2020年11月10日

予防接種 その2

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


金曜日に引き続き、予防接種のお話。

予防接種の是非について
意見の分かれることがありますが、
現在のスタンダードは
 「予防接種のある病気は
  定期・任意にかかわらず、
  実施することが望ましい」 とされています。

「自然に感染した方が免疫がつく」と信じて
わざと罹患した子と接触させようとする話を聞くことがあります。
でも、感染すれば合併症や後遺症のリスクも高まります。


例えば、「おたふく風邪」は自然感染した場合、
1~10%の人が重篤な合併症をおこし、
数百人~数千人に1人は難聴になる恐れがあります。

しかし、予防接種を受けた場合、
副反応によって合併症をおこすリスクは
自然感染の100分の1に減ります。

つまり自然感染の方が
合併症や後遺症をおこすリスクが
100倍以上も高くなるのです。


治療のために免疫が下がる薬を飲んでいる人や
体質的に予防接種を受けられない人もいます。

妊婦さんにとって、妊娠中の風しんは
胎児に大きな障害を引き起こす恐れがありますが
風しんワクチンは生ワクチンのため
妊娠中に打つことはできません。

予防接種は自分を病気から守るためだけでなく
まわりの人の命や健康を守ることにもなります。


今年の10月から
「ロタウイルスワクチンの定期接種化」
「ワクチンの接種間隔」
の2点が変更されました。

助産所の掲示板で詳しくお伝えしていますので
来所の際はぜひご覧くださいflower01

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:26Comments(0)健康