2017年02月16日

内診で何がわかる?

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


一般的に妊娠36週に入ると、
いつもの妊婦健診に加えて内診が始まります。
また、お産の時にも経過により何度か内診をします。

この内診、何のために行うのかご存知ですかicon

そこで、今日は内診で何を見ているか、
どんなことが分かるのかをお伝えしますね。

●子宮口の開き具合
 妊娠中は硬く閉じている子宮口が
 妊娠後期になると少しずつ開いてきます。
 そして、出産時にはお産の進行に伴って
 直径約10センチくらいまで開きます。

●子宮口の長さ(薄さ)
 子宮口は通常3~4cm位の長さがあります。
 妊娠後期から、また、分娩開始後にはお産の進行に伴って、
 その長さが徐々に短くなり、紙のように薄くなります。
 元々の長さからどのくらい薄くなったのかをみます。

●児頭の下がり具合
 赤ちゃんはお産の進行とともに
 頭の位置が下がってきます。

●子宮口の軟らかさ
 子宮口は出産が近づくにつれて
 徐々に軟らかくなってきます。

●子宮口の位置
 子宮口の位置は始めは後ろの方、
 お母さんの背中側に向いています。
 分娩が進行して児頭が下降してくると
 子宮口の位置も前へ移動してきます。
 子宮口の位置がどの辺りにあるかを見ます。

●児頭の廻旋
 赤ちゃんは分娩の進行とともに
 頭の向きや体勢を変えながら生まれてきます。
 赤ちゃんの頭の骨縫合に触れ
 廻旋異常などがないかを見ます。

こうして内診所見から
妊娠後期にはどれくらいお産の準備が整ってきているか、
お産の時にはどのくらい進んできたかを確認することができます。

内診が苦手だという方もみえると思いますが、
内診で得られる情報はこんなにたくさんあります。
なるべく息を吐いて力を抜き、
リラックスして臨んでくださいねflower01


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Posted by しんしろ助産所 at 16:46│Comments(0)お産
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