2019年09月04日

手を口に持っていくのはお腹が空いているの?

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


まだ言葉で気持ちや状態を伝えられない赤ちゃんでは
そのしぐさのひとつひとつから察しようとしますね。

なかでも、赤ちゃんが手を口に持っていくようなしぐさは
「お腹が空いているの?」
「おっばいやミルクが足りない?」
と心配されることがよくあります。

確かに、お腹が空いているときや眠たいときに
指やこぶしをなめたり、吸ったりすることもありますが、
必ずしもそうとは限りません。


生後2ヶ月頃には、活発に動かすようになった手を
口元に持っていけるようになり、
それを無意識に吸ったり、なめたりします。
一度覚えると繰り返すようになることもあります。

生後3ヶ月頃になると、じーっと自分の手を見つめ、
口に入れるようになり、目で見て、口で確認して、
それが自分の手だと認識するようになります。

大人は目や手など、色々な感覚器を使って
物の感触を確かめますが
赤ちゃんは一番感覚の鋭い口を使って
確かめるのですね。

また、歯が生え始める頃には
むず痒さから手を口に持っていくことも
よくあります。

先日、哺乳量・体重測定にみえたママも
「お腹が空いているんじゃないの?」
という周りの声に不安もありましたが、
順調に体重も増え、たくさんおっぱいが
飲めていることを確認して安心されていました。

心配なときは、体重の増えや哺乳量を
測ってみるのもいいですね。

赤ちゃんにとって、手を持っていくのは
成長過程での遊びや学びのひとつ。
成長を見守ってあげたいですねflower01  


Posted by しんしろ助産所 at 16:38Comments(0)こそだて