2019年02月15日

「味見」を通した「食育」

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


「食育」という言葉が
日常的に使われ 浸透していますが、
具体的にはどのようなものを指すのでしょうか?

辞書を調べると
「食に関する教育。
食料の生産方法やバランスのよい摂取方法、
食品の選び方、食卓や食器などの食環境を整える方法、
さらに食に関する文化など、
広い視野から食について教育すること。」とあります。

食育を受ける対象者は主に成長期の子ども。
子どもの頃に身に付いた食習慣を
大人になってから変えることは困難です。
子どもの頃から健康的な食生活を身につけることは
将来の生活習慣病を予防することにつながります。


…とここまで読むと「難しい」と感じるかもしれませんが、
最近見かけた冊子にすごく身近な「食育」が載っていました。
それは「味見」。
冊子では「お味見当番」として紹介されていました。

「お味見当番」の取り組み方は以下の通り。
① 献立を子どもに紹介する。
  *わからない食材や言葉があれば教える。
② 一口大にした料理を味見してもらい、感想を聞く。
  *味だけでなく色・形・におい・食感・温度・音などを
   五感を使って感じてもらう。
   「おいしい?」ではなく、「どんな味?」と聞いてみる。
③ 味見した献立名や感想を家族に話してもらい、
  食卓を囲みながら 今日の献立について会話する。

誰が作ってくれたのか、どうやって作られたのか
どんな味がするのか…?
体験したり、考えたりすることで
食べ物への興味はぐんと湧きます。

今まで味見をしに台所に来る子どもに対し
「行儀がわるい」と思っていましたが
読んでみると目からウロコでした。

確かに子どもは 味見や試食が大好き。
これを食育に結びつけるのは
ナイスアイデアですねflower01


昨夜のわが家のメインディッシュは
「れんこんハンバーグ」。
娘にお味見当番の話をすると、さっそく質問が!
「このお肉はどこ産ですか?」「…国産です」
「れんこんは?」「…どこだっけ?」
「れんこんの旬はいつですか?」「…わかりません…」
まずは大人が勉強しないといけませんねicon10

お味見当番、ご家庭で始めてみては
いかがでしょうか?
  


Posted by しんしろ助産所 at 15:39Comments(0)こそだて