2014年03月28日
妊娠中の便秘対策
こんにちは しんしろ助産所です
今日は朝からポカポカと暖かい1日でしたね
助産所にある蘭の花芽もここ数日でグングン伸びています。
今年は3個ある鉢全部にきれいな花が楽しめそうです
さて、妊娠中に相談されたり、診察について “これは 痛そうだな・・・” と思う
症状の一つに “痔” があります。
妊娠中は、妊娠週数につれて大きくなる子宮に腸が圧迫され、骨盤下方に位置する直腸周辺の
血流が悪くなりうっ血しやすくなっています。
これに便秘が加わると、硬い便を出そうといきむので、排便時に出血したり
イボ痔(痔核)になりがち。
予防は便秘をしないこと
ただ、毎日排便がなくても、おなかの張りや不快症状がなければ便秘ではありません。
便秘になると
①お腹の張りや腹部の不快がある
②排便があってもすっきりしない(できっていない)感じがする
③便がコロコロしている
④便意を感じても排便がない
などの不快症状を感じます。
原因には、妊娠によるホルモンバランスの変化や、大きくなる子宮が腸を圧迫する他に
ストレスや、食生活、行きたいときに我慢してしまうような環境もあがります。
そして困ったことに、切迫流産や切迫早産のときもお腹の張りや痛みが症状です。
便秘だとばかり思っていたら切迫症状だったなんてことにならないようにしたいものです。
便秘を改善するには生活習慣を見直すことが重要です。
食物繊維を多くとる・・・便が柔らかくなる。
野菜だけでなく、ご飯を雑穀米に変えたり、朝食をコーンフレーク、
グラノーラなどのシリアルにも多い
朝の目覚めにコップ一杯の水(牛乳)を飲む・・・腸の動きが活発になる
適度な運動・・・散歩やウォーキングで腸の動きが活発になる
睡眠をよくとる・・・副交感神経が優位になり腸の動きが活発になる
バランスのとれた食事・・・食物繊維ばかりではかえって苦しくなることも
便秘には上にあげたようなバランスのとれた食事と生活習慣の見直し、適度な運動が効果的。
単に便秘と侮らず、困った時には生活を調整しましょうね