2017年06月09日

スキンケアは大切です!

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


食物アレルギーとアトピー性皮膚炎は
それぞれ別の病気ですが、
乳幼児は合併することがよくあります。

食物アレルギーを持つ0歳児の50%程度が
アトピー性皮膚炎の診断を受けているそうです。

湿疹や乾燥によってバリア機能が低下した
アトピー性皮膚炎の肌を通して
食物アレルギーが発症する、
と近年では考えられています。

つまりバリア機能が低下した皮膚では、
通常では通り抜けることのない大きな物質も
通り抜けてしまうため、
アレルギーを発症しやすいのだそう。

新生児期からスキンケアを丁寧に続けた場合、
乳幼児期の食物アレルギー発症が
およそ30%程度減少したという報告もあります。

時々、子どものアレルギーを予防するために
妊娠中・授乳中に卵や牛乳などを避ける人がいますが、
予防目的の自己判断による摂取制限は危険です。

それよりも食物アレルギーを予防するためには、
保湿などのスキンケアを継続し、
皮膚のバリア機能を保持することが大切なのですね。


また、アトピー性皮膚炎を発症した場合
ステロイド外用薬などが処方されることがあります。

でも、ステロイドの副作用を心配してか
「使用したくない」「良くなってきているので中止した」
とおっしゃるお母さんをよく見かけます。

実は処方された外用薬で
大きな副作用が出ることは ほとんどありません。

むしろ、自己判断で使用をやめてしまったり
指示された回数や量を守らずに 減量してしまうと
抑えられていた症状が悪化することがあり、
結果として症状が長引いてしまうことがあります。

ステロイドをやめるタイミングや
徐々に減らしていくタイミングは 自己判断せず
必ずかかりつけの医師の指示に従いましょうflower01


clover「子どもの救急」勉強会のお知らせclover

クリックすると画像が拡大します。

スキンケアは大切です!


同じカテゴリー(健康)の記事画像
健康医療に関するシンポジウムのおしらせ
プレコンセプションケア
サラダ油の種類
節電と熱中症の対策を!
手指消毒用アルコールの使用方法
体温計の種類と特徴
同じカテゴリー(健康)の記事
 子宮頸がんを予防する日 (2025-04-09 13:27)
 日増の目安 (2025-03-07 16:29)
 ブロッコリーの栄養価 (2025-02-14 15:40)
 ワールドキャンサーデー(世界対がんデー) (2025-02-04 15:26)
 女性と尿もれ (2025-01-15 10:42)
 体を温めるカイロの貼り方 (2024-12-10 16:13)

Posted by しんしろ助産所 at 13:40│Comments(0)健康
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。