2012年03月26日

戌の日

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02

今日 3月26日は、暦の戌の日inuにあたります。
助産所には、帯祝いでいただいた腹帯を妊婦さんが持参してみえます。

着帯が妊娠5か月に入った戌の日に行なわれるのは、犬が多産で安産なのにあやかって
安産を願う昔からの風習です。
狛犬のように悪魔を払い、赤ちゃんを守ってくれるという意味もあるそうです。

一反の晒を半分にきり、二つ折りにして、包帯のように巻き、それをお腹に巻きつけていきます。
二つ折りにした中に赤い布を挟み込んで、紅白にしてお祝いheartする方もみえます。

妊娠5ヶ月に帯祝いをするのは、
この頃になると、ほとんどの方がつわりも治まり安定期に入ること、
妊婦自身も胎動が分かるようになることからです。

医療も進歩して、妊娠はとても早い時期からわかるようになってきました。
一方、こうした昔からの、元気な赤ちゃんの誕生を願う儀式があります。
腹帯をめぐっては日本だけのもので不要論もありますが、
ルーツを知ると今さらながら周囲の優しさが身に沁みます。

今日、元気に生まれてきてねと願いながら、妊婦さんの少しふっくらとしてきた
お腹に紅白の腹帯を巻きましたicon

腹帯は、お腹の保温が主な効用ですが、
赤ちゃんを守り、母としての自覚を促す日本独特の文化です。
家族で祈り、お祝いする大切な日キラキラ となるといいですね。

 

  


Posted by しんしろ助産所 at 18:10Comments(0)その他