2012年09月14日

妊娠と歯周病

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


今日は、妊娠と歯周病についてお伝えしたいと思います。
歯周病が、流産や、早産、低体重児の出産リスクを高めるって ご存知ですか?

歯周病は、口の中の細菌が繁殖して、歯茎に感染し慢性的な炎症を起こす病気です。
カリフォルニア大学歯学部の研究では、

歯周病に罹っている妊婦さんは、流産をしたり、早産、低体重児の出産をする危険性が、
歯周病に罹っていない妊婦さんと比べると7.5倍も多い
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と報じています。


原因は歯周病の歯茎の部分に炎症性の刺激物質が出来て、それが血液を通して
全身に流れていき、子宮の筋肉を収縮させるためと考えられていますicon

歯周病は細菌感染症なので、食器を共用(箸やスプーンなど)したり、使いまわしたり、
コップやペットボトルの回し飲みからも感染する可能性があります。

妊娠・出産を希望されている女性は、早めに歯周病の予防、歯垢チェックやブラッシング
などの歯科検診を受けましょう。
もちろん、女性だけでなく家族みんなにいえることです。

医療が進歩していろいろなことがわかってきました。
“歯医者さんにはかかっていないけど、なんともないから いいか・・・”
“妊娠中は治療ができないから・・・”
                などという自己判断は禁物です


妊娠中でも 歯科受診や治療をうけることができます。
予防に勝る治療はない といわれるように、まず 歯の健康もチェックしてみてくださいねheart

 

  


Posted by しんしろ助産所 at 15:04Comments(0)お産