2016年04月22日
妊娠と尿もれ
こんにちは しんしろ助産所です
妊娠中にみられる様々な身体の変化の一つに尿漏れがあります。
ビックリされるかもしれませんが、赤ちゃんが育ってくるにつれて、膀胱にかかる
子宮の重みが増すことを考えると頷けますね。
腹圧性尿失禁といいます。
2011年ユニ・チャームの「妊娠・出産中に尿もれを問う」アンケート」
では7割のおかあさんが「尿漏れがあった」と回答。
尿もれがみられるようになった時期はいろいろですが、
お腹がおきくなっていく妊娠中期から後期にみられるようになったと答えた方は
6割弱、出産後にみられたかたが1/4という結果でした。
ただ、妊娠中にみられる尿もれの中にはそれ以外の理由(カンジダ膣炎や
感染症など)で起きるものもあります。
なかには早産の原因となるものもあり、健診時に相談しましょう。
サニタリー用品はおりものシートでは薄く、5ccほどのわずかな尿でも
あふれてしまします。
また、経血と尿では性状も異なり、生理用ナプキンでは上手く吸い取ってくれない
こともあります。尿漏れ対策には尿もれ専用ナプキンを使いましょう。
産後にみられるのは、出産により内蔵器を支える骨盤底の筋肉や靭帯などに
おこった緩みが主な原因です。
軽いものなら、骨盤底筋を鍛える体操が効果的。
肛門をキュッと閉めたり、キーゲル体操や尿線を途中で止めるなど
自分でできる体操もあります。
産後、尿もれはゆるやかに回復してきますが、妊娠による身体の変化が回復する
産褥期間(産後6~8週間)は無理は禁物。
ご家族に協力してもらいながら身体の回復をまちましょう。
Posted by しんしろ助産所 at 17:01│Comments(0)
│お産
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