2024年10月16日
生理的黄疸
こんにちは しんしろ助産所です
先日、助産所に来られたママから
今回は新生児黄疸についてお伝えしたいと思います。
出産によりママの体外に出ると
このビリルビンが黄疸の正体です。
その結果、ビリルビンの数値が上昇するようになります。
生後2~3日からみられ、生後4~6日にピークとなり
出産後の入院中に毎日黄疸の検査を行うのは、

先日、助産所に来られたママから
「赤ちゃんの黄疸ってどうして起こるんですか?」
と質問がありました。
今回は新生児黄疸についてお伝えしたいと思います。
新生児黄疸の中で最も多いのは生理的黄疸です。
妊娠中、胎児は胎盤を通してママから酸素をもらっています。
その際、赤血球の数を多くして全身に酸素を送っています。
出産によりママの体外に出ると
今度は呼吸により酸素を取り込むようになります。
新生児の体の中の多くの赤血球は壊れ
壊れた赤血球が代謝される過程でビリルビンが作られます。
壊れた赤血球が代謝される過程でビリルビンが作られます。
このビリルビンが黄疸の正体です。
ビリルビンは尿や便に排泄され体外へ出ますが
新生児は、ビリルビンの消化機能が未熟なため
肝臓で代謝しきれずに、体の中にビリルビンが存在するようになります。
その結果、ビリルビンの数値が上昇するようになります。
生後2~3日からみられ、生後4~6日にピークとなり
1~2週間で消失します。
ビリルビンの数値が高い場合は
光線療法といって、治療専用の光をあびて
ビリルビンの排泄を促すことがあります。
出産後の入院中に毎日黄疸の検査を行うのは、
上記の経過をみるためです。
退院後、黄疸が長引くこともあります。
黄色味が強くなる、母乳やミルクの哺乳が弱くなる、
活気がない、便の色が白っぽいなどの症状がみられる場合には
小児科へ受診しましょう

Posted by しんしろ助産所 at 14:42│Comments(0)
│健康
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。