2015年02月17日

あきらめないで!

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


先日のブログで
「あかちゃんの風邪が原因で 乳腺炎になることも」
というお話をしました。

実はこれには続きがあります。
授乳中のママには
ぜひお伝えしておきたいことです。

それは 乳腺炎をおこすと、多かれ少なかれ
「一時的に母乳の分泌量は低下してしまう」 ということ。

 ・張らなくなってしまった・・・
 ・いつまでも吸いついて離さない・・・
 ・乳首をひっぱって怒る・・・
 ・搾ってもあまり出ない・・・

どれを見ても不安になってしまうかもしれませんicon10
でも、これらの症状はあくまでも 「一時的」 なもの。
あきらめずに吸わせていれば、必ずもとに戻ります。



先日も助産所に 
乳腺炎後に分泌が減ってしまったママがいらっしゃいました。
あかちゃんの体重も減ってしまい、
おっぱいの張りも今一つ・・・
1回哺乳量を測定しても あまり増えていません。

1日の必要量を計算し、哺乳の必要回数と
ミルクを足す場合の 最低限の補足の目安を
説明させてもらいました。

でも、一番大切なことは
「あきらめないこと」 と伝えました。

おっぱいは可逆性であり、
一旦分泌量が減っても 吸わせ続けていれば
もとのような分泌が期待できます。
もともとおっぱいで育てていた方はなおさらです。

ただ あきらめて、ミルクの量を一気に増やしてしまうと
分泌量は回復することなく 減少してしまうのです。




さて、分泌量の減ってしまったママですが
あきらめずにがんばってくれましたicon12

5日が経過した頃から
回復の兆しをみせていたおっぱいですが、
さらに5日が経過した頃、
夜間 急におっぱいが張るのを感じた途端
乳汁がしみだしていたそうです。

自信がもどれば 身体の回復は一気に進みます。
こうなればもう安心ですねflower01




実は私自身も 乳腺炎後の分泌量低下に
泣かされた経験があります。

哺乳瓶とミルクを嫌がり、
絶え間なく泣きじゃくる娘を抱きながら
1日中おっぱいを飲ませ続けました。

「どうしたらいいの?kao
困り果てていた頃、次第にじわじわと張りの戻る感覚が!!

そんな経験をもとに、
乳腺炎後のママたちに
「あきらめないで」 のエールを送り続けています。



一人で不安と戦うのはとても大変なこと。
ミルクに逃げてしまいたくなることもあります。
反対におっぱいにこだわりすぎても
あかちゃんの体重が減少してしまい、危険ですicon10
バランスをうまくとることが大切。

困った時は 近くの助産師に助けを求めてみてください。
きっと糸口が見つかりますよclover




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Posted by しんしろ助産所 at 12:17│Comments(0)おっぱい
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