2014年03月24日
産後の手首の痛み
こんにちは しんしろ助産所です
産後、ママから ”手首が痛くて・・・” と相談されることがあります。
生まれて数か月の間、赤ちゃんはまだ首がすわっていません。
このため、赤ちゃんを抱っこしたり、お風呂に入れるときなど
いつも赤ちゃんの頭を支えながら行います。
こうした動作が手首の負担になって、腱鞘炎を起こすことがあります。
手には腱の動きを滑らかにするトンネル状の腱鞘があり、腱を摩擦から守っています。
腱鞘炎は手首の使い過ぎによる炎症といわれており、赤ちゃんのケアは
思っている以上に手首や腕に負担になるのですね。
搾乳も原因に挙げられる要因の一つ。
親指や人差し指、中指を使っての手搾りで腱鞘炎になることも・・・
搾乳で手首に痛みがある場合などは、搾乳器を使うのも一つです。
治療はまず安静。
ほかに手首の湿布やサポーター固定、注射など症状によって違いがあります。
でも、赤ちゃんがいるのに手首を安静にするのは難しいですね。
授乳もたびたびあるし、オムツ交換や赤ちゃんがグズグズ言ってたら抱っこもしますものね・・・
可能な限り安静は必要ですが、
手首に負担のかからない使い方になれてくると、徐々に痛みは改善してくるそうです。
産後、腱鞘炎になる方の8割以上が初めてママになった方という報告もあります。
二人目以降のママは、腱鞘炎にならないような手首の使い方を子育て中に
自然にマスターしているのでしょうね
ただ産後は腱鞘炎になりやすいので、手首の痛みが治まらないときは早めに
医療機関を受診しましょう