2016年04月19日

妊娠中のからだのかゆみ

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


「妊娠してから、何だか体がかゆくて仕方ない・・icon
一見妊娠とは関係がないように思われがちですが、
妊娠と体のかゆみには深い関係があります。

妊娠中のかゆみの原因はいくつかあります。
●ホルモンバランスの変化により、肌が乾燥しやすくなること。
 → 乾燥肌はちょっとした刺激にも過敏に反応し、
   かゆみが現れやすくなります。

●妊娠による肝機能の低下のため、
 皮膚にかゆみの原因物質がたまるため。

●代謝も活発になり汗をかきやすくなるため。
 
皮膚には目立った症状がなくても
ムズムズ、チクチクする感じがしたり、
汗や皮脂がつまり、湿疹ができることもあります。

かゆみは胸や腕・足など全身どこにでも起こりますが、
特に多いのがお腹!

お腹が大きくなり、皮膚が薄く引き伸ばされることで
妊娠線ができるとかゆみを伴うことが多く、
また、かゆみが妊娠線のできる前兆という場合もあります。

かゆみがあると掻いてしまいたくなりますが、
掻き壊してしまうと二次的な皮膚トラブルを起こしてしまいます。
だからといって我慢するのもつらいですね。

そこで、かゆみがあるときの対処法をご紹介します。
flowerまずは、保湿。
  乾燥はかゆみを悪化させます。保湿クリームなどで
  こまめに保湿してくださいね。妊娠線の予防にもなります。

flower肌触りのよい下着で、締め付けないように。
  吸湿性のよいもの、縫い目などで刺激のないものなどを
  選びましょう。

flower皮膚を清潔に。
  汗や皮脂は大敵。汗をかいたら着替えたり、
  シャワーを浴びるなど清潔を保ちましょう。

flowerたたく、冷やす。
  かゆい時は爪を立てず、手のひらでたたくようにしたり、
  濡れタオルなどで冷やすとかゆみを抑えることができます。


妊娠中のかゆみのほとんどは出産後には治まりますが、
症状が強い場合にはイライラしたり、睡眠や休息にも影響します。
そんな時は我慢せず、医療機関を受診しましょうicon


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Posted by しんしろ助産所 at 16:28│Comments(0)健康
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