2013年05月01日

乳幼児期の貧血

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素のひとつ “鉄分”
この鉄分が不足する貧血が生後6カ月頃~2才頃までの乳幼児期にみられることがあります。


赤ちゃんはおかあさんのお腹の中で、おもに妊娠後期に胎盤を通して成長に必要な鉄分
をもらい、貯蔵鉄として蓄えて生まれてきます。


早産や低体重で生まれた場合には貯蔵鉄が十分にもらえず、貧血になりやすくなります。


正期産で元気に生まれた赤ちゃんでも、貯蔵鉄は生後4~5ヶ月頃になると徐々に
減り始めること、生後6ヶ月以降は母乳やミルクに含まれる鉄分だけでは不足する
ことから、離乳食を始めたら鉄分補給が必要となります。


貧血の状態が長く続くと発育に支障をきたしたり、精神や運動能力の発達が
遅れるといった報告がされており、最近では、幼児期に鉄が不足していると、
学童期や思春期にも認知力の低下などの影響があるという研究も行われています。


乳幼児は自分で症状を伝えられず、外見上は元気に見えて全くわからない場合もあり、
アレルギーや風邪で病院にかかった際に採血をしてみつかることもありますが、顔色が
白っぽい、まぶたの裏の赤い部分が白っぽいなど、貧血が心配される時には医療機関を
受診しましょう。


icon離乳食での鉄分補給のポイント
 
 

 icon鉄分を多く含む食品を活用する
  ・赤身の肉や魚、大豆、ひじきやわかめなどの海藻、ほうれん草などの 
   緑黄色野菜に鉄分が多く含まれます。 
   (植物性食品より動物性食品の方が吸収はよいです)
 
  
 

 iconビタミンCで吸収率アップicon14
  ・ビタミンCを多く含む果物ichigoや緑黄色野菜、芋類をiconの食品と一緒に
   摂取すると吸収率が高まります。

 icon鉄分強化のベビーフードを活用する
   
   レバーなど利用しにくいものはベビーフードで代用するのもひとつの方法です。

 
乳幼児期は成長発達の著しい時期です。
からだと脳の健やかな成長のために積極的な鉄分補給に心がけましょう。



wakabaかわいいおきゃくさまwakaba

もうじき10ヵ月のAちゃん姉妹です。
「襟足はパパ似、爪は私に似てるよ」 とママ。
親子って不思議なくらい 細かなことまで似るんですよねflower01
顔はパパにも ママにも似ているね♪




体重測定に来てくれた5ヶ月のYちゃんflower01
鏡を見てお友達がいると思ったのかな。こんなにかわいい笑顔を
見せてくれました。

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:44Comments(0)こそだて