2014年11月18日
助産所のスポット健診(嘱託医の健診)
こんにちは しんしろ助産所です
しんしろ助産所は、浜松市北区にある聖隷三方原病院にある院内助産所の
オープンシステムを利用してお産をします。
オープンシステムというのは、妊婦健診は地元で受けて、出産はマンパワーや
設備の整った病院で行うシステムをいいます。クリニックと病院が連携して行う
ケースは多くみられますが、助産所がオープンシステムを利用したお産をする
ことはまだ珍しいようです。
助産師には、医師と異なり、観血検査や治療が認められていません。薬も
だせません。そこで、異常の際には嘱託医の診察を受けることになっています。
しんしろ助産所の嘱託医は聖隷三方原病院の産科医師U先生。
妊娠中に先生の外来を受診するのは、6,7回
健診の度、助産所の助産師も病院で合流して一緒に診察にまわります。
この健診を通じて、助産師の矜持を問われているようでハッとしたり、先生の技に
魅了されることが度々あります。
エコー所見は当然ですが、さりげなくお腹の張りや、爪を切るなどの母親になっていく
整容などに触れ、内容は幅広く妊婦さんが安心されるのが分かります。
助産師は長くやってきましたが、骨盤位の外回転術を初めてみたのも先生の外来でした。
実際に“赤ちゃんが向きたい方向に回してあげるだけ”とおっしゃる先生の技は巧みで、
無理せず、エコーを使いながら、お母さんの力を上手くぬいて、
頭位に戻していく場面などに立ち会い、正常に出産できるように先生から守られている
ことを感じています。
健診では、U先生のユーモアたっぷりの話をきくのも楽しみです。
産科医不足から市民病院でお産ができなくなり、オープンシステムを利用したお産のできる
助産所として開設されたしんしろ助産所ですが、連携病院の聖隷三方原病院のU先生や
スタッフの皆さんとも、強い絆がうまれてきたように思います。
きょうのおきゃくさま
4ヶ月のNちゃん
最近寝返りができるようになったそうです。
座るのはまだ体が傾いていってしまい難しそう・・・
というママに応えて、“バンボ”をだしてみました。
とっても気持ちがいいのかな ご機嫌な笑顔で喜んでくれたね