拍数が上がるのと同じように
赤ちゃんも動くと心拍数が変化します。
ママのお腹の張りをセンサーが感じるとグラフに山のような線が描出されます。
普通、山が大きい場合は張りが強く、なだらかな山の場合は軽い張りが多いのですが、
センサーの付け位置や胎動の状況によっても変化します。
赤ちゃんの状態と、お腹の張りを同時に確認できるNST
検査中、楽しみながら見てくださいね。
← 胎児心拍
■ 胎動
← お腹の張り