2015年01月23日
知っていたら・・・と後悔しないために
こんにちは しんしろ助産所です
風はまだ冷たいけど、快晴で気持ちの良い日になりましたね。
日差しもこころなしか暖かく感じられ、春も近そう
さて、生まれてくる赤ちゃんのために妊婦さんが気をつけることは多々ありますが、
知らなかったためにお腹の赤ちゃんに難聴や網膜炎、脳障害を引き起こしてしまう
恐れのあるサイトメガロウイルスやトキソプラズマ
この感染症は、妊婦健診でルーチンに検査を行う病院は少なく、妊婦さんが希望したり
胎児の発育が悪い場合などに調べているのが現状です。
それは、妊娠中の感染が分かっても、胎児の障害を防ぐ方法が見つかってないから・・・
サイトメガロウイルスはヘルペスウイルスの仲間で、健康な人が感染しても症状が軽く
日本では乳幼児期の感染が多いと言われています。
妊娠中に初めて母体が感染すると、胎盤を通じて胎児に感染してしまうのです
主な感染ルートは、兄弟となる上の子どもからの初感染。
保育園などで集団生活を送る子どもが何らかの機会にサイトメガロウイルスに感染し、
その子どもの世話(おむつ交換、食事の際のスプーンや食器の共用、舐めたおもちゃの
片付けなど)を介して、唾液や尿などの体液から感染します。
子育てでは普通の行為でも、こうした行為は避け、オムツを替えたり、よだれを拭いたり
した後は石けんと流水で手をよく洗うことが予防につながります。
トキソプラズマはマラリアと同じ寄生虫。目で見ることができないくらいの大きさ
加熱不十分な肉や土を介して感染します。
肉ではジビエや生ハム、レアステーキは避けたいもの
肉はよく火を通して食べましょう。
猫の糞が混じった土が感染源になりますが、猫は自由で家猫ばかりではないので
土いじりは必ず土が手につかないようゴム手袋をしたり、野菜も生で食べる場合はよく
洗浄するか温野菜に
お腹の赤ちゃんが健康に生まれるよう、気をつけることはできます。
神経質になるのは考えものですが、手洗いやお子さんとの触れ合い方を
今一度 見直してみましょうね