2017年05月19日
赤ちゃんの食事を始める前に
こんにちは しんしろ助産所です
東京でジュースにはちみつを混ぜて飲ませていた赤ちゃんが
死亡したニュースを覚えている方は多いのではないでしょうか。
原因は、はちみつに混入していたボツリヌス菌による乳児ボツリヌス症。
“どうしてはちみつを飲ませたのかなぁ…” と思われた方も多いはず。
大人にとって、はちみつは優れた食材でも
身体の未熟な乳児(ボツリヌス菌は腸内細菌の働きで繁殖がおさえられる
)にとっては、危険な食べ物になることは知っておきたいですね。
ただ、はちみつだけがリスクの高い食品というわけではありません。
消化や吸収する能力が未発達な乳児期には他にも、離乳食の食材に
注意したいものです。
厚生労働省の“授乳・離乳の支援ガイド”には
・離乳食の開始時は、食物アレルギーを起こす恐れのある
食品は避ける。(小麦、そば、イカ、えびなど)
・卵は最初、固ゆでした卵黄だけを使い、進み具合で
全卵に移行する。
・魚は白身魚からから始め、赤身魚、青魚と移行する。
・塩や砂糖など調味料は使いすぎない
と書かれています。
離乳食はいろいろ気を使うことも多いと思いますが
お子さんの発達段階にあわせて進めていきましょう。
今月の助産所の掲示板のタイトルは“乳児ボツリヌス症”
赤ちゃんをお世話する人みんなに知っておいてもらいたい
乳児ボツリヌス症の説明や注意、Q&Aをまとめています。
お気軽にお立ち寄りください。

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