2019年09月30日

うつぶせで寝る赤ちゃん

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


「最近寝返りができるようになって
 うつぶせのまま寝てしまうんだけど・・・」

赤ちゃんにとってうつぶせが
安心する姿勢かどうかはわかりませんが
うつぶせのまま寝てしまうことがあります。

ただ親にとっては
そのまま寝かせていいものか、
窒息してしまわないか、
また、SIDS(乳幼児突然死症候群)の
リスク要因としても知られており、
心配になってしまいますね。

厚生労働省では
「1歳になるまでは仰向けに寝かせること」
をSIDS発症を抑えるポイントのひとつにあげています。
睡眠中に寝返りをしてうつぶせになる時は
「赤ちゃんがあおむけからうつぶせ、
 うつぶせからあおむけのどちら側からでも
 自分で寝返るようになったら姿勢を戻す必要はない」
としています。


うつぶせ寝には、状況により
窒息のリスクがあることは確かです。

消費者庁発表の実際に起きた
「0歳児の就寝児の窒息事故」では
 ・顔がマットレスなどに埋まる
 ・掛け布団などの寝具が顔を覆う・首に巻きつく
 ・ベッドと壁の隙間に挟まれる
 ・ベッドから転落に起因する窒息
 ・家族の身体の一部で圧迫される
 ・ベッド上の衣類やクッションなどで顔を覆われる
といった状況があったことが報告されています。


そこで、窒息を防ぐために注意したいことです。

●敷布団やマットレスは硬めのものにする
●掛け布団は軽いものにする
●シーツはたるまないようにピンと張る
●ぬいぐるみやタオル、よだれかけなど
 顔にかかる危険のあるものは枕元に置かない
●枕を使わない
●添い寝をして保護者の身体の一部で
 子どもを圧迫してしまわないよう注意する
●ベッドや敷布団と壁など、隙間をなくす


寝返りができるようになることは
赤ちゃんにとって正常な発達過程です。
リスクを回避できるよう対策をしながら、
赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。
  


Posted by しんしろ助産所 at 16:08Comments(0)こそだて