2013年04月24日

母乳育児と職場復帰

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02

出産後の職場復帰の時期は、ママや職場の状況によってさまざまですね。
できるだけ長く産後休業や育児休暇をとられる方が母乳育児を続けるには楽ですが、
早い時期に職場復帰をした後も母乳育児を続けることはできます。

初めのうちはオッパイがパンパンに張って辛いかもしれません。
職場の状況によって、休憩時間に搾乳や圧抜き(少しだけ絞って張りを和らげること)をすると
張りが和らぎます。
職場内に冷凍庫があれば、絞った母乳を冷凍保存しておき、後でお子さんにあげることもできます。

こうした生活を1週間も続けていると、徐々にオッパイの張りが落ち着いてきます。
そうなれば、搾乳や圧抜きの必要もなくなってくるので頑張りましょうicon21

ママとお子さんの生活のリズムが整ってくると、
お子さんは昼間、冷凍母乳やミルクをのみ、ママのいる朝や夜に母乳を飲むというリズムになってきます。

中には、ママの職場復帰を契機として、授乳を嫌がるようになるお子さんもみえますが・・・icon10

職場復帰後は日中の不在や仕事の疲れ等からママはストレスフルに感じるかも知れません。
ご主人やご家族に協力してもらい、
できるだけお子さんと一緒に過ごす時間をつくって母乳をあげるようにしましょう。
夜間授乳も今まで同様に続けましょう。

職場での搾乳が難しい場合には、割り切って仕事中はミルクにするのも一つの方法です。

産後5.6か月で復帰される場合は、お子さんが哺乳瓶やカップ、スプーンを使って哺乳できる
ようにしておきましょう。
お子さんの世話を祖父母に頼む場合には、祖父母にも参加してもらいましょう。

搾乳の練習も必要です。搾乳は母乳分泌を維持するのが目的です。
手で絞るときは、同じ場所ばかりを圧迫せず、指の位置を変え、いろんな方向から絞り
20分くらいを目途にしましょう。搾乳器の使うのも簡便です。

母乳は天然のワクチンにたとえられ、お子さんが病気に罹りにくく、ママもがんになりにくい
など母子双方に大きなメリットがあります。環境が変わった時の安心にも効果的です。
職場復帰するからと直ぐに授乳をあきらめず、母乳育児を続けてみませんかheart





  


Posted by しんしろ助産所 at 16:53Comments(0)おっぱい