しんしろ助産所だより

こんにちは　　しんしろ助産所です


「母乳の免疫は6か月でなくなる!?」
「１才を過ぎると栄養はもうない!?」
「栄養や免疫を含まない母乳は白い水」

そんな話を聞いたことはありませんか。　でもこれって本当なんでしょうか


結論からいうと、そんなことはありません。
母乳の栄養や免疫は子どもが1才を過ぎても含まれているんです


母乳は、生後6か月までは母乳だけで必要な栄養を摂取することができます。
その成分は、生まれてすぐの初乳から成乳へと、その後も赤ちゃんの発達時期に
あわせて変わっていきます。
また、早産の子には未熟な状態で生まれた赤ちゃんに必要な成分がより多く
含まれてれていて、それぞれの赤ちゃんに合った最適な栄養となっています。

6ヶ月頃から増える免疫成分もあり、また、おかあさんが感染症にかかると
母乳にはその感染症に対する免疫がつくられ赤ちゃんを守ってくれます。

しかし、成長が進むにつれて鉄・亜鉛・マグネシウム・カルシウムなど、
不足する栄養素もでてくるので、これらは離乳食から摂取する必要があります。

「栄養がなくなる」のではなく、母乳だけでは「不足する栄養がある」のであって、
時期によって成分は変わりますが、1才を過ぎても栄養や免疫は充分に
含まれています


母乳は決して白い水ではありません！！
栄養や免疫だけでなく、おかあさんや赤ちゃんにとってスキンシップの
効果や安心感など心の栄養も充分に含まれているもの。
状況が許す限り1才を過ぎても充分に飲ませてあげたいものです。


今日のお客さま　

オープンシステムを利用してしんしろ助産所で生まれたYちゃん。
先日、1歳の誕生日を迎えました。おめでとー
すっかり女の子になっていて、成長の早さにビックリです
またお兄ちゃんも一緒に遊びに来てね。