2019年05月27日

お腹の中の赤ちゃんはなぜふやけないの?

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


長い時間お風呂に浸かっていたら
皮膚がふやけて指先がシワシワになったicon10
という経験、誰しも一度はあるのはないでしょうか。

では、「お腹の中の赤ちゃんは
温かい羊水の中にずっといるのに
どうしてふやけないの・・・?」

ネットで見つけた小学生の質問です。
そんな疑問を抱いたこともなかったので、
すごいところに気づいたな~と感心しました。

確かに、
40週もの長い間 温かい羊水の中にいても、
赤ちゃんの皮膚はお風呂に浸かったように
ふやけてシワシワ・・というわけではありません。

その理由は、浸透圧。
ミネラルや塩分が多く含まれる身体とそうでない水。
両者のミネラル・塩分濃度を均等にしようとして
身体のミネラル・塩分が水の方へ抜け、
水が身体へ浸透して皮膚がふやけます。

ところが、
赤ちゃんと羊水の成分はほとんど同じicon12
浸透圧の原理が働かず、
また、胎脂という脂が赤ちゃんの身体を覆い、
守っていることもあって
赤ちゃんの皮膚はふやけないというわけですね。

さて、そんな羊水に包まれていた
おかあさんのお腹の中と比べると
生まれた後はどうしても “乾燥” しやすくなります。

しっかり保湿をして、羊水や胎脂から卒業した
赤ちゃんの皮膚を守ってあげたいですねflower01
  


Posted by しんしろ助産所 at 16:42Comments(0)その他