2019年10月09日

出産の痛みを例えると・・・

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


男性にとって出産の痛みは
想像がつかないものかもしれません。

わからなくても仕方がないのですが
出産のたびに共に陣痛を乗り越えてきたと思っていた夫が、
ドキュメンタリー番組を見ながら
「ねえ、陣痛って痛いの?」と聞いてきたときは
「いったい何を見てたの~!」と怒りがこみ上げてきました。

よく「鼻の穴からスイカが出るような痛み」
と表現されますが、何となくピンとこないような…。

どう表現したら夫にも陣痛・出産の痛みを
想像してもらえるのかを調べてみました。


ある麻酔科医は分娩時の痛みを
「手指を切断したときと同等の痛み」
と表現したそうです。

痛みのレベルを表にするとこんな感じだとか。























出産を体験した人の意見としては
●ハンマーで腰を何度も殴られているような痛み
●腰を車にひかれているような痛み
●腰の骨を内側からむりやり折られるような痛み
●ビルの5階からおしりで着地して骨が砕けたような感じ 
●経験したことがないほどひどい下痢なのに、
 トイレが開いていなくて3時間以上我慢する感じ  など…。

確かに陣痛開始頃は、
渋り腹のような痛みから始まったような。


メキシコに居住する先住民族「ウイチョル族」には
陣痛中の妻の真上にあたる天井で
夫が股間部分にロープを結びつけて待機する
という伝統があるそうです。

妻が痛みを感じた時にそのロープを引っ張ることで
生命の誕生がもたらす痛みを
夫婦で分かち合うことができると考えているそう。

女性の自分でも、聞くだけで恐ろしいですが
男性には出産がどれだけ大変か
想像しやすいかもしれませんねicon10


ここまで読み進めると怖くなってしまいそうですが
痛みの先に最高の幸せが待っているのは出産ならでは。
そしてなぜか痛みはだんだん忘れてしまうものです。

旦那様方、奥さんは痛みを味わって欲しいわけではありません。
共感や労わりの言葉をお願いしますflower01

  


Posted by しんしろ助産所 at 15:43Comments(0)お産